PRODUCED BY 品川女子学院
白ばら日記

2年生 日本文化の取り組み

秋も深まり、急に冷え込んできました。

遠州流のお家元が「秋は月が綺麗だと誰かが教えてあげないと子どもはそれに気づかない」とお話になっていたことを思い出します。

寒いのはつらいですが、それも含めて季節の移り変わりを慈しむ心も生徒達に伝えたいです。

今日は、そんな思いを込めた日本文化を伝える取り組みをご紹介します。

 

総合学習日に、観世流シテ方能楽師鈴木啓吾先生による能楽鑑賞教室が行われました。

前半は、解説、狂言「柿山伏」、狂言体験ワークショップを行っていただき、後半は楽器解説と半能「敦盛」を披露していただきました。

 

「鎌倉」での散策も毎年行っています。学年主任の直井より以下報告です。

この日までに班ごとに、
・企画のテーマを決める(事後に「旅行プラン」チラシを提出)
・行動計画を立てる
を実施しました。

さて、計画通りに行動できたでしょうか。
はじめて計画を立てて自分たちで行動した経験が、今後の宿泊行事、修学旅行につながることを期待しています。

*見回り中に会った班は、とにかく楽しそうでした。

2年生では、茶道の授業も行います。こちらも直井から。

1回目

・茶道の歴史について
・礼
・歩き方
・座り方、立ち歩き方

を学び、実践しました。

2回目

実際にお茶をたて、お菓子もいただきながら作法を学びます

まずはお菓子について、お話を聞きます。
そのあとは、床の間の拝見、お茶、お菓子、お手伝いを実践です

3回目

試験期間がありましたので、久しぶりの茶道の授業です。

毎回お菓子がグレードアップ

留学生も一緒に

4回目

最後の授業です。お菓子が毎回グレードアップしていき、最終日は薔薇の練り切りです。

お茶の点て方も様になってきました

最終日は薔薇をモチーフにした練り切りです

和服の文化の授業も行います。

 

一反の生地の長さを実感。

教員がモデルで、和傘の紹介

生徒はこんな感想を。

・ 着物は着物としてだけで終わりでなく別の姿でうまれ変わって使う ことができると知り、ますます着物を着てみたくなりました。

 ・ 昔からのものがSDGsに役立っていることを知り感動しました。

 ・心の余白をつくるために着物をまとうということが心に響いて、 とても素敵な方法だと思いました。

 ・海外に行ったときに英語がうまくしゃべれなくても、 自分の国の文化を伝えられるので、 ぜひ着物を自分で着付けられるようになりたいと思いました。

 日本文化の授業は、『女の子が幸せになる授業』にまとめています。

*夏には特別講座で、今回は1年生の教科イチ押し見学会でお世話になったWHAT MUSEUMさまより、招待券をいただきました。
保護者面談日に玄関に置いておきますので、ぜひお持ちの上、お立ち寄りください(中高生はもともと無料です)。
学校から徒歩20分くらいです。

WHAT MUSEUM
感覚する構造 - 力の流れをデザインする建築構造の世界 - / TAKEUCHI COLLECTION「心のレンズ」展
https://what.warehouseofart.org/