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白ばら日記

始業式・特別講座(寺田倉庫)・表彰

  まだまだ暑い日が続きますが、二学期が始まりました。 式では多様性の話をしました。   夏の間に行われた特別講座の紹介をします。以前から寺田倉庫の経営者の方と交流があり、ご近所でもあるので、生徒の美術教育に協力しますとのお話をいただきました。それを、美術科の塩崎に相談したところ、プランのある生徒がいます!とのことで、特別講座として実施できました。 以下、塩崎より報告いたします。 特別講座 現代アートを楽しもう.pdf (2.99MB) ご近所の企業ということでは、同様のご縁で、以前も特別講座をしていただいたセガサミーホールディングスに文化祭でお世話になるクラスもあります。 今日は、関東大震災が起きてから100年の日です。本校の母体となった荏原婦人会の女性達は、このとき、地域のためにと力を合わせ避難所を設営しました。社会的にマイノリティーであった女性達の献身的な活動を見て、地域の方々が次々と支援をしてくださったそうです。そこから品女の歴史が始まりました。 創立者漆雅子はいつもいつも、「感恩報謝、いただいたご恩を社会にお返しなさい」といっていました。 生徒達には一つ一つのご縁を大切に、いただいたご恩を社会へと返していけるような人に育ってほしいです。 そして、その一歩として、お世話になった方への、感謝の気持ちと形にする「連絡報告」を大切に。 *表彰 <高等部> ◆ECC部PDA全国中学校・高校 即興型英語ディベート合宿・大会2023ベストPOI賞 ◆バトン部第42回東京都バトン連盟 選手権大会2位 ◆吹奏楽部第63回東京都高等学校吹奏楽コンクールC組銀賞 ◆ダンス部第16回日本高校ダンス部選手権ダンススタジアム全国大会進出   <中等部> ◆ECC部PDA全国中学校・高校 即興型英語ディベート合宿・大会2023ベストPOI賞ベストディベーター賞 ◆吹奏楽部第63回東京都中学校吹奏楽コンクールB組銀賞 ◆演劇部東京私立中学校演劇発表会優秀賞◆ダンス部第12回日本中学校ダンス部選手権ダンススタジアム全国大会進出◆第11回全日本小中学生ダンスコンクール東日本大会金賞・全国大会進出

