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百代の過客

73回卒業式 そして、78回入学式

3月18日(木)、73期生の卒業式が無事に挙行することが出来ました。コロナ禍の状況のため、限られた人数の来賓や保護者の出席となったことは残念でしたが、一堂に会して式が出来たことは有り難く思っています。

卒業生はマスク姿にもかかわらず、粛々と式に臨む姿が大変立派でした。前日の予行とは見違えるような所作に、品女生の対応力の高さを感じました。私は、告辞で紀貫之の百人一首の歌「人はいさ 心も知らず 故郷は 花ぞを昔の 香に匂いける」を引用しました。この歌では、人の心は移り変わっても、故郷に咲く花の香りには変わりが無いということを歌い上げています。貫之は梅の花で詠みましたが、私は本校のシンボルである「白薔薇」に例えて話をしました。「心の故郷」である白薔薇はいつでも卒業生を応援していますので、たまには学校に来て、ポケット一杯に詰まった話を聞かせて欲しいと思います。また、素晴らしい答辞に、不覚にも私の涙腺が緩んでしまいました。良い卒業式が出来たことを多くの人達に感謝する次第です。

今回は卒業生の保護者主催の謝恩会が外部で出来なかったこともあり、校内で時間を短縮して「感謝の会」を実施しました。6年間を振り返ったビデオは、品女での生活を振り返るにはとても良い企画でした。

 

私は、最初の挨拶の締めに、卒業生と共に自撮りした一枚を載せておきます。

 

翌3月19日には、現1年生の入学式を11ヶ月遅れで行いました。卒業式同様、1年生・保護者・教職員が一堂に会しての入学式が実施できたことは、大変有り難く思っています。呼名に元気に「はい」と応えてくれた1年生には、まだ初々しさを感じました。初心を忘れず、この素直で元気な気持ちを持ち続けて欲しいと思います。私が告辞の中で冒頭を歌った(緊張しました)、マイク眞木さんの「バラが咲いた」の歌詞にあるように、緊急事態宣言が空け、1年生の声が聞こえると、学校の庭は明るくなりました。早く日常が取り戻せるようになりたいと実感した次第です。

式後の校庭で、1年生と保護者が入学式の看板を横に写真を撮る姿をみると、11ヶ月後ではありますが、式を実施したことの良さを改めて感じました。

 

2021.3.31 [百代の過客]