PRODUCED BY 品川女子学院
高等部校長

少し背伸びをする場所

昨日の総合学習後半は、第1体育館で文化祭起業体験の表彰式が行われました。結果発表の前に、私からは文化祭について以下のようなお話しをしました。一部順序を変え、補足して概要をお伝えします。 * * * 私は、品女の文化祭は少し背伸びをする場所だと思っています。今年のCBLは、なかなか難しいテーマを選んだグループが多かったようです。仮説を立てるまでは良いのですが、テーマが難しい分だけ実行・検証が難しかったチームもあるでしょう。しかし、仮説がなければ何も始まりません。私は、いい意味でちょっと背伸びをしてテーマを設定できたと思います。そして、その後実践してきたプロセスこそが財産です。 起業体験の3年生は、自分たちのメンタルな部分がスタートになっているクラスが多かったと思います。素直な感情からスタートして、ちょっと背伸びをして解決策を考えだし、株式会社として運営しました。なにぶん初めてのことですから、理念を商品・サービスへと具体化するのがとても難しかったと思いますが、1日目終了後の修正力はすばらしかったと思います。 4,5年生は、とても身近で専門的なグループもありましたが、より「社会」を意識した企画になっていました。はっきりとした社会問題に目を向け、未来までも見据えて解決に取り組んでいました。売上げに苦労した企画もありましたが、大学生でも扱いをためらうような社会問題に取り組み、解決の糸口を掴んだグループもありました。5年生は2年後、大学に入っても背伸びをしなくて良いと思います。周りの視線がさほど高くありませんから。この学校の文化祭で扱ったテーマや実践してきた内容が、どれだけのものだったか、その時わかると思います。 背伸びをしろというのは、自分の実力に合わないことをしろという意味ではありません。まず視線を上げて、周りを見てみなければ、解決の道筋は探せません。時には、どれだけ背伸びしても解決策が見えない場合もあるでしょう。でも背伸びをして視線を上げれば、少なくとも自分の立ち位置がわかります。そのことが大切です。そういう意味で、品女の文化祭は、自分の今の力、問題解決力を知る良い機会だった思います。 6ヶ月にわたるプログラムを支え続けたのは、実行委員起業体験班。その班長が「背伸び」を演じてくれました。

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高等部校長

前ボケ 後ボケ

今日はお昼休みに、文化祭パンフレットの表紙を描いてくれた生徒の表彰(正確に言うとその場面の撮影)を行いました。今年のテーマ「才華爛発」にピッタリの絵です。背景のクジラは迫力満点ですが、手前に描かれた花には「前ボケ」という手法が使われています。一般的には、カメラのレンズの被写界深度(ピントの合う幅)を利用して主役を引き立てる技術ですが、この絵にうまく応用されています。 最近のスマホは被写界深度の違うレンズが複数ついていて、写真がキレイにボケる機能があります。ぜひ使ってみて下さい。もちろん学校外で。 前ボケをうまく使っています。中央の生徒が輝いています。 後ボケ。先日の予告通り、文化祭後のお休みを利用して見に行ってきました。  

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高等部校長

起業体験決算作業・株主総会

台風の影響が弱まった20日の午後、文化祭起業体験の決算作業と株主総会が行われました。 決算作業は、例年半日をかけて行うのですが、午後登校となった今年は時間を短縮して行われました。事前の会計処理説明会では、現金の取扱いと在庫管理の徹底、および万一差額がでたときの適切な処理方法について指導されています。それでも、普段多額の金銭や商品を扱うことがない生徒たちが、短い期間に多くのお客様とやりとりする訳ですから、売上げと現金に差額がでてきます。さまざまな工夫をしてきた会計の生徒たちは本当に悔しがり、最後は公認会計士の方々のアドバイスに従って処理をしました。その悔しがる姿、そして会計士さんの説明に頷く表情を見ていると、今年も決算作業の目的はほぼ達成されていたと思いました。 4時半からは株主総会。各グループの社長・マネージャーが、営業活動の総括を行い、貸借対照表と損益計算書の報告を行ったあと会社を解散します。高等部の起業体験は、1学期の社員募集から、準備・営業まですべて自前で行ってきました。その分、苦労や失敗もあったと思いますが、無事営業を終えて報告を行い「株式会社○○を解散させていただいてよろしいでしょうか」という問いかけの頃には感情がこみ上げてきます。最後には、どのグループの社長も「こんな私たちについてきてくれてありがとう」という言葉があり、社員からは盛大な拍手。円満なだけが株主総会ではありませんが、この姿を見ていると、こちらもその目的はかなり達成されたなと感じました。 これらを支えていただいたサポート委員のみなさまに、改めて御礼申し上げます。