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国際交流が戻ってきました 

  猛暑が続きます。自然の涼やかさのお裾分けです。 本校の起業教育についてのインタビューが、オンラインメディアYOSOROに本日掲載されました。   さて、コロナ禍の長いトンネルを抜け、人の移動が戻ってきた夏です。 学校行事も制限され、特に留学や修学旅行などの海外交流には厳しい環境でしたが、その中でも様々な工夫を凝らし生徒の学びを減らさないようにやってきました。4年学年主任の白石より修学旅行とその後の成果について報告します。 修学旅行は、以下の5つの目標を設定しています。①語学学習、②異文化探求、③協調性を高める、④自立(自分の力のみで物事を進めること)、⑤自律(自分自身で立てた規範に従って行動すること)これらを念頭に置いて、責任者を中心として決定したスローガンが、「LED 〜 Learn culture ,Enjoy English ,Discover myself 〜」 ・Learn culture (文化を学ぶ) ・Enjoy English (英語を使って楽しむ) ・Discover myself(自分自身の発見)です。このスローガンを念頭に置いて、ニュージーランドで活動しました。まずは、自主研修。これまでのクルックフィールズ、鎌倉散策、京都宿泊行事などの経験を礎にして、自分達でオークランド市内での活動計画を立てて、グループ活動を行いました。そして、待ちに待ったホームステイ、交流校での学校生活が始まりました。セレモニーで披露した英語でのスピーチや歌は、各交流校から大変お褒めの言葉をいただいています。慣れ親しんだ日本を離れての生活は、楽しいことばかりではなく、悔しいことや辛いこともたくさんあると思います。しかし、様々な課題や不都合を自分の力で乗り越えた先に、生徒達の大きな成長があると信じています。   *そして、その後の成果物ができてきました。以下が白石からの報告です。 修学旅行ではこれまでの探求型学習を生かすことができないかと、自主研修における課題に探求の視点を盛り込むようにし、「地球の歩き方」ともコラボレーションをして取材について学び、成果物としてオリジナルガイドブックを作るという流れを取り込みました。先日、ガイドブックが完成しましたのでご報告いたします。まず、「地球の歩き方」の皆様による全3回の事前講義を実施しました。 <第1回講義> 『地域の歩き方』授業の導入として、地球の歩き方の紹介と、そこに携わる職業の紹介、制作工程を伝えていき、次回授業の読者設定・テーマ設定につなげていきました。 <第2回講義> ガイドブック制作に欠かせない「取材」について学び、現地フィールドワーク(修学旅行)では、必要に応じ「取材」を実施できるよう、事前の準備から当日のポイントまでを確認しました。 <第3回講義> 取材を踏まえて、魅力的な記事を制作するためのポイントを学び、制作準備を行う。ガイドブック編集者目線での、原稿の作り方、見直し方法、テンプレートの紹介など。 <春休み課題(事後学習)> 自分達で記事作成し、優秀6グループを「地球の歩き方」の皆様に選んできただきました。 <オリジナル冊子完成!> オリジナルガイドブックが完成しました。 目次やインフォメーション、裏表紙も代表生徒作成で、各自のセンスが光ります。 *インターナショナルデーの新設、留学生の受け入れも復活しています。 担当のスチュアートより、Farewell Partyと留学生料理教室について報告です。 まずは、Farewell Partyです。 ■概要 6月13日のお昼休みにグローバル教育部のイベントとしてもうすぐ帰国する留学生のお別れ会を開催しました。留学生の5年F組のElenaさんと5年F組のMariaさんが日本での活動を説明し、一番楽しかったこと、一番辛かったこと、絶対忘れられないことなどを共有しました。お別れ会に参加した日本人学生がメッセージカードを留学生にプレゼントをしました。1年生7名、2年生1名、5年生10名が参加しました。監督はグローバル教育部のスチュアートが務め、その他、英語科の山岡、山本、黒沢が見学に来ました。 ■目的 お世話になった留学生2人に感謝を伝え、留学の成果を共有することを目的として開催しました。 ■実績 クイズゲームの形で、留学生2人にとっては留学中の一番楽しかったこと、一番辛かったこと、絶対忘れられないことなどが何だったのかを日本人学生が推測し、留学生2人が自分の経験を共有し、質問に答えました。その後、日本人学生は、留学生にメッセージを書いたメッセージカードをプレゼントしました。留学生との交流が続けられるために、日本人学生が手紙もプレゼントし、帰国したら送るようにお願いしました。   つづいて、留学生料理教室についての報告です。 ■概要 6月20日の放課後にグローバル教育部のイベントとして留学生による料理教室を開催しました。留学生の5年F組のElenaさんと5年F組のMariaさんが担当して、調理室でスペイン料理のチュロスの作り方を紹介しました。作り終わったら、作った料理についての意見交換を通してコミュニケーションを図りました。4年生8名、5年生8名、6年生1名が参加しました。監督はグローバル教育部の黒沢、山本、スチュアートが務め、その他、英語科の小澤、中川、権藤校長が見学に来ました。 ■目的 異文化に触れることを目的として開催しました。また、留学生の2人とももうすぐ帰国しますので、留学生のお別れ会も兼ねました。 ■実績 チュロスは本来あげて作りますが、今回は安全面を考慮して、あげないものを作ることとしました。留学生と交流しながら、日本人学生がチュロスをうまく作ることができました。作り終わったら、スペインから来た留学生のElenaさんがイベントで作ったチュロスと本場のチュロスとの違いを説明しました。その後、出来上がったチュロスをチョコレートソースをつけて食しました。最後に、思い出として日本人学生と留学生と写真を撮ったりしていて、調理以外の活動にも繋がりました。 *6月には、日本ユースリーダー協会が実施している来日研修「さくらサイエンスプログラム」にて、タイの高校生・大学生が来校しました。 本校の生徒と交流をしたり、化学の実験授業への参加や、茶道部体験をしていただきました。今回来日した学生の中には、ロボットコンテストに出場する学生もいたそうです。

