PRODUCED BY 品川女子学院
中等部校長

生け花(20220119k)

先週から、生け花(中2道徳)の授業が始まっています。 生けたお花は、授業終了後に丁寧に包みなおして持ち帰ることになっています。 「花瓶に生けるなどして、花に触れ、変わっていく花の表情を見て、気持ちよく生活してください」 と指導の先生はおっしゃいます。 そこまで含めた授業です。 私も学年主任時代にこの授業を経験してから、たまに花を買って帰り、水切りをして花瓶に生けるような人間になりました。 家庭の平和に役立っております。 (担任の先生も一緒に。)

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中等部校長

解いてみました(20220117k)

共通テスト国語の古文は、『とはずがたり』からの出題でした。 鎌倉時代後期の女流日記文学です。 出題された場面で、後深草院が前斎宮の寝所に忍び込む手引きをさせられている作者の二条は、このとき17歳。 既に後深草院の子を出産し、さらにその後に以前から付き合いのある愛人の子も出産しています。 そして、まだ後深草院の後宮にいます。 『和泉式部日記』や『源氏物語』を全部読むと、こういう場面やその背景を描いた話はたくさんあるんですが、古典の教科書にはあまり出てこない種類の話です。 古典文学を広く読み、当時の社会や文化について知っておかないと、現代の感覚では意味がわからないと思います。 それにしても。 これが実名で書かれ流布していたというのは、昨今のSNSやブログどころではない恐るべき話じゃないでしょうか。

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高等部校長

留学成果発表会

先週土曜日の午後には、現在唯一の来日留学生である4Dカシンさんの留学成果発表会がありました。挨拶の時にも言いましたが、私は市民レベルでの文化比較がとても好きで、今日はそれが聞けてとても勉強になりました。料理や教育など高校生として身近な例を挙げ、その違いを、実体験を通して紹介してくれました。 その中でとても興味深かったのは教育の話しで、日本の授業ではディスカッションやグループ学習や実験が中国の学校よりも圧倒的に多いという発言でした。このフレーズは、これまで日本の学生が欧米に留学し帰国したときによく使っていたものです。時代は変わったなと思います。そして最後にカシンさんが、日本の文化に触れられて、品川女子学院の一員になれて、4年の、D組の仲間になれて本当にLuckyだという言葉を繰り返しました。感謝の気持ちを、率直にはっきりとした言葉で伝える。これは逆に日本人が学ぶべき姿勢だと強く感じました。 クラスや学年の仲間、中学生など大勢が応援に来てくれていました。本人はとても嬉しかったと思います。

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中等部校長

テスト初日(20220115k)

大学入学共通テストで一番気になるのは、自分の専門科目の国語で、どんな問題文でどんな設問が作られたか、ということです。 いい文章、練られた問題が多いので、毎年解くのを楽しみにしています。 受験生のことは気にならないのか? 他人は他人、自分は自分。そのとき自分のできることを精一杯やることが大事だとずっと言ってきました。 今日から始まる試験の日々を、自分たちなりに乗り越えてくれることでしょう。 私は明日問題が手に入ったらじっくり解いて、6年生諸君が学校に来たときに、「ああ、あの問題はさあ・・・」と言葉を交わせることを楽しみにしています。

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高等部校長

共通テストの朝

朝、品川神社へ行ってきました。この時期ですからもちろん寒いですが、天気は快晴。昨日一昨日の降雪で移動が大変な地域もたくさんありますが、首都圏は大丈夫そうです。 6年生は昨晩ゆっくり眠れたでしょうか。朝自宅で食事をして、快晴の中、勝手のわかっている交通機関で会場へ向かう。以前にも書きましたが、これだけでも恵まれています。あとは自分との勝負。今伝えられることとしては、終わった科目を振り返らないことでしょうか。たった1回のテストですから気になるとは思いますが、まだ試験が残っている段階で終わった科目のことを考えても良いことはありません。常に先を見て頑張ってきて欲しいと思います。 他に人がいなかったので、かなり長文でお願いしてきました。

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中等部校長

今日の夕暮れ(20220114k)

きれいな空です。 (寒空の下、元気にクラブ活動中の生徒諸君)

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中等部校長

出願始まっています(20220113k)

月曜日から、中等部入試の出願受付が始まりました。 全てweb出願ですので、早朝から親御さんが行列を作るという光景は過去のものとなりました。 各試験とも、前日夜が出願締め切りとなっております。

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高等部校長

合唱祭練習日

今日は1回目の合唱祭練習日です。各学年が1時間ずつ体育館に集まって通しで練習をします。まだ本番まで1週間ちょっとありますので、例年だと仕上がりは今ひとつ。ここで、他のクラスの完成度を目の当たりにして、遅れているクラスは気合いを入れます。そして2回目の練習日(今年は来週火曜日)では、ほんの数日前は出遅れていたクラスが見違えるような状態になっていることがあります。 1時間目は4年生、3時間目は5年生の練習を見学しました。昨年は合唱祭が中止でしたので、4年生は2年生からいきなり高等部の曲、5年生は最初で最後の高等部合唱祭です。コロナの流行が始まってからは、練習にとても多くの規制があり、マスクをしたまま合唱することになります。例年に比べて不利であるのは間違いないので、どうなるかと思って見ていました。全員で合わせる機会が少ないのか、歌い出しで戸惑っているクラスがいくつかありましたが、後半に行くにしたがって良くなっていきました。5年生はすでに完成度の高いクラスもあります。 練習後各クラス2分間だけ音楽科小山の指導がありますが、教員の指導が入ると一気に声が出るようになるのは例年のこと。この指導に熱が入ってきたところで、実行委員が「時間です!」とバッサリ打ち切るのも例年のこと。そして学年練習終了後、小山のところへ各クラスの責任者が殺到し、必死に修正のポイントを聞き出そうとする光景も例年のこと。状況が不利でも、その中で何とか良いものにしようとする積極的な姿勢はいつもと全く変わりませんでした。このまま無事に彼女たちが会場で成果発表できることを切に願っています。 今年は指揮者がご覧の通り離れた所から、鑑賞も舞台に離れた位置からと生徒会が工夫しています。1年生も合間に見学したのですが鑑賞態度が素晴らしかったです。  

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中等部校長

冬休み中の出来事など(20220112k)

〈その1〉 お正月ということで、某ホテルに家族で食事をしに行きましたら、コンシェルジュに卒業生が。 彼女とは3年前のNZ修学旅行の時にも現地で偶然会ったことがあるので、こういうのを天文学的確率、と言うのではないでしょうか。 〈その2〉 私の師匠である藤原和博さんが、重松清さんと対談され、そのビデオが公開されました。 重松さんの思いがわかる、ファンには必見のビデオだと思います。 途中、ネタとして一瞬、私の話が出てきます。師匠の弟子イジリということでしょうか(苦笑) あのとき、電車も無くなったような時間に、重松さんが「これから帰って原稿書く」とおっしゃるので、月にどれくらい書くんですか、とお聞きしましたら、 「600枚」 と。 頂点に立つ人の凄さを思い知った一瞬でした。20年前のことです。

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