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高等部校長

the calm DURING the storm

本日は台風のため午後登校という本校では珍しい措置。予定通り13:30出欠確認ということで先ほどお知らせしました。 今、外は少し天気が荒れていますが、校内は静かです。ここ2日間は久々に活気のある文化祭でしたので、凄くギャップを感じます。日本語に「嵐の前の静けさ」という表現がありますが、英語にもまったく同じ表現”the calm before the storm”というのがあります。今、校内は静寂に包まれていますので”the calm during the storm”といったところでしょうか。 生徒のいない校舎は、最初のうちは静かで良いなと思うのですが、すぐに何かが足りないと思い始めました。学校は生徒あってこそだと改めて思います。あと2時間もすると、少し疲れた、しかし緊張感から解放された生徒が登校してきます。リラックスして、いつもの賑やかすぎる校舎に戻ります。それを考えると、やはり今の状態は”the calm before the storm”と表現した方が正しいのかもしれません。 台風が過ぎて、少し涼しくなるとのこと。明日からのお休み、私はこんなのを見にいこうかと思っています。  

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高等部校長

文化祭点描(2日目)

今日はクラブを中心に見てきました。 こちらは受験生側の受付。開場時間の直後は目の回るような忙しさですが、それ以降は比較的ゆったり。 化学部。温度差による発電の実演。説明もとてもわかりやすかったです。受験生のお母様が凄く驚いていました。 被服部の展示。壁際に衣装がずらっと並べてあり迫力があります。全体として見せ方が上手でした。 美術部。お揃いの帽子で熱心にお客様を出迎えています。Tシャツと合っています。 図書委員会の古本市。お目当ての本をとても熱心に探しています。それにしても雑誌10円とは安いですね。私も探したかったです。 会議室での合唱部のパフォーマンス。お客さんも手拍子で参加してくれています。 文化祭の本部。以前より場所が便利で広くなったので「よかったね」と言ったら、外から見えやすいのがちょっと…とのこと。前の生徒会室に愛着があるようです。 3年起業体験を行っている体育館。遠くからカメラを向けていると、何やら紙を掲げて撮ってくれとの合図。撮ったのですが、肝心の紙が曲がって読めません。「完売しました」と喜びを表現したかったのでしょうか。 とうとう文化祭が終わって、一生懸命掲示した作品を下ろしています。イベントが終わった寂しさを感じる光景でした。

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高等部校長

文化祭点描(1日目)

今日は起業体験を中心に見てきました。短いコメントをつけて、少しだけ写真を紹介させていただきます。 時折激しく雨が降る中、「才華爛発」をイメージした美しいゲートの横で効率よく受付を行っていました。 会議室で行われた「シホコの部屋」。司会の生徒が質問する形式で理事長からCBL(Challenge Based Learning)の話しがあり、その後卒業生が加わって話しが盛り上がっていきました。 ダンス部の発表。このクラブの発表はいつもオリジナリティに溢れています。 バトン部の発表。どの演技も華やかで躍動感がありますが、特にこの場面は見せ場の一つです。 4年生の企画。お箸を使っての豆掴み体験をしてもらっています。生徒が熱心に教えています。 昆虫食の展示。原材料の昆虫が入っている箱を恐る恐る開けています。私もドキドキしながら開けましたが、中には「ニオイ注意」というコメントの箱も。 3年生のレイングッズをテーマにした企画。台風という幸運(?)もあってか、早々に売り切れていました。 パーソナルカラーの診断を受けている場面。鏡を見ながらさまざまな色を試し、楽しそうでした。その後、診断を参考に保護者の方がマスクを購入されていました。 いつもの起業体験会計の風景。朝から忙しかったので疲れていると思いますが、しっかり計算をし、翌日の対策を話し合っていました。