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終業式、卒業生、表彰、お知らせ

一学期が終わりました。 中等部の終業式では、起業体験のプレゼンで高等部に交じって2位になった中3のチームに校長がインタビューをしました。このチームは、私のところにも相談にくるなど、理念に基づき、様々なリソースを活用して企画をたてていました。偶然を活用できる人の特徴として、「頼む力(以前のブログで紹介)」が挙げられますが、これも品女力と言えるかもしれません。こうした場でシェアすることで1年生、2年生にとってもモデルとなる思います。 高等部と中等部がともに行事や部活を行うことで、上級生にはチームをまとめる力や後輩を育てる力がつき、下級生には近い将来のイメージが見えることがモチベーションにつながります。これも一貫校のメリットでしょう。 高等部では、帰国するネイティブ教師に校長が英語でインタビューしていました。 また、最近入ってきた卒業生の情報を動画や映像でシェアしました。社会人になった卒業生たちが学校とつながって在校生のロールモデルとなってくれるところも、長く続いた一貫校の特長です。 以下がその際使った各企業のサイトで、それぞれ卒業生が仕事について語っています。HP上の表記名でご紹介します。 日本メドトロニック 一人目に出てます。https://www.medtronic.com/jp- ja/our-company/careers/people/ stories/crm.html JR東海情報システム A.S.さんhttps://www.jtis.co.jp/ recruit/graduates/person/ 楽天ゴール デンイーグルス Sakuraさんhttps://www.rakuteneagles.jp/ recruit/people/ *表彰 <高等部> ■ECC部 第4回フラワーカップ高校生英語ディベート大会 ベストディベーター賞  ■弓道部 全日本弓道連盟昇段審査 初段 全日本弓道連盟昇段審査 初段 *中高の6年間は将来の進路につながるいわば扇の要です。特に女性の場合は男性に比較して出産育児などライフイベントの影響を受けがちなので貴重な時間を有効に使って準備できるよう、私たちも未来社会にアンテナを立てています。 先日は東大の松尾豊先生とゼミのみなさんをお招きして、教員研修を行いました。その様子が、記事になりましたのでご紹介いたします。 データサイエンス百景東大松尾豊教授と考える「生成AI時代の教育」とは? *以前からお付き合いのある寺田倉庫さんから、天王洲のWHAT MUSEUMで現在開催中の展覧会のチケットを保護者の皆様分、 頂戴しました。(高校生以下は無料)学校から歩いて行けるので、保護者面談でお越しの際 などに立ち寄れるよう、各学年フロアに置いておきますね。お子さんがピックアップしてもOKです。 ■高橋龍太郎コレクション「ART de チャチャチャ-日本現代アートのDNAを探る-」展 * 高校生が内閣官房の会議室にて大学生と一緒に参加できる講座( 無料)、講師陣も豪華、 研究者とインタラクティブに行うワークショップもあります。 今後は、 データに基づく意思決定がすべての領域で必要になるため、 理系だけでなく、人文、 社会学に興味のある生徒にも進路を考えるよいチャンスと思います 。 未知なるウイルスに立ち向かえ!パンデミック研究ワーキング  申込みはこちら *東京女子大で女子中高生のための仕事塾が開催されます。 講師の内田和成先生の元で私自身も今、学んでいます。 めったにないチャンスなので、案内します。 申込みはこちら締め切りは7月28日(金)です。 ※写真をクリックすると拡大します。

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逆境を楽しむ(パラスポーツ、ユニバーサルマナー、ドローン、体育祭)

