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高等部校長

今日は生徒がポツポツと-全校面談日

今日は全校面談日、生徒が面談の時間に向けてそれぞれ登校してきています。初めての担任との面談で、どんな人なのだろうと緊張している生徒も多いでしょうが、実は教員の方も同じです。担任面談は現在年4回設定されていますが、6年生などは定期のもの以外に進路に関して面談することが多いです。面談が日常の光景で、本校ではこの「風通しの良さ」も大切にしています。

私は年度末に、新6年生のほぼ全員と面談をさせてもらいました。もちろん話す内容はそれぞれですが、面談の最初にいくつか同じ質問をしていました。その中での話しをいくつか。

・「校長面談は緊張しますか?」「緊張します。でも友だちが意外と優しかったから大丈夫と言っていました。」

…意外と、って何でしょう。

・「いよいよ最終学年ですが、これまでを振り返ってどうですか?」「とにかく早かったです。特に5年生はあっという間でした。」

…この感想は多かったです。5年生は本当に忙しい学年なのでよくわかります。ただ、年齢が上がると時の過ぎるのが早い、という絶対法則は保護者の方もよくご存じだと思います。それを言うと嫌がる生徒もいますが。

・「受験生という自覚はついてきましたか?周りの雰囲気が変わってきたでしょう。」「そうなんです。あの娘が休み時間に参考書を読んでいるなんてびっくりです。頑張らなきゃ、と思いました。」

…「あの娘」を物差しにして自分も頑張るという動機は微妙ですが、実はこの効果がとても大きいです。時に教員や保護者の方の言葉よりも影響を与えます。

・「では、これで終わりです。」「校長面談は1回だけですか?」「???」

…何かあったら、担任や学年主任のセカンドオピニオンとしていつでもどうぞ。

熱心に読書しながら面談を待っています。写真を撮っていい?などと邪魔してすいませんでした。

2022.4.18 [高等部校長]