28 project for grades 4-64〜6年生の28project
4年生
挑戦・行動し、成果を出す
4年生
挑戦・行動し、成果を出す
中等部3年生に続き、完全中高一貫校のメリットが活かされるのが4年生(高等部1年生)です。課題解決型の学習「チャレンジ・ベースド・ラーニング(CBL)」に全員が取り組み、身近な社会問題に目を向け、解決に向けた第一歩を踏みだします。 また、希望者が3カ月〜1年間の海外留学に参加するのも、主にこの学年です。どちらも中等部3年間で培った人間関係があるからこそ。
3年生で全員が参加した起業体験プログラムは、クラスの枠を超えてメンバーを募り、有志グループとして参加します。これらの取り組みの体験を組み合わせて、学校外のコンテストに参加する生徒も多くなってきました。
4th grade 28 project
CBL(Challenge Based Learning)
CBL(Challenge Based Learning)とは、「身近な問題を見つけ、その問題について調査・分析し、解決策を考え実行する」課題解決型の学習。高等部の「家庭基礎」の授業内で実施しています。CBLでは、調査・解決策の構築とともに、“自分たち自身で行動してみる”ことを重視しており、生徒たちはこの活動を通して、さまざまな事柄にChallengeしていきます。
CBLの流れ
CBLの流れ
授業では、クラスごとに4名程度のグループになり、課題を設定し、それぞれ調査・議論を重ねて解決策をまとめ、行動を起こします。その後、各クラスでの発表会を経て、最終的には学年代表を決定。代表班は交流校にてプレゼンテーションを行います。
STEP 01 |
見つけた問題について深く調べる |
STEP 02 |
原因の仮説を立てて検証し、課題を設定する |
STEP 03 |
解決法を策定し、実行する |
STEP 04 |
解決策の効果を検証する |
生徒を支えるメンター制度
生徒を支えるメンター制度
生徒の議論のサポート役として、学年・教科を問わず、およそ30名の教員がメンターとして各グループの担当となり、授業内外でアドバイスを行います。テーマの深め方・作業の進捗状況の確認・解決策の提案やアクションのための下準備に必要なことなど、生徒自身に考えさせつつ、必要なタイミングで声をかけられるようにしています。
経験者としての卒業生による協力
経験者としての卒業生による協力
学生生活の合間を縫って、本校卒業生が授業に参加。自らの経験をもとに、後輩たちへ有益なアドバイスをしてくれています。実際に起業した卒業生から講義のような形で話をしてもらうこともあり、将来を考えるうえでも、とてもよい刺激になっているようです。
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海外留学プログラム|希望者
英語圏の国へ3カ月〜1年の留学
英語圏の国へ3カ月〜1年の留学
4年生の希望者対象に行われる『海外留学プログラム』は、オーストラリア、ニュージーランド、アメリカ、イギリス、カナダの姉妹校・提携校への3カ月~1年間の留学プログラム。事前学習を充実させた生徒たちは、英語力はもちろんさまざまな成長をして帰国します。また留学中の単位がそのまま認定されるので、帰国後は同級生と一緒に進級することが可能です。
■留学前後の流れ
3カ月前 |
留学説明会(生徒・保護者参加) |
留学申込(留学意志確認書提出) |
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英語留学選抜試験 |
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2カ月前 |
留学者選抜(英語留学選抜試験の結果を含めて総合的に判断します) |
オリエンテーション[3回](生徒・保護者参加) |
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留学 |
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帰国後 |
レポート提出・留学成果発表会 |
留学後(インターナショナルデー)
留学後(インターナショナルデー)
留学後には留学レポートを英語・日本語の両方で提出します。また、成果発表の場として、SJ International DayやSJ Cultural Exchange Dayでは、高校留学で自分たちが学んだことをまとめ、自分の言葉で後輩や保護者に伝えます。留学の最中に実際に経験した失敗談をワークショップにしたり、留学前に知っておきたかった「活きた英語」に関する参加型の企画を実施する生徒もおり、自らの経験を振り返るだけでなく、その経験をこれから留学を検討する後輩たちに伝える機会となっています。参加者からは、「資料などで読むのではなく、生の声を聞くことができ説得力があってよかった」「先輩方の下級生に伝えたい体験談が分かりやすく伝わりました」などの声があります。