生徒と同年代、車いすテニスの小田凱人選手が話題になっています。子どものころはサッカー少年で、骨肉腫の闘病生活の後、車いすテニスを始め、現在、世界的に活躍しています。 東京オリンピックの招致に貢献したパラリンピアンの谷真海さんも(サンデースポーツ担当、朝礼でもお話していただきました)チアリーディングの選手から骨肉腫を発症したあと、パラスポーツに転向し、『ラッキーガール』という著書を出しています。 パラアスリートの活躍を見ていると自分の置かれた状況を受け入れてどう次へ進むかということを考えさせられます。 昨日は、シンクロメダリストで心理学者のウルヴェ田中京さんのセミナーに出ていたのですが、スポーツ選手のセカンドキャリアの話になり、目指すもののある人は、次の目標に向かってそれまでの力を転換できるというような話題になりました。(スポーツ×ヒューマンの村田諒太さんとのメンタルトレーニングのセッションは感動しました。村田さんの最近の著書も) 実は、ここ数ヶ月、いつも頭が酔っているような症状が出て、いろいろな診療科に行っても原因不明で困っているのですが、スポーツ好きの私はこうしたアスリートの前向きさにインスパイアされ、この状況にも先行き人にシェアできる意味が出てくるのはないかと思っています。 さて、本校では、東京オリンピックまでに全員が経験することを目標に、「ユニバーサルマナー」の研修を受けています。ミライロの垣内さんとの出会いがきっかけでした。 以下は、昨年の中一の研修の様子を主任の直井が報告してくれたものです。 ユニバーサルマナーとは『自分とは違う誰かを思いやり、 適切な理解のもと行動すること』。 知らない、わからない、という「ない」からくる不安をなくし、「 なにかお手伝いできることはありますか?」 とコミュニケーションをとろうとする気持ちが大事であることを、 ワークや身近でわかりやすいお話を通して、 教えていただきました。 事前学習では、「 街で見かけた人が不便や不自由を感じているときに、 何か行動したことはありますか」という質問に、「 行動しようと思ったが声をかけられずに後悔した」 と書いた生徒がたくさんいました。 今回の経験が「なにかお手伝いできることはありますか?」 という言葉をかけられる勇気につながることを期待しています。 もう一つ、ご紹介したいのは、ドローンスクールを開講する卒業生のことです。特別講座もしてくれたのですが、そのときの「ドローンは身体の拡張性の可能性を広げる」という話が響きました。男性より筋力の弱い女性であっても、障害があってもドローンのテクノロジーを活用することによって活躍の場が広がるということです。特別講座のとき担当した住谷へ以下のような報告があったそうです。ドローンの事業と同時に国際貢献事業も行っているというマルチな卒業生です。津田塾から東大の大学院へ進学し視野を広げたことも奏功したのかもしれません。 最近は、専門性を磨くため、大学院や留学という選択肢をとる子も増えてきました。28プロジェクトを始めてからの卒業生の仕事の多様性をうれしく頼もしく見ています。(以下引用) 国家資格が取得できるドローンスクールとして、 国交省から登録講習機関の認可をいただいたので、 うちのスクールで受講すれば実技試験が免除になる仕組みです。 また、開校地である大島町とは「 無人航空機に関する包括的連携協定」を提携し、 町ぐるみで協力していただく体制になっております。また色々仕掛ける予定でいますので、 また品女に話を持っていく際にはどうぞよろしくお願いいたします 。おしんドローンスクールHP(まだ公開したてで、 これからいろいろ情報をまた変えていきます)(と、開校前で忙しいのですが、 今月8年ぶりにクーデター中のミャンマーに出張で行く予定です。パキスタン事業も遠隔で色々動いてます。また近況報告します) 体育祭の報告はしましたが、写真をもらったので、アップします。 在校生達もコロナ禍の状況を受け入れ、マジックハンドのパン食い競争など様々な工夫をこらして、一年一年この行事を継続してきました。 卒業後の人生にもいろいろなことがあると思います。輝る日もあれば曇る日もあるでしょう。でも、どんなときも品女での学びとつながった縁が、巣立っていった彼女たちを支えるように、学校も常に前に進んでいたいと思っています。どんなときも戻ってこられるもう一つの実家として。 開会式 徒競走 玉入れ パン食い障害物競走 長縄 棒引き ビーチフラッグ クラブ対抗リレー 私も放送席から実況中継 3年演舞 着付けコンテスト 綱引き 宅配便リレー メディシングボール 借り物競走 ハッとしてピョン 学年対抗リレー 閉会式 6年生優勝 体育祭実行委員

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体育祭・特別講座シリーズ・お知らせ

昨日は代々木体育館で体育祭でした。6年生だけオリジナルTを着られます。 詳しい写真は、のちほど。 3年生の演舞、上級生の声援が微笑ましい パン食い競争・コロナ禍の工夫 学年対抗リレーは逆転の最後のチャンスで大歓声! 実行委員に支えられています。 *行事も一段落し、一年生の部活見学が始まっています。 本校は仕事を持つ未来から逆算し、マルチタスクを奨励していますので、学習、行事、クラブと積極的に参加してほしいです。 (去年のバトン部の記念品ありがとうございました。もったいなくてしばらく飾っていました) *ダンス部が、昨年度の大会の特別賞副賞として、Bリーグ試合(アースフレンズ東京Zvs西宮ストークス)のハーフタイムパフォーマンスを行い動画がアップされました。 *特別講座シリーズの続きです。 【「ナパーム弾の少女」50年の物語』から考える戦争】 担当の植草より、以下報告です。 [第1回目] ベトナム戦争中、ナパーム弾を被爆し裸で逃げまどう少女を撮影し た1枚の写真が世界で有名になりました。今回の特別講座では、その被写体となったキムフックさんや、カメ ラマンのニックさんに長年取材し、6月に『「ナパーム弾の少女」 五〇年の物語』を出版なさった朝日新聞社の藤えりかさんにお越し いただきました。 藤さんからは、複雑な背景をもつベトナム戦争や、キムフックさん のこれまでの歩みなどをお話しいただきました。生徒たちにとって、藤さんがおっしゃった「戦争や国というものか ら、時には逃げても良いのではないか」という言葉が印象的だった ようです。それは「生きて自由になることを絶対に諦めないこと」 と表裏一体であり、「被写体の少女」として戦後政府のプロパガン ダに利用されながらも、諦めずに留学、亡命そして平和活動へと行 動を起こしていったキムフックさんの人生そのもののように感じま した。また生徒から、「現代であれば、このような写真を載せることは問 題になるのではないか」という質問がありました。当時も掲載する にあたってたくさんの議論があり、キムフックさんご自身も、この 写真を見ることを嫌だと思っているようです。メディアの可能性だ けではなく、危険性についても考えさせられる視点でした。 次回は、「書くこと」について学びます。記者として第一線で活躍 なさっている藤さんが、ワークショップ形式で書くための視点や思 考について教えてくださる予定です。ぜひ、 たくさんの生徒に参加してほしいと思います。 [第2回目] 「ナパーム弾の少女」五〇年の物語』を出版し、 朝日新聞社の記者として活躍なさっている藤えりかさんをお招きし て、2回目の特別講座を開催しました。 今回は、 藤さんご自身が学ばれたアメリカの記者教育講座やシナリオライテ ィング講座をもとに、「書いて伝えること」 についてワークショップ形式で教えていただきました。具体的に描写することが説得力につながる、 主題とテーマは別もので、 主題をまとめるときには形容詞的な熟語を使うと意味が伝わりやす い、など、わかりやすいアドバイスをたくさんいただきました。講座中は皆黙々と文章を書き、終了後、 下校時間ぎりぎりまで個人的に質問をしている生徒たちもいて、 たくさんのことを学んだ充実感が伝わってきました。今回の講座の内容を忘れずに、これからの長い人生で何度も行う「 書く」という行為を楽しんでほしいと思います。   *経済同友会の教育改革員会から出された政策提言「価値創造人材の 育成に向けた教育トランスフォーメーション(EX)~ 個の主体性を尊重し多様性を育てる教育とそれを支える社会環境の 整備~」の34~ 36ページに本校の実戦が取り上げられています。

