MESSAGE FROM THE PRINCIPAL学校長あいさつ

品川女子学院は、常に社会とのつながりを考える学校です。
〈創立者指針〉志願無倦・明秀端雅
〈校是〉自ら考え、自らを表現し、自らを律する
〈ミッション〉私たちは世界をこころに、能動的に人生を創る日本女性の教養を高め、才能を伸ばし、夢を育てます
〈SGHの研究テーマ〉起業マインドを持った女性リーダーの育成
100年になろうとする学校の歴史の中で、何十年かおきに大きく変わっているように見えると思います。確かに、「変化」も本校の大きな特色です。しかしこれは、時代に応じて常に新しい考え方を取り入れてきたからそう見えるだけで、原点は同じなのです。
考え方をバージョンアップすれば、手法も変わります。近年では、2006年度からニュージーランド修学旅行を3週間のロングステイとし、2012年度からデザイン思考の方法を導入しました。2014年度には教員・生徒ともネット上のグループウェアで連絡を取り合うようになり、その積み重ねが生きて、2020年度の閉校期間は、授業時数を1時間も削らずにリモート授業を実施することができました。
教員も生徒も、常に新しいことにチャレンジしながら、変化する社会とのつながりという原点を忘れない。
いま、社会では何が求められているのか。何が問題になっているのか。自分の個性を活かしながらそこに貢献していくためには、何が必要なのか。
品川女子学院で、ぜひ共に学びましょう。
※SGH:2014年度から5年間スーパーグローバルハイスクール指定校

バイタリティ。約1200人いる本校生徒を敢えて1語で表せば、この言葉になると思います。活気とか活力とか生命力という意味で使われることの多い言葉です。本校の教室や体育館は活気に溢れ、一人一人には活力があります。
そして、生徒につけさせたい力の一つは生命力。これからの多様化する社会をしなやかに生き延び、その社会に貢献していく力です。
多様化する社会と書きましたが、地理的、文化的にある程度距離のあったこれまでの日本が、本格的にそうなっていくのはこれからです。多様な人種が交流し、それに伴って文化が入り交じり、情報が秒単位でやりとりされる。人工知能との、役割の棲み分けも意識していかなくてはなりません。
この多様化は誰の予想よりも速いスピードで進行し、社会のなかで無秩序に増殖していますから、ほとんど整理がされていません。政府や企業もこの事態に対応するためさまざまな努力を続けていますが、そのスピードや広がりに追いついていないのが現状です。この、本格的多様化の黎明期に必要とされるのは、個人のバイタリティです。
個人とは言っても、全てを一人で完結できる時代ではありません。目的を一にする仲間と協力し、得意分野に応じて役割をこなし、社会に貢献できる姿を模索することが必要です。これは、実際にやってみなければ、自分の意志を示して周りを巻き込む術もわかりませんし、社会貢献のアプローチの方法もわかりません。この学校はその方法を常時実践的に学ぶ学校です。
高等部は、本格的に「やってみる」段階です。それまで中等部で培ってきたさまざまな力を、社会に出る直前の高等部では、実社会で使えるものへと進化させなければなりません。独りよがりな理想では何も変わりませんし、個人の能力だけで社会に貢献するのは難しい。教科の学力や一般教養ももちろん重要です。体系立てられた学問をまずはきちんと修得し、自分の意志や社会のニーズあわせて加工して実践的に使用する。それが本校高等部の役割です。