合唱祭前夜の教室
毎年合唱祭前日の下校時刻後に高等部各教室を回っています。各クラスに残されていたメッセージを拾ってみました。 4A 良い雰囲気で練習を終えられたようですね。 4B シンプルなひと言。実際もそうなることを期待しています。 4C 教員指導のタイミングに照準を合わせていたことがわかる表現です。 4D 1行目は曲名ではありませんね。きっとこの表現に特に気を遣っているのでしょう。 4E 入退場にも注意が向けられるのは素晴らしいです。 5A 注意事項の1つのように、さらっと大目標が書いてあります。 5B 曲のテーマに関係しているのか、クラスの姿勢なのか? 5C グラフの方は歌詞の一部だと思うのですが、踏まれたネコは? 5D 歌詞や気持ちが散りばめられている絵ですかね。 5E 本番でしっかりウルトラ・スーパー・ハイパー・ビッグに締められるか、注目しておきます。
共通テストの朝
まもなく大学入学共通テストの第1科目が始まります。東京は冷え込んではいますが、交通機関の大きな乱れがないのは何よりです。いつもは校内で何人か6年生の姿を見かけるのですが、今日は誰もいません。6年生の教員も今日は朝から職員室にいます。 品川神社では、長い時間手を合わせている参拝者がいました。受験生の保護者でしょうか。絵馬にも多くの願い事が書いてあります。本校生徒はもちろんですが、受験生皆さんが力を出し切れることを祈るばかりです。
2つの二十歳の会
成人の日は毎年同じイベントに出席しています。午前中は品川区の「二十歳の集い」にご招待いただき、本校吹奏楽部の応援とフラワーアレンジ部の作品を鑑賞してきます。午後は2年前に卒業した生徒が集まる本校主催の「二十歳を祝う会」です。毎年同じようなアングルの写真を載せていますが、被写体は変わっているので今年も2枚ほど。 本校の会の方は学年主任をはじめ担任団が全員揃い(1名は海外からZOOMで)ました。市区町村の会と大きく違うのは、再会した瞬間に盛り上がるところ。最近まで6年間を共にした生徒どうしですから当然と言えば当然です。ただ次の28歳ホームカミングデーでは、いろいろな経験を経て再会するので、今日とは雰囲気が違うことも私たちはよく知っています。
高等部始業式
最近はクラブで活躍する生徒が多く、始業式で多くの生徒を表彰します。表彰の常連ECC部や書道部、そして校内のCBL(Challenge Based Learning)で学年代表になったチームや、そのCBLから外部の大会で大きな賞金を獲得してきたチームなどさまざまです。長時間でしたが、生徒たちが最後の一人まで大きな拍手をしてくれるのは嬉しいことです。 私からは、秋田の放送局で働いている卒業生の活躍を目の当たりにしてきた、という話をさせてもらいました。在学中も元気な生徒たちでしたが、今も変わらずバイタリティ溢れる姿から、今は多くのことを抱えて忙しい高等部生徒も、それが良い経験として生かされる日が必ず来るとお伝えしました。 始業式を終えて職員室へ戻ると、今では少なくなった手書きの年賀状が机の上に。「先日校舎の前を通った際に、きれいな新校舎が完成していて驚きました。そろそろ先生方と話したくてウズウズしてきたので近いうちの遊びに行きます!」とのこと。こちらも元気のようです。(写真は本日撮影)
2学期終業式
今日は終業式、最初は理事長から、その後はいつものように表彰、最後に私からはほんの短くお話しをしました。表彰された生徒には、その賞の概要や今後の活動に関してアピールする時間をとっています。賞状の文面を読み上げただけではわからない活動内容を、今日の4人は短時間で的確に表現してくれました。聞いている生徒の方も、表彰生徒が登場する時、賞状を受け取る時、退場する時に盛大に拍手をしてくれます。良い雰囲気でした。 そして保護者の方々には非常に寒いなか面談にお越しいただきありがとうございます。私が担任の頃も思っていたのですが、なぜか保護者面談の3日間は極端に暑い日か寒い日にあたることが多いような気がします。今回の面談で4年生は文理選択、5年生は科目選択、そして6年生はいよいよ受験計画が決まります。保護者の皆様と学校が一緒になって、より本人の希望に沿った進路を実現できればと思います。 年が変わればいよいよ100年目の年を迎えます。在校生はあまり意識しないと思いますが、新しい100年は彼女たちが作り始めます。 *このブログは始業式から再開します。