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特別講座シリーズ(毎日新聞社・イトーヨーカ堂)

本日はすずらんの日だそうです。 一鉢、すずらんをいただきました。 特別講座シリーズの続きです。 *毎日新聞社様との特別講座について、担当の中川より以下、報告です。 少し前の話ですが、春期講習4日間の午後、 東北新社さん主宰で毎日新聞社さんの「ジャーナリズム特別講座」 を実施しました。Z世代に社会問題について考える機会を与えることを目的としてお り、今回は「大学の女子枠入試」がテーマにされました。記者の方々からニュースの見方や意見の伝え方の講義を受け、 最終的には現役ラッパーの方の指導の下、 テーマに関して自分たちが考えた歌詞を( 博報堂さんと毎日新聞さんが開発した) AIラッパーの声に乗せてTiktokで配信するというところま でさせていただきました。Tiktokリンクはこちらです。 韻の踏み方など意外と考えられているので、 もしよければご覧ください。 生徒が考えたのは後半のアンサー部分です。 ※ 学校が特定されて誹謗中傷されるのを防ぐために学校名などの情報 は一切出しておりません。 今回の取り組みについて毎日新聞のポータルサイトで公開されまし た。また、元記事となった「女子枠」の記事のところにも、 出来上がったTikTok動画が張られています。生徒にとっても身近なテーマについてラップで表現するという斬新 な取り組みでとても興味深いものになったと思います。 *イトーヨーカ堂様との特別講座について、担当の中村渚央より、以下報告です。 講座の中で生徒たちが作成したコンセプトシートをもとに、 商品をつくっていただき、お弁当が発売となりました。( 生徒が考案した「チートDAY」が採用されました。)  講座が2回延期になるなど、 担当の方が想定されていたスケジュールと大きく異なる形となりま したが、年度内に商品化までたどり着くことができました。 夕食に食べてみましたが、女子学生が考えたとは思えないボリュームでした。イトーヨーカ堂さんではめずらしいボリューム満点の攻めたお弁当とのことでした。 現在工事中の校舎から持ってきた白薔薇です。 スプリンクラーのなかった時代は、薔薇当番という制度があり、生徒が長期休暇中に交代で水をやり、育てていました。新校舎が建ったら、学校のシンボルフラワーの白薔薇を引き継いで、咲かせたいです。 明日は創立を記念する日です。生徒のみなさんには、先人への感謝を胸に学校の歴史を振り返り、一人一人が果たす役割について考え、行動していただきたいと思います。 学校の後援会より、記念品としてエンブレム入りの蛍光ペンをいただきました。98年の歴史を想いつつ大切に使ってください。   *卒業生の広末涼子さんと対談をした様子が、STORY6月号(2023年5月1日発売)にて紹介されました。  

