PRODUCED BY 品川女子学院
高等部校長

Ms. Daimon Visits Our School. (4年総合学習)

今日は4年の総合学習に、元ジャパン・タイムズ執行役員の大門小百合様をお迎えして総合学習を行うとのことで見学してきました。普通に中学1年生から英語を勉強し始め、高校での留学を機に英語の面白さを知り上智大学に進学、その後ジャパン・タイムズの国会担当になり、女性が(当時の)男社会で働くことの大変さをお話しいただきました。また、お子様を育てながら海外留学をされたり、イスラム圏で生活されたお話しがありましたが、そんな中で、自分が物理的にできないことは遠慮せずどんどん周りに頼む姿勢も必要だと教えていただきました。(これには対談していた理事長も激しく同意していました。)

ジャパン・タイムズは、読売新聞系のジャパン・ニューズと並んで、主に日本の事がらを英語で報道している新聞です。自分が知らない分野の話しを英語で読んだり聞いたりするのは大変ですが、自分の知っていることや、好きなものに関する英語は理解しやすいものです。英字新聞に挑戦するならば、いきなりNew York TimesやWashington Postではなく、上記2つのような日本のことを英語で書いた新聞が良いでしょう。また英語の文章は、原則重要なことや要点は最初に書かれますので、長い記事に挑戦して途中で読むのをやめても、大筋は読めています。これも学習者に向いています。一部230円の新聞も、学習用には1週間くらい使えますし、記事は上智大学をはじめ非常に多くの大学入試問題で引用されるので、5、6年生は入試教材としても使えます。

表題のvisitsは「訪問した」と訳します。英字新聞の見出しはスペース節約のため、過去時制は現在形、未来時制はto不定詞、受動態はbe動詞省略など独自のルールがありますが、慣れれば簡単です。読みやすい記事の選び方なども含めて、英字新聞に挑戦しようという方は声を掛けてくれればアドバイスします。

2021.11.10 [高等部校長]