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高等部校長

準備着々と

この2日間は文化祭の準備をしています。もうオープンできるほど進んでいる企画もあれば、あと数時間で完成するの?と疑いたくなるクラスも。私も担任やクラブ顧問として毎年ヒヤヒヤしていましたが、何とか本番に間に合わせるのが品女生。わかってはいるのですが、なかなか黙っていられないのが教員です。これから数回、準備や文化祭本番の様子を写真中心にご紹介します。 引っ越しで使った段ボールを再利用。慣れた手つきです。ちゃんと下に敷いて切っているので大丈夫。 起業体験会計に関する説明会。貸借対照表と損益計算書の意味について教員が説明しています。 中に入れる食べ物は個包装になっているのですが、自分たちで考えて衛生的にしているとのことです。 会議室で行われる企画のリハーサル。本番さながらに進行します。声の大きさや視線、時間経過などをしっかりチェックしています。 5年有志企画の入口。こうやって少し花を飾るだけでも穏やかな雰囲気になっています。男子校ではまずやらない装飾です。 お客様を迎えるゲートを作成中。今年の文化祭テーマにぴったりのデザインです。自ら「変なポーズ」と言いながら協力してくれました。

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高等部校長

修羅場好き?

いよいよ文化祭が今週末に迫ってきました。この時期になると朝練習をするクラブもあり、出勤時にもさまざまな音が聞こえてきます。まだ規制があるとはいえ、ここ2年より多くのお客様を迎える文化祭。もともと人を喜ばせたいという気持ちの強い品女の生徒たちですから、今年は一段と気持ちが入っています。 文化祭を支える実行委員や生徒会役員も初物づくしで大変です。ただ、この生徒たちはハードルが高くなればなるほど、工夫をして何とか乗り切ろうという気概がある生徒たちです。以前、その当時の文化祭実行委員長になぜこの行事の長に立候補したのかを聞くと「修羅場が好きだから」という答えが帰ってきて驚いた記憶があります。もちろん健康や安全は確保するよう教員には伝えますが、久々に生徒たち忙しく動き回る姿が見られそうです。 *新校舎ということで、楽しみにしているご家族や卒業生も多いと思います。先ほど書いたとおり、初めてのことだらけイベントで、ご迷惑をおかけするかもしれませんがご了承下さい。 文化祭の準備。グループで真剣に話し合っています。

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高等部校長

始業式でお話ししたこと

始業式は、新校舎地下にできた体育館で行いました。多くの学校でも9月1日は防災の話しをされていると思いますが、新B棟を高校生が使うこともあるので、避難経路の確認をして下さいとお願いしました。そして11年前の震災について、自分の体験とその時感じたことを少しお話ししました。 東日本大震災数週間後に、何かをしなければという思いだけで被災地に行って結局何もできなかったこと、途方に暮れている被災者に心ない質問をしてしまったこと、そんな東北の地で理性をもって助け合っている姿に心を動かされたことをお話ししました。 いくら情報が発達した時代でも、現地に行かなければわからないことがたくさんあります。5年生はこの秋に修学旅行に行きますし、4年生も来年実施します。楽しむことも大切ですが、せっかく時間とお金をかけて未知の場所を訪れるのですから、その経験を有意義なものしてほしいと思います。難しい予習をしろとは言いません。訪れる地域の地名の由来や、その地域の名産品がなぜ名産品になったかを調べて行くだけでも見方が変わります。卒業後にもいろいろな場所に行くでしょう。ぜひ自分なりのテーマを持って旅してみてはと提案しました。 そのようなこと、そして6年生には、スランプになっても焦る必要はないということをお伝えしました。 被災地を訪れて1枚目に撮った写真。この時は、中身を確認して後からでもご本人に届けるということまで考えが至りませんでした。

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