PRODUCED BY 品川女子学院
白ばら日記

2020文化祭②

文化祭の続きです。 ◇クラブ、ステージ企画、その他団体のご紹介です。 書道部 CBL ポスターセッション 競技かるた部 ur preciousジェンダーに関する有志企画、対談に参加 写真部 バトン部 ダンス部 インターアクト部 文芸部 体操部 クッキング部 フラワーアレンジ部 ステージではICT教育についてのセッション 被服部 軽音楽部 ECC セブンティーンアイス委員会 ステージ企画 iKnow!有志企画 チェンバーオーケストラ部 箏曲部 茶道部 メディア研究同好会 社会部 天文同好会 生物部 化学部 演劇部 吹奏楽部 作画部 美術部 パソコン部 放送部 水泳部/バトミントン部 5e5 災害プロジェクト 有志企画のur preciousでは、軽井沢のインターナショナルスクールの代表理事と私の対談もありました、学習、部活、行事とマルチタスクの品女生活の中で、有志企画に手を上げてジェンダーという女子校に親和性の高いテーマを深く扱ったことにおどろきました。 クッキング部は致命的な制約に負けない企画、生物部は毎年目の付け所が面白く、被服部はテーマ性があり、年々よりよくなっていると感じます。受賞常連クラブも多い中、今年のECCは楽しい展示もさることながら、スピーチが圧巻でした。高学年になるほど、内容が抽象的で深く、思わずうなりました。以下、表彰の教頭コメントです。 今年度は、最優秀賞1 つ、優秀賞 2 つ、特別賞 2 つ とします。 特別賞は2つ 、まず生物部「 生物一遇 」 です。時間や環境に限りのある中でも、身近なものを使用して、多くの人が共感できるような題材を生物部ならではの視点で選定して実験し、発表していた点は好感が持てます。サンプル数が少ないため、統計データとして結論を出すことが難しい部分がありました が、そのことをきちんと踏まえた上でデータ分析をし、考察、結論までわかりやすく丁寧にまとめていました。特に「菌VS 除菌剤」の実験では、販売されている除菌剤だけでなく、殺菌能力があると言われている食材についても調べており、興味を引かれる展示でした。ただ、実験の写真やイラストなど、視覚的な表現もあるとさらによい展示になると思います。 もう一つは、有志企画のur precious(ゆあ ぷれしゃす)「 ur precious 」です。女子高生である皆さんが、社会に出た時にどのようなジェンダー問題に直面するのかという身近な問題点に着目し、ジェンダーとは何か、また、それに関する社会問題を、講演会、CM作成、Q&A形式など、わかりやすいだけでなく、来場者が自分のこととして捉えられるように工夫されていた点が素晴らしいと思います。様々な分野で活躍されている方々のインタビュー等を通して集めた情報の多さに、皆さんの熱意を感じました。今回の発表を新たな出発点にして、今後も自主的に活動を継続してほしいと思います。 次に、優秀賞は2つ、まず 被服部「 楓 」です。「高級品」をモチーフにしながらも、単に品質が高級であるとか、値段の高価なものという視点で捉えるのではなく、「変わらない」という本質に着目したテーマ設定が素晴らしかったです。砂糖やお茶、蜂蜜などは、現代では「高級品」としてあまり認識されていませんが、そうしたものを「変わらない」という視点で見直し、歴史背景を丁寧に調べた上で、それぞれの価値について考察し、オリジナルのデザインにまとめ、丁寧に仕上げた作品に昇華させていました。来場者にも作品に込めた思いが通じる展示発表だったと思います。1 年生の共同作品も よかったです。 もう一つは、クッキング部「 突撃!部員のお昼ごはん 」です。“調理ができない”という通常の活動が制限された状況下で、自分たちでできることを考え、ITを活用して部員同士の交流をはかり、クラブとしての活動を継続してきた様子がうかがえました。そのひとつとして、部員の食生活に目を向け、アンケート調査を行い、バランスや健康との関係を考え、今後のメニュー作りの参考にするという、今までの活動には見られなかった取り組みもわかりやすく展示されていました。部員各自の昼食について、写真とレシピを公開した展示や、普段の活動の様子をまとめた動画も、見ていて楽しいものでした。 最後に、最優秀賞は、ECC「 SEKAI NO CULTURES 」です。ハンドサイン、食事、学校など、各国それぞれの特徴的な文化について調べた展示は、楽しく、わかりやすい内容で、来場者を楽しませていました。一方、身の回りの会話の問題点に着目して、そのために語彙力を向上させる取り組みをするだけでなく、論理力・構成力にまで踏み込んで、そのために語彙力を向上させる取り組みをするだけでなく、論理力・構成力にまで踏み込んで活動する様子がわかり、長期的な視点でさまざまな活動を行っているクラブの充実ぶりがうかがえます。そして、英語スピーチの発表会も、部員一人一人のの熱意が伝わる、素晴らしい熱意が伝わる、素晴らしいものでした。今後もますます活動を充実させて、外部の大会などにも挑戦し続けてください。クラブ展示については、日常の充実した活動の成果や、部員全員でテーマを深く研究した結果が発表されることを、来年度以降も期待しています。また、今年のような有志企画に来年も出会えることを期待しています。

