28 project for grades 1-31〜3年生の28project
1年生
身の回りの「問題」を探す
1年生
身の回りの「問題」を探す
2014年からの5年間、文部科学省スーパーグローバルハイスクール指定校であった時に培ったさまざまなノウハウを1年生向けにアレンジしたプログラムで、品川女子学院における活動の基礎の習得をめざします。道徳・総合学習の時間には2012年から導入している「デザイン思考」の手法を用い、各自が身の回りに目を向けて見つけた問題に対して、「①観察・共感→②問題発見・定義→③問題解決→④試作→⑤検証」という流れを体験。文化祭では、 ICTも活用しながらアウトプットに挑戦します。
1st grade 28 project
SDGsを体感する
宿泊行事
木更津市「クルックフィールズ」にて、サステナビリティと自分の日常とを結びつけて考えます。仮説と検証の体験やグループワークの作法など、今後さまざまな取り組みをしていくうえでの導入となります。ここでの体験を身近な問題と結びつけて、文化祭の発表につなげていきます。
1st grade 28 project
デザイン思考とは何かを知る
道徳・総合学習
「①観察・共感→②問題発見・定義→③問題解決→④試作→⑤検証」の流れについて、まず対象を観察し理解する「共感」から入ることが大切であることを学びます。文化祭をはじめとするさまざまな行事・授業で、デザイン思考を活用して課題解決型学習に取り組んでいきます。
1st grade 28 project
文化祭における発表
各学年で総合学習の中間発表と位置づけています。学年テーマを「学校や地域など身近なところ(1年生)」→「日本社会や日本文化など(2年生):ルーツを知る視点も」→「未知の世界〜地理・学問・仕事〜(3・4・5年生)」として、視野を広げながら問題を発見し、解決に向けてアクションを探ります。
1st grade 28 project
継続的に活用
デザイン思考を用いて課題解決に取り組んでいけるように、文化祭だけでなく道徳授業や総合学習の時間など、さまざまな場面で意識的に活用していきます。これらの経験が、中3の起業体験や高1のCBLに取り組むうえでの土台となります。
2年生
社会と自分のつながりを考える
2年生
社会と自分のつながりを考える
「他者」の範囲を広げるためには、まず自分の源流に誇りを持ち、自らの立ち位置をしっかり固めておくことが大切です。2年生では「日本を知る」プログラムとして日本文化の学習をし、京都で行う宿泊行事では、企業と地域社会のかかわりを見つめます。そして3年生で実施する起業体験プログラムへとつなげていきます。
2nd grade 28 project
日本を知るプログラム
「一人で着られるようになる」を目標にしたゆかたの着付け、遠州流の茶道、草月流の華道を学び、日本の精神世界と美意識に触れます。能楽などの伝統芸能を学ぶ機会も設け、日本文化への理解と知識を深めていきます。
2nd grade 28 project
京都宿泊行事
神社仏閣を巡ることで「日本の伝統文化に触れる」だけが目的ではありません。最先端の技術を持っている先進的な企業と、伝統的な商品を販売し続けている歴史ある企業とが共存している京都で、企業訪問やフィールドワークを通じて身近に感じているビジネスの姿とビジネスの在り方とを比較します。さまざまなビジネスと向き合い、企業としてどのように地域社会と関わっているか、どのような形で社会貢献しているかを見つめます。
3年生
未知の世界に目を向ける
3年生
未知の世界に目を向ける
世界や社会との接点を多く持つことで、問題解決のため、どのように協働することができるかを考えます。社会に貢献しつつ、未知の世界を知ろうとする姿勢や好奇心を育むことで、知識と経験の幅を広げます。活動範囲を海外や企業などへ広げながら、問題意識・やりたいこと・解決したい課題などを見つめ、自分自身がどういう人間で、どうありたがっているのかを自覚する手がかりを得て、高等部へとつなげます。
3rd grade 28 project
起業体験プログラム
「起業体験プログラム」は、「28project」の一環として、中等部3年生と、高等部4年生・5年生の希望者が文化祭を通じて取り組む学習プログラムです。9月の白ばら祭に向けての準備は4月からはじまり、生徒による模擬店は「株式会社」として「起業」、クラスまたはグループで取り組みます。実際に社会で活躍する企業の役員・投資担当者・税理士・公認会計士などの方々の協力を得て行われ、一連のプロセスすべてが学習機会となっています。具体的には、まず実際の起業と同様の本格的な手順を踏み、校内で「株式会社」を設立。事業計画の提出、会社の登記にはじまり、資金獲得のためのプレゼンテーション、文化祭当日の販売を経て、最後は株主総会を開催して会社を解散します。生徒たちは、総合学習の時間やHR、夏休みなどを利用して熱心に活動しています。20代で起業する卒業生も増えてきました。
4月|事業計画の立案・企画書作成
5月|事業計画書作成
6月|出資を募るプレゼンテーション
7・8月|具体的な準備
9月|白ばら祭本番・株主総会開
3rd grade 28 project
海外修学旅行
3年次の3月、それまで視野を広げてきた中等部28projectの集大成として、また、英語学習の成果を実践する機会として全員参加の『ニュージーランド修学旅行』を実施しています。8日間コースと3週間コースがありますが、例年約9割の生徒が3週間コースを選択。ホームステイをしながら現地校に通い、こころと体いっぱいに「世界」を堪能して、世界のなかの日本・自分を再認識しています。
学びや成長につながる修学旅行にするために
学びや成長につながる修学旅行にするために
修学旅行に向けて、生徒が本格的に始動するのは2学期の文化祭後。総合学習の時間を用いてニュージーランドの文化やホームステイの心得を学んだり、グループごとに自主研修の計画を立てたり、交流校で行うプレゼンテーションの準備を英語の授業内で進めたり、英語に対する意識を高めたりしていきます。さまざまな準備を通し、自主研修や交流校、ホームステイ先で充実した日々を過ごせるようにします。
立候補で集まった修学旅行委員は、200名を超える学年全体の動きを考え、旅行会社との打ち合わせやしおり作成の役目も担います。同級生の意見を取り入れながら話し合いを重ね、英語だけでなく、さまざまな学びや成長につながる有意義な修学旅行にするべく尽力します。
■修学旅行の行程
到着初日 |
昼食後、クラスごとにオークランド市内観光 |
2日目 |
オークランド市内を小グループで自主研修 |
3日目 |
ホームステイ開始 |
5日目〜 |
ホームステイをしながら現地校に通学 |
21日目 |
オークランド国際空港より成田空港へ |
※ショートステイコースの生徒もホームステイをし、現地校通学をします。ロングステイコースの生徒は17日間のホームステイ後に帰国。
■現地校での1日のスケジュール
登校 |
ホームステイ先によってバス・徒歩・車等で登校 |
午前 |
午前中は品川女子学院の生徒だけで英語の授業 |
10:00 |
Morning Tea(10時のおやつ) 授業の合間にお菓子や軽食を食べられる時間 |
ランチ |
午前の授業が終わるとバディが迎えに来てくれ、バディの友人たちと食事 |
午後 |
バディの授業を一緒に受ける |
放課後 |
基本的にはホームステイ先にまっすぐ帰宅ですが、学校やファストフード店でおしゃべりしたり、街へ遊びに行ったりすることも |