PRODUCED BY 品川女子学院
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全校再会(再開)

6月22日(月)から全校生徒の登校が開始となりました。学校が再開され、1年生から6年生までがそろって再会しました。 当日はあいにくの雨の朝となりましたが、1年生から6年生までの全校生徒の登校が開始されました。朝から学年主任の先生方を中心に玄関前に立ち、生徒たちを迎えました。 学校としても生徒を迎えるにあたり、清掃や消毒についての体制も整えました。業者による清掃回数を増やし、共用部分や机などの消毒も毎日最低1回は教員が行います。手洗いやトイレでの密を防ぐためにも、受験を控える6年生以外は45分授業とし、15分の休憩時間をとることにしています。 また、期末試験も迫っています。到達度テストで振るわなかった生徒への補習も既に開始しています。本校では、リモート授業を行っており、進度が遅れている生徒には補習などで対応しつつ、夏期休業期間中の講習も確保して、受験や発展学習への対応を進めていく方向です。 同時に、制限付きではありますが、待ちに待ったクラブ活動も始まりました。新校舎を使っての活動ができて良かったと思っています。それに伴い、1年生のクラブ活動見学も始まりました。1週間と短い期間ですが、自分を輝かすことができるクラブ活動を見つけてほしいと思います。今年度の学校行事については、コロナ禍の収束状況を見極めて、次の方向性を示していきたいと考えています。 新しいC棟の校舎もすべての高等部生徒を初めて迎え、活気が感じられる日となりました。今後も、状況を的確に判断しながら、学校生活を日常に戻していきたいと思います。但し、継続して感染症対策の意識付けと実践を進めることも行っていきます。みんなで、新しい生活様式を身につけていきましょう。       C棟ダンススタジオでの練習開始

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オンラインでの起業プレゼンテーション

6月10日(水)、14時30分~16時まで、初めてオンラインでの起業プレゼンテーションが行われました。 9月末に行われる文化祭の実施形態は、この先が不透明なため、何ともいえない状況です。そのような中で、各クラスがいつもと変わらず理念を共有し、アイディアを出し合って出された企画は社会課題を解決したいとの意識が見てとれました。難しいかと思われた企業との連携もしっかり行っており、考えた商品についての説明のプレゼンテーションは、とても興味深いものでした。   オンラインでのプレゼンテーションには、キーノートの機能を駆使しての見せ方や聴衆がいない中での話し方など、普段とは違う大変な点があったと思います。そのような中で、文化祭の開催形態が違った場合のことも念頭に置いて説明するなど、リスクマネージメントが働いている説明にも驚かされました。 また、サポート委員の方からは、オンラインにもかかわらず適切なご意見を数多く頂戴したことに、大変感謝しています。 世の中の状況が早く改善され、起業体験の取組がなるべく良い形でできることを心から願ってやみません。

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学校に通える日

緊急事態宣言が解除され、本校でも学校の一部再開に踏み切りました。   まずは1年生。待ちに待った登校が他の学年より少しでも早くできるように、5月30日(土)を最初の登校日としました。一クラスごとの登校とはなりましたが、5月中なのでキャメルの制服を着て登校する初々しい姿が見られました。私も全クラスで挨拶をさせて貰いました。延期している入学式ができることを約束し、クラスごとに自撮りまでしてしまいました。いつか、マスク姿ではない形でクラス写真が撮れる日が来ることを祈っています。6月1日(月)からは、到達度テストを全学年が分散登校の形態で実施しました。在校生がリモート授業で行った学習が、どの程度到達しているかを測るためのものです。自分自身でも学習の進みや遅れを認識することができ、次の学習につながると考えます。 そして、6月第2週からは1年生と6年生が分散登校する形態での授業を開始しました。1年生が玄関で「おはようございます!」と嬉しそうな声で挨拶をしてくれるのは、少しでも授業が再開できて良かったと思っています。 6年生とは、5年生の時に終わっていなかった約30名の生徒と面談をしました。「STAY HOME」について聞くと、メリットの感想もありましたが、多くは友達と会えて、モチベーションが高まったと話してくれました。コロナ禍の上に、初めての新共通テストの形態での大学受験に立ち向かわなければならないことは大変だと思いますが、自分をしっかり持って頑張って欲しいです。私も新共通テスト対策の夏期講習を実施し、少しでも6年生の力になればと考えています。 早く全学年が登校できる日が来ることを心から望んでいます。