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白ばら日記

2020文化祭①

今年の白ばら祭は、換気や消毒などできうる限りの感染防止策をとり、生徒と保護者を3タームに分け、密を避ける仕組みを考えなんとか実施することができました。 品女で過ごす生徒の1年は二度と戻ってきません。授業だけでなく、部活や行事など、学校生活全般の経験を止めないように、安全を最優先しつつ、あきらめず、できる限りのことをやっていくのが私たちの方針です。 私たちの学校は社会とのつながりを大切にしていますが、コロナ禍で制約の多い中、オンラインの活用など、生徒たちは様々な工夫をして、開かれた文化祭を実施できました。 一年生の発表の中に、社会問題を仕方ないことと諦めず行動を起こすという言葉がありました。5年生の課題解決学習にも例えば授業内容の改善を自分ゴトとしてアクションを起こすというものもありました。ジェンダーの問題を様々な角度から扱った有志企画もありました。 私たちの学校は、女性に参政権がなく、男子と同じ教育は必要がないと思われていた時代に、この問題を自分事として一歩を踏み出した人々が創立しました。その文化が今の生徒たちにつながっていることを誇りに思います。 今年は、ご家族の皆様も限定された時間のみの見学とさせていただきましたので、関係者にオンラインで内容をお伝えする特設サイトを作りました。保護者ページの主任ブログからご覧ください。   ◇中等部 社会課題を見つけ、仮説を立て、検証し、解決のアクションに結びつけるという流れで研究発表をします。 デザイン思考のプロセスが各所で使われ、一年生から、「○○ちゃんのプロトタイプが一番よかったので・・・」という会話が飛び交っています。 1A はじめての満員電車 1B ストレスには音楽しか勝たん 1C あつまれ!勉強の森! 展示の説明をしっかりしてくれました 1D OPEN THE DOOR 1E 荷物警察 1F 大人も知らない自己紹介 2A あつめて じきゅうの国 2B あつまれリモートの森 2C LGBTQ allyになりたくありませんか? 2D 未来両立館 2E しあわせ!ファッションガール 2F 美顔探偵 2G 熱中症対策しないとかホンマでっか!? 3A ジブン。をプロデュース 3B mission impression 3C コミュ力向上委員会 3D Do:誰もが楽しむエンタメ生活 3E Colorful World 各賞の発表と教頭の講評です。 1年生特別賞 E クラス 「荷物警察」優秀賞 F クラス 「大人も知らない自己紹介」最優秀賞 A クラス 「はじめての満員電車」 2年生特別賞 D クラス 「未来両立館(輝く女性)」優秀賞 A クラス 「あつめて じきゅうの国」最優秀賞 G クラス 「熱中症」 3年生特別賞 E クラス 「 Colorful World 」優秀賞 A クラス 「ジブン。をプロデュース」最優秀賞 C クラス 「コミュ力向上委員会」 各学年の最優秀賞を獲得したクラスには、それぞれに見事な点がありました。今後の参考のために、みなさんにお知らせします。 「1A」満員電車という身近な問題は、コロナ感染リスクという条件が重なり、より多くの人が関心を示す問題となっています。そこに着目したところがまずよかったと思います。