GRADUATION MESSAGE卒業生メッセージ
品女でのチャレンジが、社会で活躍する土台となっています。
品女でのチャレンジが、社会で活躍する土台となっています。
1年生から5年生までの5年間、チェンバーオーケストラ部でともに練習に励んできた3人。引退前最後の演奏会は、今までにない自分たちらしさを表現した演出にしたいと話し合いを重ね、オープニングは本田さんが歌いながら舞台に登場。ミラーボールあり、着ぐるみありで、5年間の集大成にふさわしいステージになったといいます。「楽しい部活でしたね。ただ、さまざまな意見がぶつかり合うこともありました。そういうときはじっくり話し合って、お互いの立場や思いを尊重することを大切にしていました」と話すのは、当時部長だった立花さん。「私は今、国籍や言語の違う多様なお客様とコミュニケーションをする仕事に就いていますが、当時学んだ、誠心誠意お話しすれば必ず最後は理解し合える、という思いはそのときから変わらないですね」。そんな立花さんが、海外に関わる仕事に興味をもったのは、3年生のニュージーランド修学旅行がきっかけだったといいます。「修学旅行後に将来への道筋が拓け、大学の学部も国際系を選びました。品女はいろいろな経験を積む機会があるので、キャリア形成にもつなげられましたね」(立花)。「品女での経験といえば、私は起業体験プログラムで社長を務め、商品開発をしたことが役に立っています」と話すのは、公務員の心理士として、主に被虐待児や不登校児などへの支援を行いながら、児童相談所の新規立ち上げに携わっている竹内さん。「立ち上げにあたっては、まずどういう困りごとがあるのかと現状分析をし、どんなサービスを誰に提供するのかいうニーズを把握。人材配置についても一から考えていきました。今スムーズに手順を整えられるのも、起業体験で会社を設立する理念から販売までの流れを経験したことが土台にあるからだと思います」(竹内)。「私が身につけたのは、自信かな。中学生の頃は勉強が苦手で、何事にも自信がなくて。でも、合唱祭の指揮者を3年間務めたことで、プレッシャーに負けない度胸や自信が身につきました。就職して2年目で新規事業の立ち上げを任されたときも、私ならできる! と根拠のない自信で乗り切りました(笑)」(本田)。さらに本田さんは4年生のとき、成績上位だった竹内さんと一緒に行事や部活をがんばるうちに、「勉強もやればできるかも」と一念発起。竹内さんに、勉強法や時間の使い方を教えてもらい実践すると、成績が急上昇したといいます。「仲間から良い影響を受け、応援してもらい、成長できることも多い環境でした。今、私は仕事をしながら声楽家の活動も続けているのですが、リサイタルを開くと、品女の仲間が必ず応援にかけつけてくれるんです」(本田)。常に応援し合える仲間の存在が、何事もポジティブにがんばろうと思える原動力になっているようです。
2015年卒業|全日本空輸株式会社
profile:法政大学社会学部社会政策科学科卒業。全日本空輸株式会社に勤務。客室乗務員として国内線・国際線の乗務を担当している。在校時はチェンバーオーケストラ部で部長を務めた(チェロ)。合唱祭実行委員。
2015年卒業|公務員(心理士)
profile:大阪大学外国語学部卒業後、民間企業に勤務したのち追手門学院大学大学院に進学。修了後は地方自治体で心理士として活動しながら、児童相談所の立ち上げにも携わっている。在校時はチェンバーオーケストラ部(バイオリン)に在籍。起業体験プログラムの社長。
2015年卒業|レバレジーズ株式会社
profile:慶應義塾大学文学部卒業。人材系ベンチャー企業のレバレジーズに勤務。入社後2年目で新規サービス立ち上げに従事。現在はマネージャーとしてキャリアを積みながら、忙しい合間を縫って声楽家の活動も続ける。在校時はチェンバーオーケストラ部(チェロ)在籍。
周囲の友達の影響で勉強に目覚め
先生の親身な指導で第一志望に現役合格。
周囲の友達の影響で勉強に目覚め
先生の親身な指導で第一志望に現役合格。
千葉大学|工学部|2021年卒業
周囲の友人たちの影響で、中等部3年生のときから勉強に本腰を入れ始めました。授業をベースに定期テストをがんばり、学校の夏期・冬期講習で苦手科目を克服。勉強の質問も進路相談も先生方が丁寧に対応してくださったおかげで、塾に行かずに受験期を乗り越えることができました。総合学習の授業で企業の新商品の開発に携わり、デザイン思考を養ったことも私の財産。大学卒業後は、環境や人について幅広く学んだ知識も生かして、モノやサービスを開発する仕事に就きたいと考えています。
私が品女で積極的な人に変身できたように
誰かの可能性を引き出せる人になりたい。
私が品女で積極的な人に変身できたように
誰かの可能性を引き出せる人になりたい。
早稲田大学|教育学部|2022年卒業
もともと消極的な性格で、授業中に手を挙げることもできなかった私。でも何かと先生が応援してくれ、行事の実行委員に挑戦するうちに自信がついて、「積極的な私」に変身したんです。まさに教育の力で可能性が引き出されたと気づき、教員という仕事、教育学という学問に興味をもつようになりました。大学では工学を用いてシステム的に教育を研究する「教育工学」を探究中。将来は教職も視野に、人のキラリと光る才能を見つけて、開花させられるような仕事に就きたいと思っています。
品女で身につけた“自分で動く力”は
人生の軸となり、大学でも役立っています。
品女で身につけた“自分で動く力”は
人生の軸となり、大学でも役立っています。
聖マリアンナ医科大学|医学部|2023年卒業
医師になりたいと思ったのは中等部3年生のとき。当時は医学部に合格できるような成績ではなかったのですが、「挑戦しよう」と担任の先生が背中を押してくれました。今、大学では体験実習でさまざまな施設を訪問しています。心がけているのは、実習先の方々に自分から積極的にコミュニケーションを取ることと、どんなことでも吸収しようという気持ちで取り組むこと。この積極性や自分で動く姿勢は、品女の起業体験などを通じて身につけた人生の軸。今後も大切にしていきたいですね。