PRODUCED BY 品川女子学院
高等部校長

自信を持ってもらう役目

今週は日曜日、月曜日と4年生の留学出発が続きました。両日とも見送りに行ったのですが、普段は元気な品女生も、離陸の時間が近づくにつれて不安な表情になっていきます。月曜日は、卒業時に担任をしていた航空会社の職員に偶然会ったので、出発直前に挨拶をしてもらいました。私もいくつか助言はしたのですが、彼女自身は高校時代に留学したことがあったので、アドバイスに重みがあります。経験者の言葉で不安の表情がだいぶ和らいだように見えました。

昨日の総合学習は合唱祭練習でした。高校生は自分たちで方法を考えて練習するのですが指揮者や責任者の想いとクラスが噛み合わないこともよくあります。そんな時、音楽科の小山が指導に加わると雰囲気が一変します。教室にいるのは5分くらいですが、去った後は練習をリードする方も自信がつき、歌う方も明らかにトーンが上がります。例年のことですが不思議な瞬間です。

そして今日は高校3年生の入試直前講座を1コマやってきました。ある大学の記述問題に特化した授業ですが、受講している生徒たちも自分でたくさん過去問は解いているはずです。ただ、私はこれまで同様の授業を多数持ってきましたので、その人間がはっきりとした言葉でアドバイスをすることで、少し自信がつくのではないか。授業内容そのものよりも、そんなことに価値があるかと思い、いくつかの講座持たせてもらっています。

2023.1.19 [高等部校長]