GRADUATION MESSAGE卒業生メッセージ

品女で良かったと、心から思える、最高で最強の仲間たち。

吹奏楽部の部長を務めていた出口さん。古矢さんは副部長、三野さんはパートリーダーでした。体育祭や文化祭などの学校行事やパレード・成人式など演奏する機会は多く、コンクールでは中高ともに金賞を受賞。定期演奏会では部員自ら3部構成の企画・演出を行いました。「部活動に全振りしていた中高時代でした。常に本番前という緊張感のなかで、ものすごい練習量をこなしていた毎日。必死にがんばった部活を通して忍耐力がついたのかなと思います」と話す古矢さん。「誰よりも練習も勉強もがんばらないといけないという部長のプライドみたいなものがありました。自分で自分を追い込んでいたんですね。そのときに『もっとみんなを信頼して頼りなよ』と同期に怒られたことが強烈な印象として心に残っています」という出口さんは、当時の経験が今も仕事を進めるうえで役立っていると実感しているそうです。「本当に忙しかったけれど、みんなが力を発揮してがんばった経験は財産です。自分たちの好きなようにやらせてもらえた環境も特別で、やってみれば何とかなるという自信になりました」と話す三野さんは、がんばればできると思えたことが転機になりました。「大学では社会福祉士の国家資格も取得しましたが、理系に進みたかったという後悔も残り…。品女を卒業するときに『いつでも方向転換していいし、遅いタイミングなんてない』と励ましてくれた先生の言葉に背中を押されてIT企業をめざしました。現在は省庁のシステム開発に携わり、人々の生活に役立つものを送り出したいと考えています」(三野)。「4年生のときに大学出張授業を受けて生命系に興味を持ち、大学ではがんのメカニズムを研究。そして食から健康になってもらいたいという考えに至り、食品メーカーで商品開発に取り組んでいます。これからも品女で培った粘り強さで、食と健康ということにこだわっていきたいと思います」(古矢)。「高校生のときにオープンキャンパスで環境問題を化学の力を使って改善するという展示を見て感銘を受け、大学では放射性物質を吸着するゼオライトを研究。環境問題を解決する材料開発をしている企業に入り、環境に良い新素材を世に出すための実験を担当しています。環境問題に貢献するという高校時代から抱いていた思いが今の仕事につながっていると思うと感慨深いですね」(出口)。品女で過ごした濃密な6年間は3人の土台となり、それぞれがめざす未来へ向けて着実に歩み続けています。

2013年卒業|キユーピー株式会社[研究職]
profile:東京理科大学基礎工学部生物工学科卒業後、同大学大学院に進学し、基礎工学研究科生物工学を専攻。卒業後、食品メーカーに勤務し、新商品開発などに携わる。在校時は吹奏楽部でホルンを担当。
2013年卒業|AGC株式会社[研究職]
profile:東京大学工学部化学システム工学科卒業後、同大学大学院へ進学し、工学系研究科化学システム工学を専攻。卒業後、素材メーカーに勤務し、研究職として新素材開発に携わる。在校時は吹奏楽部でユーフォニアムを担当。
2013年卒業|株式会社NTTデータ[総合職]
profile:上智大学総合人間科学部社会福祉学科卒業後、IT企業に勤務し、システムエンジニアとして公共機関のシステム開発に携わる。在校時は吹奏楽部でアルトサックスを担当。


新しいことを始めるハードルが低いから
たくさんのことを経験できました。

北海道大学|総合理系|2021年卒業

1年生のときに「6割ゴー」の精神で文化祭実行委員に立候補し、翌年からは特別企画班で芝ステージの企画・運営を担当。体育祭実行委員も経験しました。バドミントン部と兼部していたインターアクト部では宮城県女川町で合宿を行い、東日本大震災の記憶を風化させないという意識が高まりました。新しいことにチャレンジするハードルが低いのが品女の魅力だと感じます。大学では馬術部に所属し、勉強にも力を入れて将来の目標を見つけたいと思っています。


目標に向けて努力することは
大きな力になると実感しています。

昭和大学|医学部医学科|2020年卒業

合唱祭で毎年指揮者を務めるなかで、相手に嫌な思いをさせずに士気を高める方法について考えていました。今も意識していますが、大事なのは言い方だと気づきました。大好きなダンス部の活動も合唱祭も、目標に向けてみんなで努力したら結果は後からついてきました。医学部をめざして受験勉強に本腰を入れてからは、先生方に相談に乗っていただいて乗り越えることができました。将来は医師をしながら、教育関係の仕事にも携わりたいと考えています。


かけがえのない友だちと出会い
挑戦する姿勢を学んだ充実の6年間!

早稲田大学|政治経済学部 国際政治経済学科|2019年卒業

一番の思い出はバスケットボール部の仲間たちとハードな練習を乗り越えて、みんなで出場した引退試合。何でも相談できる部活の友だちはこれからも大切にしたいかけがえのない存在です。文化祭実行委員や体育祭実行委員も経験し、部活も勉強もマルチにがんばった充実の6年間でした。海外修学旅行で視野が広がり、国際政治を学ぼうと決意。コロナ禍の今は、地方自治のゼミで生活保護についての研究を行っています。これからも常に問題意識を持って、柔軟な視点で研究に打ち込んでいきたいと考えています。

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