朝、笑顔のただいま
3か月留学に行っていた生徒が続々と帰国しています。夏出発の生徒たちで、たいてい登校初日の朝、職員室に挨拶に来てくれます。少し日焼けしていたり、少し逞しくなっていたり、一見あまり変わらなかったりといろいろですが、みんな笑顔で、話をしてみるといくつか共通点があります。 最初1,2週間はコミュニケーションがとれず戸惑ったが、徐々に慣れてきて最後は帰国したくなかった。休日に友人やホストファミリーと出かけるのが楽しみだった。授業ごとに教室を移動するのが大変だった。授業中積極的に発言する生徒が多い、などなど。そして今日来てくれた生徒は、スクールバスなど交通機関に乗った時の人々ふるまいの違いを語ってくれました。高校生が肌で感じた文化の違いについて聞くのはとても楽しいものです。 今日から期末試験が始まっていますが、試験近くになって帰国した生徒は別室での自習となります。静かに勉強していました。
芳葉会クリスマスパーティー
先週土曜日、毎年恒例の芳葉会(本校同窓会)クリスマスパーティーが日比谷のレストランで行われました。さまざまな年代の卒業生が集まったので、一通り自己紹介をし合ってから昔話に花を咲かせていました。 中盤には豪華な景品のゲームも行われ、この場面はひと際盛り上がりました。最後に撮った記念写真もとても華やかです。参加してくれた卒業生のみなさん、ありがとうございました。 新しい企画で芳葉会を盛り上げてきてもらった幹事から引継ぎ、今回は新しいメンバーが企画運営をしてくれました。さまざまな世代が受け継ぎながら卒業生が繋がり、少しずつ母校を支えてもらえるのが品川女子学院の理想です。またいろいろな企画が出てくると思いますので、ぜひご参加いただければと思います。 毎年写真を撮っている御殿山公園(学校正門から徒歩3分)を通り過ぎると、紅葉真っ盛りでこちらも華やかでした。さすがにもう終わっていると思っていたので、ちょっと得した気分です。
試験前のできごと1つ2つ
きのう昼食をとりに外出した際、生徒も時々利用する品川図書館の裏の荏原神社に寄ってみました。 本校が99年前に開校したときの名前は荏原女子技芸伝習所。荏原はかなり古い文献にも記載されている由緒ある地名です。今年は紅葉が遅く、境内はまだ少し秋の気配を残していました。 ここで何回かお伝えしているCBL(Challenge Based Learning)がいよいよ大詰めです。昨日は4年各クラスの代表が一堂に会した最終プレゼンテーションが行われました。もう何回も発表しているので、生徒たちは落ち着いています。以前教室で聞いた時よりも、明らかに「見せる」工夫がされていて、ゲストの方からもお褒めの言葉をいただきました。 今日はオーストラリアの姉妹校Ipswich Girls’ Grammar Schoolの生徒が本校を訪れて生徒と交流をしています。日本が初めてという生徒が多かったので最初に日本の第一印象を聞きました。多かったのはやはりClean, Convenient, Crowdedで、このCで始まる形容詞は、だいたいどこの国から来られても共通しています。このあと昼休みには本校生徒と一緒に昼食をとるようです。 姉妹校の先生からは学校のオリジナルグッズをいただきました。スカーフのデザインから、地域文化を大事にされている学校であることがわかります。 来週からいよいよ学期末試験です。
あの階のコンクリートは私が
新築最後の新校舎(A棟)がだいぶ出来上がってきました。朝その前を通ると、作業現場へ向かうある女性と時々すれ違います。以前私が学年主任をしていた世代の卒業生で、建築学科へ進みました。足早に移動している中、今日は声をかけて下の写真を撮らせてもらいました。 毎日母校の現場へと通い多くの男性に混じって汗を流しているのですが、先週土曜日はせっかくの休みなのに学校へ遊びに来てくれました。あのフロアやあの場所のコンクリートは私が打ったのですよ、とちょっと誇らしげです。卒業生に新校舎を作ってもらえるのはこちらとしても誇らしい気持ちです。