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新学期が始まりました。お知らせ

新学期がスタートしました。 入学式の様子です。 今年も、フラワーアレンジ部が新入生のためにアレンジメントを作成してくれました。 今日の始業式では、今話題のチャットGPTの話をしました。 最初に、LINEの「AIチャットくん」に「校長から中高生向けに始業式で話すスピーチとして、今、チャットGPTに何が起きていてこれからの学校や、将来の仕事にどんな変化が訪れるのかまとめて」とコマンドを入れて作った挨拶を読み、種明かしをしてから本題に。 数年前まで犬と猫の顔の区別が付かないと言われていたAIが急激に進化して誰でも使えるようになっているという話を私が耳にしたのは、ちょうど1年前くらいでした。教えてくれた人は今、オープンAIにいます。この会社にマイクロソフトが一兆円を投資したというのも驚きでした。 昨日、知人に英会話のAIアプリ、スピークを見せてもらったのですが、フリートークでこちらの間違いも直してくれて、早速使ってみようと思っています。 新しいテクノロジーにはリスクもつきもので、論文やレポートへの使用制限、著作権の問題でアクセスを禁止の国もあり、また、社会の鏡ともなるため、AIによる差別も存在するなど様々な話題が出ています。 私は、以前インターネットと子どもに関する法案を検討する委員をやっていたのですが、そのとき、多くの委員が「インターネットに子どもがアクセスするのは危険だから制限」という意見を述べていたことを思いだしました。私はそれではチャンスも逃すので、コントロールできるようなリテラシーが必要と発言しましたが、今回も、インターネットのない時代に戻れないのと同じようなことになるのではないでしょうか。 昨日、友人から、映画パラサイトの監督の「最もクリエイティブなことは最も個人的なこと」と言う発言に言及していました。チャットGPTは大きなデータを扱いますが、たった一人の体験に基づく表現だからこそ多くの人の共感を得る、そんなこともあるのでしょう。 日本のAIの第一人者の方が、「アメリカに行けば年収が100倍になるのに、どうして日本にとどまるのか」と聞かれたとき、「AIをやっていると人間とは何かという問いに当たる。自分にとって大切なのは身近なひとに貢献することだから」と答えていました。 若い頃から答えをすぐ求め、検証せずにまるごと使うようなことを繰り返していれば、「人間に残る仕事」を果たせない人になってしまうでしょう。今は、ソクラテスのキャラクターで答えを教えず問答するAIもあるそうですが、AIを活用する力、いわばAIとの対話力、コミュニケーション能力も社会的スキルの一つになる日が近づいているのかもしれません。学校教育も大きな岐路に立たされています。 *留学生紹介 アナ・ルイスさん国籍はアメリカです。 *表彰は以下です。 <高等部>■ECC 第8回PDA高校生即興型英語ディベート全国大会2022 ベストPOI賞  ■JasminePeach Education 第5回Change Maker Awards東京ブロック決勝 金賞  ■JasminePeach Education 第5回Change Maker Awards全国大会 銀賞  ■品川女子学院 CLAIR.#SASS2022 最優秀賞 ■品川女子学院 CLAIR. 全国高校生マイプロジェクトアワード2022 ベストラーニング賞  ■個人SandyFace 部門:bgirl 1on1 *NZの大会です  <中等部> ■ECC長良川カップ2023 ベストディベーター個人7位 *生理について活動をしている生徒有志企画の「CLAIR.」が、SASS2022(Sustainability Awards for Students by students)にて活動が評価され、 最優秀賞を受賞したそうです。 *4年生徒有志団体”Jasmine Peach Education”が、「 全ての学生にとって学校の授業をより有意義なものにすする」とい うテーマについて活動し、Change Maker Awards全国大会で銀賞をいただきました。東京海上日動様、マネーフォワード様にもご協力いただきました。 *卒業生の堅田智子さん(大学の最年少で専任の教員)の著書を紹介します。 アレクサンダー・フォン・シーボルトと明治日本の広報外交 吹奏楽部の保護者の皆さま、誕生日のお花をありがとうございました! *広末さんとの対談のあと子育てについての取材がありました。 こちらで放送前日の夕方に告知されるそうです。↓  フジテレビ ノンストップ https://www.fujitv.co.jp/ nonstop/ 