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逢える日を祈って

数日前、知人から一枚のイラストが携帯に送られてきました。現在のコロナウィルス感染拡大の状況をとらえた、イラストレーターであるタナカサダユキさんの言葉が添えられたイラストです。 タナカ様には、Facebookを通してこのイラストの掲載を依頼したところ、快く許可していただきました。このイラストは、まさに本校に関わる人たちの気持ちを表していると思っています。     「コ」は、心待ちにして初めての制服登校を夢みる新入生。 「ロ」は、6年生から2年生までの新入生に早く逢いたい在校生。 そして、「ナ」は、名前を読んだら「はい」と答える生徒の姿を眼に浮かべる先生達。   学校が再開された際には、「コ」と「ロ」と「ナ」の三者が「君」という字になって、互いに微笑み合うことを信じています。   イラストの上下には、可愛らしい「アマビエ」も見えます。「アマビエ」は、江戸末期から伝わる、海中から出てきて疫病を予言するという妖怪です。また、「アマビエ」には疫病退散のご利益もあるとのことから、現在ではコロナウィルス感染拡大を防ぐため、多くの人によってこのイラストが描かれるようになりました。   新入生の皆さん、在校生の皆さん。 緊急事態宣言の延長で、学校としても再開時期を再延長することにしましたが、もう少しで逢えると信じ、このイラストを思って、STAY HOMEをしながらリモート授業に取り組んでください。 頑張りましょう!!

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上級生からの想い

先日、部長会の皆さんが新入生に向けた動画メッセージを作成し、 その編集にIFC(インフォメーション&フレンドシップクラブ)が当たってくれました。 【動画】家で過ごそう(品川女子学院 部長会) 学校を通して、この動画は1年生に届けられました。 学校に集まれない生徒の皆さんはもとより、新入生にとって待ちきれない毎日が続いていると思います。 しかし、この動画を見た1年生にとっては、心が和んだ瞬間だと思います。 私もこの動画を初めて見た時、品女生の心の温かさに触れた気がしました。 そんな気持ちにさせる動画を皆さんとも共有したいと思います。 部長会とIFCの皆さん、ありがとうございました。

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感染症の歴史に学ぶ

生徒の皆さん、STAY HOME週間が続いていますが、元気に過ごしているでしょうか。登校できる日に備えて、生活のリズムを崩さないことが重要です。朝は早く起き、就寝も遅くならないことを是非とも心がけて下さい。 さて、私の専門である歴史と伝染病についての話を載せます。今回のコロナウィルスの感染症と同様に、世界や日本の歴史の中では、人類が様々な感染症を克服してきた記録が残されています。 黒死病と呼ばれたペストは、初めは14世紀から15世紀にかけて流行し、当時の世界人口の22%が亡くなったと言われています。このペストの流行について、アルジェリアを舞台にして描いた小説が、現在多くの人が読み返しているカミュの『ペスト』です。       カミュ『ペスト』 その後もペストは世界各地で流行しますが、これを鎮静化させたのが、19世紀末日本の北里柴三郎(北里柴三郎が設立した研究所が現在の北里大学の母体)によるペスト菌の発見です。同時期に、北里の弟子である志賀潔が大腸の感染症である赤痢菌を発見しています。このように、日本人の研究の成果が世界に役立ったからこそ、日本史の教科書にも彼らの功績が記載されているのです。 しかし、黄熱病という感染症の撲滅に取り組んだ野口英世は、自分自身が黄熱病を患い、アフリカで亡くなってしまいます。現在、コロナ治療に取り組んでいる医療従事者の人達の大変さを、私達も改めて心に刻まなくてはいけません。 また、日本では幕末から明治初期にかけてコレラという感染症が流行します。それまでの日本では、寺社に祈るなどの行為が中心で、医学的な感染症対策は行われておらず、コレラを「虎列刺」と書き、中には妖怪とする絵まで広まりました。   虎列刺の妖怪を描いた錦絵 しかし、長崎にいたオランダの医師のポンぺや、適塾という蘭学塾を開いた緒方洪庵らの治療法が認知され、コレラの流行は日本の公衆衛生の考え方を変えるきっかけになります。この時期に出されたコレラの予防書には、「井戸水(生水)をむやみに飲まない」「換気によって部屋を乾燥させる」「生ものや傷んだものを食べない」といった現代では当たり前の対策が記されています。 その上、石炭酸(フェノール)による消毒やトイレや下水の清掃などを行い、「『虎列刺』患者の家族で看護に当たる者以外は、他に避難させ、みだりに往来することを許さない。」と、今のコロナ対策に通じることが書かれています。    「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」  これは、大久保利通や伊藤博文を中心とする明治新政府が模範とした、初代ドイツ帝国の宰相ビスマルクの言葉です。この言葉から「賢者は経験に学ばないのか」と思われがちです。しかし、ここでの「歴史」は他人の経験や学術的な知識に学ぶことで、書籍や他人に頼らない単なる「経験」は迅速かつ的確に対応できないことを意味しています。 ジブリ映画『コクリコ坂から』に登場し、横浜国立大学に進学した風間俊もこう言っています。 「新しいものばかりに飛びついて歴史を省みない君達に未来などあるか。」 私達も歴史に学ぶ賢者となり、このコロナウィルスからの禍に打ち勝ちましょう!