■姉妹校一覧
イギリス |
The Royal Masonic School |
オーストラリア |
Ipswich Girls' Grammar School |
ニュージーランド |
St. Dominic's College |
■留学した生徒
2023年度出発 |
28名 |
2022年度出発 |
67名 |
2021年度出発 |
1名 |
2020年度出発 |
0名 |
2019年度出発 |
33名 |
2018年度出発 |
28名 |
※学外プログラムの利用をする生徒もいます。(昨年度6名)
※2020年〜2022年は渡航制限等の影響
4th grade 28 project
海外留学生受け入れプログラム
留学生と在校生の交流
留学生と在校生の交流
国内にいながら世界中の同世代と交流する機会をつくるため、『海外留学生受け入れプログラム』を実施しています。交流の中心は4年生ですが、さまざまな機会を通じて他学年とも交流。留学生は、クラブ活動や文化祭・オープンキャンパス、中等部の道徳・総合学習にも参加して、ゆかたの着付けや茶道・華道といった“日本文化”にも触れています。一緒に活動するなかで、在校生と留学生は、和気あいあいと充実した時間を過ごしています。
グローバル教育への取り組み
本校は2014年から5年間、文部科学省指定のスーパーグローバルハイスクールでした。指定期間満了後も、グローバル教育部の教員と英語科を中心に、国際理解と英語を活用する機会を充実させています。 3カ月~1年の海外留学、国内外での研修プログラム、校内イベントの開催、教科横断型の学習、海外留学生や姉妹校・関連団体の受け入れ、海外大学への進学支援など。品川女子学院では授業で培った英語力を活用し、グローバルな視点を身につけるためのさまざまな機会があります。
5年生
興味・関心を極め、進路につなげる
5年生
興味・関心を極め、進路につなげる
3年生でクラスごとに参加する起業体験、4年生では小グループで身近な社会問題の解決策を探るCBLという経験を経て、5年生では個人で興味のあることに関するレポートをまとめる個人研究に取り組みます。また、卒業後の進学に向けて学部や学科を少しずつ絞っていきます。
5th grade 28 project
個人探究
各自が関心を持っている出来事や、ものに対する調査を行い、考察してレポートにまとめます。その後、クラス内で発表会を実施し、優秀者がクラス代表となって学年での発表会に参加します。
5th grade 28 project
大学出張授業|4・5年生
大学の先生方に、校内で専門的な講義をしていただき、生徒は各自の興味がある授業に参加します。質疑応答などもあり、大学での学びに対する理解を深め、モチベーションを高めることができます。
6年生
将来の構想を持ち、次の一歩を踏み出す
6年生
将来の構想を持ち、次の一歩を踏み出す
高校卒業後の進学についても、28projectに含まれます。これまでに経験したことや、視野を広げて取り組んだことに基づいて生徒一人ひとりが考えた進路の実現に向けて、大学受験に関する具体的な情報提供を行います。
6th grade 28 project
進路ガイダンス
日常の学習や長期休暇中の学習計画についてのアドバイス、大学入試の仕組み、推薦入試、共通テスト、出願の方法や注意事項など、大学受験にむけた話を行います。
6th grade 28 project
大学入試説明会
さまざまな大学の入試担当の先生に来校いただき、各大学の説明や個別での相談を行っていただきます。
6th grade 28 project
外部のコンテスト
3〜5年時の「起業体験プログラム」や「CBL」で培った経験を活かして、課題解決の取り組みを継続する生徒たちは外部のコンテストにも応募し、大勢の人の前で発表し、評価を受けます。生徒の自主的な取り組みではありますが、教員がサポートしています。本校がめざす「起業マインドを持った女性リーダー」の育成に向け、利潤だけでなく、よりよい未来を創造するために必要な“理念”を大切にする姿勢を重視しています。
成果
成果
チェンジメーカーアワーズ全国大会
チーム部門 銀賞[2022]
グローバルリンク賞[2018]
サスティナビリティアワード[2022]
最優秀賞
日本地理学会高校生ポスターセッション[2016~2023]
会長賞[2021]/理事長賞[2016・2021]
マイプロジェクトアワード全国大会[2020]
Global Link シンガポール[2023]