2024年度 白ばら祭 特設サイト

理事長 漆 紫穂子

 品川女子学院三大行事の一つ「白ばら祭」は、生徒たちが能動的に創る行事です。
 今年の文化祭のテーマは「千白万紅」。大勢の白薔薇たちが様々な色を出していく姿が目に浮かび、0から1を創る品女生の起業マインドを象徴するようです。また、創立99 年目の本校は、人で言ったら白寿の歳、紅白がそのめでたさも感じさせます。
 お客様にはこの文化祭を通して、本校生徒の「みんなで一つのものを創り出す力」を感じていただければ幸いです。品川ファミリーの皆さまの支えと、校外の皆様方のご協力で、この「社会と学校をつなぐ白ばら祭」が今年も実現しましたこと、心より感謝申し上げます。

中等部校長 神谷 岳

 「千紫万紅」を、白ばら祭の「白」とかけて一文字入れ替え、「千白万紅」という今年のテーマとした、という生徒会役員さんの説明を聞いて、イメージが頭に浮かびました。
 紫と紅だと、あでやかな色合いの濃厚な雰囲気が思い浮かびます。一方で、白と紅だと、コントラストがはっきりとして、より清新な印象になるように思います。
 私の品女生のイメージは、後者です。今あるものも大事にしながら、それぞれに常に新しいことに挑戦していく生徒の皆さんが、こういう言葉を選んでくれたことを誇らしく思っています。
 皆様、本日はご来場まことにありがとうございます。「千白万紅」に躍動する本校生徒たちの姿を、ぜひ様々なイベントの中でご覧ください。

高等部校長 権藤 英信

 私はときどき写真を撮りに庭園を訪れますが、中でも好きなのはイングリッシュガーデンです。この庭園は、その土地の自然美を大切にし、枝や植物や花を画一的に剪定することなく栽培する特徴があります。幾何学的なイタリア式やフランス式とは異なり、自然の風景の中で多くの植物や花が楽しめます。
 生徒がこの原稿の依頼に来て文化祭のテーマを知った時に、この庭園のことを思い出しました。白ばら祭では、各々違う特徴を持つ生徒やグループが、目標の達成に向けて工夫しながらそれぞれの表現を行なっています。同じような発表はありません。今年のテーマの元となった「千紫万紅」は、まさに本校生徒の特徴を表していると言えるでしょう。
 もしイングリッシュガーデンを好む方がいらっしゃったら、本日の文化祭をより一層楽しんでいただけると思います。

文化祭実行委員長

今年度の白ばら祭のテーマは「千白万紅」です。
元の四字熟語は千紫万紅で、色とりどりの花が咲く様子を表しています。
千紫の“紫”を白ばら祭の“白”とかけていて、多種多様な生徒が文化祭を通した活動の中で成果を出せるようにという意味を込めました。
本校の文化祭は、展示・体験・物販・発表など、さまざまな魅力的な企画のために、多くの生徒が主体的にたくさんの時間を費やし、努力することで成り立っています。
そして、1~ 5 年生の総勢218 人の文化祭実行委員が中心となって文化祭をささえています。
文化祭実行委員長をやるうえで大変なことやプレッシャーもありましたが各班の班長、実行委員、先生方に支えられながらここまで来ることができました。
皆さん本当にありがとうございました。
また、協力企業の皆様、保護者の皆様、その他の関係者の皆様、ありがとうございました。
文化祭実行委員長としてこの文化祭に関われたことをとても嬉しく思っています♥

生徒会長

本校の生徒は、一人ひとりが自ら行動し、素晴らしいものを作ろうとする姿がとてもキラキラしています。
そんな品女生が色とりどりに咲き乱れる「千白万紅」な姿を見られること間違いなしです!
生徒が企画するだけではなく、運営までも行なう白ばら祭では、あらゆる場面で生徒の努力が垣間見えることでしょう。

執行班

私たちは5年生10人、4年生14人の計24名で活動しており、例年より多い人数で文化祭全体の運営を担っています。
今年度でB棟とC棟だけで行う文化祭は3回目なのでより一層気を引き締めて班員全員でここまでやってきました。
大好きな文化祭を盛り上げようという熱い思いで、班員全員で協力しながら今日を迎えることができました。

校内管理班

私たちは、1 ~ 5年生の総勢66人で活動しています。
校内管理班って何やってるの??と思ったそこのあなた!B棟3階のインフォメーションセンターにぜひお越しください!
私たちが、皆様がスムーズに文化祭を楽しめるよう、校内案内でサポートさせていただきます。
校内地図や掲示貼りも担当していますので、掲示を見かけたら、私たちを連想していただけると嬉しいです。
本当に校内を管理しているんです(笑)校内管理班一同、皆様を文化祭にお迎えできることを心待ちにしてきました!私たち5年生にとっては最後の文化祭。
文実として、最高学年として、品女生として、最後まで全力で盛り上げます!