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クルックフィールズ・お知らせ

本校では中等部1年生で千葉県のクルックフィールズでサスティナビリティーに関連する社会課題を考える行事を行っています。本校とのコラボで創られたプログラムがHPにも掲載されています。   最近新たな施設ができたと伺い、見てきました。半分地中に埋まった図書館の選書がすばらしかったです。 元々、こちらは先日のインターナショナルデーで基調講演をしてくださった堀久美子さんのご紹介で、プログラムの監修もしていただきました。 クルックを経営する音楽家の小林武史さんにSBIP基調講演をしていただいくなどのご縁があり、今に至っています。 コロナ禍で中止になったニュージーランド修学旅行のあとおこなった班別修学旅行でも、クルックフィールズの責任者をなさっていた方とのご縁で石巻を訪ねたグループがありました。 そのあとでいただいたお便りも紹介します。 「先週、御校高校二年生17人を石巻に1.5日間の行程でご案内させていただきました。 震災からローカルベンチャーを立ち上げている人たちとのお話しを 行い、鹿の猟師に1日体験入門して、森に入り、鹿を捌き、 それをBBQで食べる体験、そして大川小学校にて、ご遺族のガイドをもとに、 そこで何が起きたのかを感じていただきました。 いずれもReborn-Art Festivalで進めてきた”いのちのてざわり”について色濃く感じていただける時間になったのではないかと思います。 また生徒の皆さんの、積極的に学ぼうという姿勢が素晴らしく、講師、ガイドの皆さんもその分、熱が入っていたと思いました。 先生も大切なところは抑えつつ、 生徒の自主性を尊重されているようで、いいバランスでの信頼関係が素晴らしかったです。 KURKKU FIELDSに引き続いて、機会をいただきまして、 ありがとうございました!この機会をまた次に活かせるように進めさせていただきたいと思い ます!」 本校の生徒が様々な経験をさせていただいているのは、こうした校外の方々がつないでくださるご縁です。いつか、これを社会に還元するよう、アントレプレナーシップをはぐくんでいきたいです。 *再掲します。 教育シン ポジウムにパネリストとして登壇することになりました。 日時:3月11日(土)午後1時半~同4時テーマ:「時代に取り残された学校現場 その2 中・高校教育施策の立て直しを考える」 詳細、申込はこちらからご確認ください。 21世紀構想研究会創設25周年記念シンポジウム.pdf (162.23KB) *先日ANAの井上社長と対談した様子がANAグループのHPにて掲載されましたので紹介いたします。 ANAグループ 「DEIフォーラム2022」・日本語版・英語版 ・詳細はこちらから   *以前参加したパネルディスカッションの様子が、HPで公開されましたので、ご紹介いたします。◆テーマ:ポストコロナを生き抜く人材を育成する新たな教育~人材育成の現場から日本の未来を展望する~◆ご一緒した登壇者中室 牧子氏 慶應義塾大学総合政策学部 教授廣瀬 聡氏 学校法人グロービス経営大学院 研究科長水野 雄介氏 ライフイズテック株式会社 代表取締役CEO (本校の生徒がライフイズテックレッスンコンテスト2021において最優秀賞を受賞。優秀賞等、別賞を受賞した生徒もいました) *産経新聞社主催のフェムテックイベントの中で、 本校の生徒がゲストとしてトークイベントに参加し、 男子校や小学生に向けた「生理の講座」についてお話ししました。こちらの予約サイトから事前にお申込みいただければ、 視聴URLがメールで届くそうです。 フェムテックを、もっと!ー家庭や職場でココロとカラダを学ぶ2DAYSー ■配信日時2023年3月8日(水)18:00-22:102023年3月9日(木)18:00-21:30の2日間 ■プログラムDAY1 まずは知りたい「ココロとカラダ」のことDAY2 みんなで考えたい「ダイバーシティ&インクルージョン」のこと           こちらのトークイベントは、 産経新聞社が発行するフリーマガジン「メトロポリターナ3月号」 にて記事が掲載される予定です。3/10~3/ 19まで東京メトロの各駅のラックにて配布されるそうです。 また、原宿で行われるフェムテックイベントWEHealth 2023でも、「 メトロポリターナ3月号」の記事が配られる予定とのこと。 *本校でもお話していただいたことのある、スポーツ心理学者 / 五輪メダリスト / IOCマーケティング委員の田中ウルヴェ京さんの生徒学生向け講座があります。(先日、NHKBSで村田諒太メンタリングセッションの特集があり、心を打たれました) KITE Projectウェビナー「オリンピックからの学び:ちゃんと失敗し、かっこいい自分になる」 2023年2月26日(日)19:00から 田中ウルヴェ京さんのご活動(公式ウェブサイトより)https://www.polygone.jp/works こちらからお申し込みください。