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Hello Song ~新入生に向けて~

新入生の皆さんへ。 まだ、会うことができない日が続いていますが、体調を崩したりしてはいませんか。 現在、先輩たちはIpadを使ってのオンライン授業を受けています。 皆さんにも、中学生としての学力を保障することが学校として重要と考えていますので、1学年の先生達から指示に耳を傾けてください。 宜しくお願いします。 今、SNSなどで星野源さんの『家で踊ろう』という歌が脚光を浴びています。 たまに、好きな音楽に耳を傾けて、リフレッシュすることも大事です。 その際、気を付けて欲しいことがあります。 携帯電話やSNSは魔法の道具です。 そこで、皆さんには上手な魔法使いになって欲しいです。 そのためには、相手を気遣う気持ちを持って、これらの魔法を使いこなすことが必要です。 皆さんならば、このことを心がけて、使ってくれると信じています。 最後に、私が今、皆さんに対して思っていることをある曲で表現します。 その曲とは、星野源さんが一昨年にリリースした『Hello Song』です。 歌詞をここに載せますので、YouTubeなどで検索して聴いてみてください。 どこの誰か知らないが 出会う前の君に捧ぐ この世未来切り開く 何でもない君に 僕たちは骸(むくろ)を越えてきた 少しでも先へ時空(じくう)をすべて繋いだ いつかあなたに いつかあなたに 出会う未来 Hello Hello いつかあの日を いつかあの日を 超える未来 Hello Hello 笑顔で会いましょう STAY HOMEは大変ですが、学校が皆さんを支えますので、頑張りましょう。 会える日を楽しみにしています。

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新入生の皆さんへ

新型コロナウィルスの感染状況の拡大から、4月9日(木)に実施予定であった入学式は延期となりました。楽しみにしていた入学生の皆さんには、本当に申し訳ありません。私たちも皆さんに会えないのは、とても残念です。臨時休校が続く5月6日までの間、皆さんが不安にならないよう対応していくので、心配しないでください。 入学式での私からのメッセージは、4月11日(土)の10時から学校ホームページで流す予定です。保護者の方もご一緒に見ていただければ幸いです。いつもの入学式とは違い、わかりやすく式辞を話しました。1週間は見られますので、ホームページを覗いてもらえると嬉しいです。 臨時休校の間、体調が悪くならないよう気をつけましょう。手洗いの徹底やマスクの着用も重要です。そして、たまにはリフレッシュすることも大切です。私は、家でストレッチポールという機材を使って体を伸ばしています。皆さんそれぞれのやり方で結構ですので、工夫してみてください。メッセージの中でも伝えましたが、本を読むには大変良い機会です。そこで培った語彙(言葉)や知識は、必ず後で活きてくると思います。何冊読めるか、チャレンジしてみてください。 最後に、皆さんに会える日を楽しみにしています。

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