受付班

私たちは高等部21 人、中等部54 人の計75 人で活動しています。
当日はC棟玄関で受付の運営を担当しています。
また、入口に設置されているゲートや文化祭実行委員が着用しているポロシャツのデザインも作製しました!

起業体験班

私たちは4・5 年生のみの計15 名で、「起業体験プログラム」の活動をサポートしています。
主な仕事は6月の起業体験プレゼンの運営、当日の見回りや集計作業のサポート、文化祭終了後の株主総会、表彰式の運営などです。
今年度は15 団体が起業体験プログラムに参加しており、文化祭に向けて全力で活動を行ってきました。

特別企画ステージ班

私たち特別企画ステージ班は2 ~ 5 年生の計21 人で活動をおこなっています!
今年は例年とはちょっと違った形の企画もあり、班員一同全力で運営しています!

特別企画動画班

私たちは2 ~ 5 年生の総勢17 人で活動しています。動画班では、動画の企画から撮影、編集までを行ってきました。
品女についてより詳しく知っていただけるような動画になっていると思います!
私たちの作成した動画で白ばら祭がより楽しくなりますように。
動画はC棟2階とC棟4階にて放映しています。


※卒業生の皆様へ 校舎建て替えの都合上、卒業生と在校生は舞台発表観覧ができません。

企画展示

1年生 身の回りの「問題」を探す

1年生のテーマは「身の回りの『問題』を探す」です。5月に千葉県木更津市にあるクルックフィールズにてサステナビリティに関して各クラス「水の循環と生物多様性」「獣害と地域」「生産と消費」「フードロス」「再生可能エネルギー」「循環型農業と美味しい野菜」の6つのプログラムに分かれて学習しました。それを元に、それぞれ自分事としてどのように受け止め考えるかを話し合い、テーマを決めました。
デザイン思考の手法を使いながら、自分の身の回りにある問題点に着目し、そこから事実関係を調べ、取材などを通じて解決方法について模索し、実践できるよう取り組んできました。

2年生 社会と自分のつながりを考える

2年生のテーマは「社会と自分のつながりを考える」です。
道徳総合学習の中で、日本文化(ゆかたの着付け・茶道・いけばな)に触れ、和の心を身につけるとともに日本を知り、京都で日本社会・文化を学びます。
文化祭に向けて、各クラスで身近な「問題点」を見つけ、日本社会・文化にまで視野を広げながら解決策を考えてきました。デザイン思考とディベートの手法を使いながら、他者の考えを知り、より考えを深めた成果を発表します。

3~5年 起業体験プログラム起業体験プログラム

起業体験プログラムとは

起業体験プログラムは、3 ~ 5年生で実施されているプログラムで、3 年生は各クラス、4、5 年生は目的を共有する大小さまざまな規模の各団体を1つの株式会社と見なし、取締役(社長、マネージャー、会計長)や社員といった役割決め、株式の発行、起業体験プレゼンテーションで出資金を募るなど本物の株式会社さながらの運営をします。
また、昨年度より従来の現金による会計からキャッシュレス決済に変更になり、幅広い価格設定が可能になりました。クラスごとに取り組む3年生の企画と、クラスの垣根を越えて活動する4、5年生の企画の違いにもご注目ください。企業の規模や形態は異なりますが、それぞれが必ず「企業理念」を持ち、その理念を達成するために運営を行うという点は共通しています。商品への注目度が高くなりがちですが、商品決定までのプロセスや理念を達成するための探究結果がわかる展示にも力を入れています。
それが単なる模擬店とは異なる所で、日頃から培ってきた発想力やデザイン思考をもとに活動する品川女子学院ならではのプログラムです。

起業体験プレゼンテーションとは

毎年6月に行われる起業体験プレゼンテーションでは企業の代表者が企業理念や企画の提案などについて、サポート委員の方々にプレゼンし、出資金を得ます。
理念性、チャレンジ性、事業性、実行性の4項目で評価されプレゼンの順位が決定します。この結果が教室配置の決定や総合評価に含まれます。また、企業の文化祭に向けての行動の指針となるだけではなく、士気を高めることにも繋がります。

サポート委員・・・希望してくださった保護者やOGの方々などで構成されている。

チャレンジベースドラーニング(CBL)

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