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高等部校長

高校最初の進路希望調査

昨日の総合学習は、4年生が進路希望調査、5年生は学年集会、そして6年は…、そうでした、体育祭着付けの話し合いでした。各クラスまだ細かいことは決まっていないようですが、面白そうです。今年は今のところ保護者の方にもご観覧いただける予定ですので、3年ぶりのイベントを楽しみにしておいていただければと思います。(1年生の保護者の方は何のことだかわからないと思いますが、とりあえず楽しみにしておいてください。)

4年生は高校生になって初めての進路希望調査で、とても熱心に回答していました。集計結果のグラフだけ少し見せてもらいましたが、興味深かったのは、将来希望する進路が「決まっている」と答えた生徒が20%弱いたことで、これは私が学年主任をしていた世代の同時期よりも少し高いと思います。「いくつかあり迷っている」が50%弱、それ以外が未定でしたが、今の時期はそれでも構いません。大切なのは、さまざまな進路に興味を持ち、少しずつ調べ続けることです。焦らないでいいので、思考を止めないようにして下さい。

通塾の質問に関しては、40%強が通っているとのことですが、大事なのは学校とのバランスです。塾の課題によって学校の学習がおろそかになっては本末転倒。6年生にはよく言うのですが、塾・予備校は必要な時だけ「うまく活用する」ものです。頼りきりになると、自ら学習法を考え計画的に進める力がつかないので、大学受験はあまりうまくいきません。

そして、国公立/私立の志望に関しては、複数回答可ということもあって少し私立が多い程度、文理の志望も若干文系が多いくらいでした。学年集会でも言われていると思いますが、今年はどの科目にもしっかりと取り組んだ上で、志望と照らし合わせながら自分自身で判断し選んでいく、そういう大切な1年だと思ってください。

高等部C棟の窓から。頑張っていた桜の花びらも力尽きました。

2022.4.14 [高等部校長]