PRODUCED BY 品川女子学院
高等部校長

考えを伝える

水曜日の総合学習は、4、5年とも合唱祭の練習。来週が本番ですので、どれくらい完成しているか聞きに行ったのですが、1クラスだけ全く音を出していないクラスが。歌詞をスクリーンに映し出して、詞の解釈について話し合っています。この言葉を発するときの気持ちは?という司会の問いかけにさまざまな意見が出され、徐々にまとまっていきます。学年が上がると、自分たちでさまざまな上達法を考えるようです。 先週から職員室横の大会議室には朝から多くの生徒が集まっています。英検が迫ってきたので、級別のリスニング対策講座が行われています。今日は2級の講座でしたが、これくらいの級になると、放送中に流れた表現がそのまま解答で使われることはありません。本文中の表現が選択肢の中でどのように言い換えられているか、瞬時に考える必要があります。問題演習が終わると、隣の生徒と答えやその根拠を確認し合うよう指示が出ます。この、お互いに考えを伝え合う時間がとても有効です。

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共通テストの日

今日は大学入学共通テストの初日、ちょうど今英語筆記試験が始ったところです。私は英語の教員ですので、出題内容がとても気になります。センター試験の頃に比べて圧倒的に文章量(単語量)が増えていますので、焦らないで全文をしっかり読み切ってほしいと思います。これが終わるとリスニングで、朝一番の地歴・公民から試験を受けている生徒は9時間以上試験を受けることになります。明日試験を受ける生徒もそうでない生徒も、今日はしっかり休んでください。 朝、品川神社に参拝してきました。誰もいないのをいいことに、長時間あれやこれやお願いしてきました。 6年生のフロアに行ってみると、この時は一人も生徒はいませんでした。つい最近まで常に数人は勉強していたのですが、さすがに今日はがらんとしています。窓際には学年主任が取りまとめた応援の色紙が。すでにslackに貼ってあるようですが、それぞれの教員の想いが伝わってきます。私も少しだけ書かせてもらいました。横に並んでいたのが、5月の体育祭優勝トロフィーと賞状です。もう遠い昔のことのような気がします。でもあの時の6年生の最後の踏ん張りは凄かった。その力を共通テストでも発揮してきてほしい、そう勝手に祈りながら5階フロアを後にして職員室に戻ってきました。

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今年も2つの祝う会

毎年成人の日には2つの祝う会に出席しています。品川区主催の「二十歳を祝う会」と本校主催の「祝う会」です。写真を2枚ほどご紹介します。 品川区の方は、実行委員の方々の挨拶や来賓の祝辞が終わった後に、本校吹奏楽部が演奏を行います。これがはじまると、例年場の雰囲気が一変。もちろん主役は二十歳の方々ですが、演奏中は完全に会場を支配してしまいます。手前に飾ってあるのは、本校フラワーアレンジメントクラブの作品。これも例年会場を華やかに盛り上げてくれています。 こちらは本校の「祝う会」。今年も約8割の卒業生が集ってくれました。卒業時の担任も勢揃いし、楽しい内輪受けで盛り上がっていました。いい時間です。これはクラス写真の撮影風景ですが、理事長は卒業生の振り袖の見え方が気になるようで、最前列の卒業生一人一人に声を掛けて直していました。完全に母です。

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2学期最終日

今日は2学期の終業式と6年生の激励会を行いました。今学期も生徒がさまざまな活動や大会で活躍してくれましたので、終業式で表彰しました。ディベートの大会で優秀な成績に収めた生徒に感想を聞いたのですが、返ってくるのは顧問の労う言葉ばかり。クラブがうまく回っていることが感じ取れました。その後は少し昔のAC(公共広告機構)の広告を流し、公共マナーについて考えてもらいました。ACのメッセージはストレートなものが多く、歴代の広告を見ると、各時代に社会がどのような問題を抱えていたかがよくわかります。今回は現代にも繋がるメッセージを紹介させてもらいました。 激励会では、理事長がいつもとは違い少し砕けた感じの話しをして激励、その後は私から大学生活の話しをさせてもらいました。入試の緊張感の中で日々過ごしている6年生に、少しでもリラックスした時間を提供できていたならば幸いです。 また2日前には、4年ほど中断していた芳葉会(本校同窓会の呼称)主催のクリスマスパーティーが行われました。卒業生約100名と教員20名弱が品川駅近くの会場(スペイン料理のレストラン)に集まり、昔話に花を咲かせました。クリスマスらしい華やかな服装の卒業生もいれば、在学中そのままの雰囲気の者もいます。最初は仲間内で落ち着いて話しをしていましたが、豪華景品のゲームが始まる頃から賑やかになり、品女生は卒業しても品女生だなと再認識しました。こんなことができるのも都会の私立の学校ならではだと思います。今は大変な6年生とも、来年はこのイベントで会えるのを楽しみにしています。 このブログは3学期始業式から再開予定です。