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白ばら日記

中学入試を前に、ご家庭の準備チェックリスト

今週木曜には、合唱祭を行いました。久しぶりに中高合同で保護者の方にもお越しいただくことができました。 実行委員に聞いたら、コロナ以前とコロナ対応のハイブリッド実施になるので、準備が大変だったとのこと。 練習にも制約があり、マスクをしての合唱でしたが、そんな中でも力を合わせできる準備を精一杯し、美しい歌声が響いていました。 各クラス、学年を締めくくる最後の行事で5年生にとっては最後の合唱祭、実施できたことに感謝し、思い出深い行事になりました。 こうした一年一年が、生徒の未来につながっています。今夜は、28歳ホームカミングデーの特集番組(NHK:BS)があり、卒業10年後の子達が何を語っているのか楽しみです。(再放送は2月2日21時) 1月30日(月)21時からは神谷校長がこちらの教育ニュースに出演します。------------------------------ ---------------------- 来週から中等部入試が始まります。まだ続くコロナ禍の中、受験生の皆さんもご家族も心配の多い日々だと思います。お子さんをサポートする親御さんに少しでも気持ちの余裕を持っていただけるように、毎年、入試直前チェックリストをシェアさせていただいています。(著書『伸びる子の育て方』の巻末に掲載したものです)最終確認のヒントとして、安心の一助にしていただければ幸いです。 □ 持ち物は学校ごとにチェック表で確認。書類は取り違えないように学校毎にファイルしておく。 □ 体調不良に備え、マスクの替え、鼻血対応のティッシュ、エチケット袋等も持っておく。 □ 着る物は着やすくて温度調節ができるものを。(保護者室が寒い学校もあるので、親御さんも備えて) □ 前日は消化のいい物を早めに食べて寝る。(寝られなければ「それが普通。みんなそうだから大丈夫」) □ 移動時間はもう一度シミュレーション。土日はダイヤや到着ホームが違うことも。万が一に備えて他の路線があれば見ておく。 □ 受験校の電話番号は控えておく。もしものときはまず連絡を。 □ テストの後、結果は聞かない。結果で叱らない。(本人が一番感じています)ただ、理社の時事問題はその年の傾向があるのでチェックした方がいいことも。そのとき、ケアレスに気づいても、「次はどうしたらいい?うん。それなら次は大丈夫」とよいイメージに変えてあげて。ただし、それもあまり疲れているようなら終わったことには触れずに、リラックスさせることを優先に。 □ 一つ一つの入試結果が思い通りにならない日があっても、お子さんとは”終わった後の楽しいことをシミュレーション”「最終日は好きなものを食べようね」などと明るい絵が見えるように。 □ 学校によって過去問の傾向が違うときは、次の学校への切り替えを(句読点の数え方が違うことも。慌てて時間切れにならないようにどこからやるか時間配分のシミュレーションなどもしておく。満点は取らなくていい、合格点をとればいいので) □ 併願パターンに合わせて合格後の手続きまでを事前に一覧に。学校は期限には厳密。気が抜けてうっかり締め切りに間に合わないようなことがないように。 □ 受験番号は他人に言わない。受験校の同じ親しい友人との行動もどこまで一緒にするか事前に考えておく。(合否が別れたときが辛いので) □ 第二志望以降は数字をつけず、どこが好きかを話題にしておく。 □ 不合格になった学校を否定しない。(あきらめたころ繰り上げがくる学校もありますし、手に入らなかったものを否定する概念をいれないように) □ 合格した学校に「あなたを認めてくれた」という言葉を使わない。(選んで受けてくれた受験生を認めていない学校はありません。合否は本人のとった点数の結果です。逆の場合に否定された気持ちになってしまいます) □ 万が一の場合を考え、親類縁者、人手を確保しておく。親が気持ちの余裕を持つため手の抜けるところは抜けるよう、自分でなくてもできること、他の人に手伝ってもらえることがあれば頼んでおく。(一段落してからでも大人同士のフォローはできます) □ 何かあっても親は慌てた顔をしないで。お子さんが落ち着いて受験できることを最優先に。 □ 自分自身の精神状態を安定させるため、入試期間中の息抜きの時間や場所(お茶の時間、好きなスイーツ、部屋に飾る花、待っている間に読む楽しい本、愚痴を言える人等々)も確保しておく。(お母さんを子どもが慰める場面を何度も見ました) □ 下の子のケアを疎かにしない。(「お姉ちゃんは受験だから仕方ない」が通用しない年齢もあります) □ 未来を犠牲にしない。(受験はとても大変で大きな出来事ですが、お子さんの長い人生から見たら一時のことです。未来を見たとき受験より大切な価値観は見失わないように) □ 学校選びは人の評判の「良い悪い」より、自分に「合う合わない」が大事。複数の学校に合格して迷ったら、他人の評価や動く数字でなく価値観を優先して。最後は子ども自身に決めさせる。(入学後、思い通りにならないことは必ずあります。そのとき、乗り越えられる子は自分で選んできた子です。自己決定が成長させます。) 受験期間中、お父さん、お母さんの一番の仕事は、「笑顔でいること」です。 30数年、この世界にいてしみじみ思うことは3つです。 「受験のその後の人生は長い」 「入学することになった学校がその子にとって一番いい学校」 「結果がどうあれ、受験勉強の過程で得た財産は消えない」   試験が終わったら、どうか笑顔で、これまで頑張ったお子さんとご自分自身をねぎらってあげてください。 受験生の皆さんが、落ち着いてこれまで努力した実力を発揮できるよう祈っています。

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