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生徒のいない日に教員は…

家庭研修日などの生徒のいない日に、いったい先生たちは何をしているのだろう?私が中高校生時代にはよく思っていましたし、今の生徒もきっとそうでしょう。ちょうど今の時期なら試験の採点や成績の算出、他の時期なら教材研究や総合学習の準備、教員どうしの打ち合わせも比較的長い時間行うことができます。 そして最近見かけたのは、生徒と同じような活動でした。1枚目の写真は、教員が調理室に集まって研修を行っているところ。本校が大事にしている学校方針を、いかに日々の教育活動で実践していくか、というような勉強会をしていました。もちろん真剣に意見を出し合っていましたが、最後には自分たちで作った沖縄名物「ちんすこう」の試食会も。ご褒美があると勉強に力が入るのは生徒も教員も一緒です。 2枚目の写真は、インフルエンザの予防接種を受けるために、職員室隣の会議室の受付に並んでいるところ。普段大勢の人と接する仕事ですから、みな積極的に受けています。接種を終えた後、痛かったとか全然平気だったとか、感想を言いながら部屋から出てくる姿は中高校生と何ら変わりありません。

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高等部校長

発表の機会

本校では6年を通じて「発表」をする機会が多数あります。どんな活動を行っても、たいてい最後には内容や成果を発信します。そしてその力を身につけるには、場数を踏むことも重要です。 今週は試験直前の1週間。4年生論理表現の授業では、廊下でインタビューテストが行われていました。将来の職業について考える授業の最後に、その職業を選んだ理由や課程について、教員から英語で質問され答えるというもの。テストと同時に撮影もされていますが、どの生徒も動じることなく話していました。 その4年生は、今日CBL(Challenge Based Learning)の学年代表決定プレゼンテーションが行われました。最前列で審査をしていただくのは、実際に起業されていたり、行政で起業に関わっている方々などです。普通なら緊張しそうですが、どの班も萎縮することなく発表していました。 各班の発表後には、全生徒が真剣に評価を行います。これもまたプレゼンテーションを客観的に分析する大切な学習です。中には、直前にアドバイスした内容を元に大幅にブラッシュアップしてきた班もあり、その改善力の高さには驚くばかりでした。

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どの階も進路ガイダンス 

今日の総合学習は、高等部3学年とも進路ガイダンスでした。私が覗いた時は、4年生が共通テストについて、5年生は入試科目と配点、6年はいよいよ願書提出の話しです。各学年の学年主任が、別室からZOOM画面に向かって熱く語っています。以前は講堂などに集まっていましたが、資料も見やすいですし、場所を譲り合う必要もないので、最近は教室で視聴する形が多くなってきました。それでも話者の気持ちは十分伝わってきます。 一通り話しを聞いた後、いつもの学校裏の御殿山庭園に行ってみました。関東は今年紅葉が少し遅めなので、まだきれいな葉が残っていました。 帰り道、学校の方を見ると飛行機と新幹線が同時に通り過ぎます。校内から音はほとんど聞こえないので、こういう場所にあることを忘れています。秋も深まり、東京は快晴の日が増えてきました。

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オープンキャンパスが始まりました

秋のオープンキャンパスが2時から始まっています。今日はかなり冷えていますが、お客様を待つ品女の生徒は元気です。開始早々に、熱心に案内をする生徒の姿を見かけました。保護者の方は学校説明会等で生徒をご覧になっているかもしれませんが、初めて生徒に接するお嬢様は興味津々。話しの内容というより、本校生徒の一挙一投足を観察している感じです。 この日はいつも同じことを書きますが、学校のことを詳しく知ってほしい生徒と、学校のことを詳しく知りたいお客様。双方の気持ちが完全に一致するイベントは、寒い中でも笑顔に満ちています。

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4年生 EXPOプレゼンテーション

今日は4年生CBL(Challenge Based Learning)代表チームによる、EXPOプレゼンテーションが行われました。各教室で1つの班が複数回発表をするので、そこに興味のある生徒が集まるというEXPO形式です。 クラス内での最終プレゼンも見ましたが、わずか半月で表現方法が大きく向上していました。代表に選ばれるチームだけあって修正力も高いです。インパクトのある絵や表現を効果的に用いるようになった班、中間に外部での活動を成功させてそれを披露する班などいろいろです。発表後の質疑応答でも、再修正のヒントになるような積極的な意見が出されていました。 学年代表を決める最終プレゼンは12月6日に実施予定。ここからまたどれくらいブラッシュアップしてくるか、楽しみでなりません。

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