問題定義から仮説、検証、考察と、限られた条件下で十分に時間をかけて議論・調査をして取り組んだ様子が、展示内容からよく伝わってきました。現状だけでなく、その経緯や過去の取り組みも丁寧に調べ、その内容をもとに鉄道側から乗客側の問題に視点を移してディベートを行うことで、新たな気づきを得ることに成功していました。限られた状況の中で、インタビューや取材も適切に行われており、自分たちで導き出した検証結果に説得力を持たせていました。「仕方がない」「大丈夫」というインサイトから、意識の改革を実現するために、東京都交通局への嘆願書提出、テレワーク推進を来場者へ提言するなど、アクションも具体的でわかりやすいものでした。「行政が悪い」「鉄道会社が悪い」というように、他者に責任をすべて負わせる方向に進まなかった点も、 特によかったと思います。 「2G」熱中症という、身近でありながら世代を超えて意識すべき問題に着目し、長期的に情報を集め、自分たちで検証している取り組みが、丁寧にまとめられていました。クラス内で行ったディベートもポスターセッション形式という新しい試みに挑戦していたことは非常に評価でき、それによって、内面的・外面的・教育的の3つの視点からクラス内の理解を深めた様子がよく分かりました。中でも、貧乏ゆすりが暑熱循環を起こせるという検証結果には驚かされました。また、教育的視点に落とし込んで、独自の授業案の普及をはかるという解決策については、他校も巻き 込んですでに実践している点が得に素晴らしいと思います。今後も企業と協力して普及活動を行っていくことを決めているので、長期的に取り組んでいくことを期待しています。 「3C」テーマ設定の経緯が明確で、必要性の検証を自分たちだけでなく企業様にもご協力いただき立証していました。コミュニケーションを苦手とする原因を、日本の教育や親子関係などあらゆる方面から探り、その情報収集のために積極的に活動している様子が伝わってきました。また海外との比較から独自のコミュニケーション教育のアイディアをデザインした点も素晴らしかったと思います。さらにそれを3 つの力に分け、それぞれに役立つワークショップを紹介していた点もよかったと思いますし、実践をした様子を見ていただけるようにQR コードを貼るといった展示も、よい工夫でした。なお、すぐれた提案ですので、今後の活動につなげていくことを期待しています。 以上、いずれも立派な発表でしたが、 今回は3年Cクラスを中等部最優秀賞 ということにしたいと思います。 中等部最上級生にふさわしい 展示でした。コロナウィルスの影響を受けた今年ほど、テーマ設定から調査にいたるまで、多くの制約があって難しかった時は、なかったと思います。その中でも、 Zoom を使って取材を試みるなど、新しい工夫が生まれました。こうした方法は、来年度以降、通常の活動ができるようになった後でも、上手に 活用 してほしい と思います。また、現状分析から 仮説をたて、調査 に基づいて 考察 を して 、自分たちなりの 提案 につなげ る、こうした 研究と展示 のあり方をぜひ参考にしてほしいと 、昨年の講評で皆さんにお話ししました。今年は、どの学年、どのクラスにもこのプロセスをみることができ、たいへんよろこばしく思います。今後もぜひ、継続してください。 クラブ、その他の展示、高等部は後日ご紹介しますね。     ◇クラブ、ステージ企画、その他団体 書道部 CBL ポスターセッション 競技かるた部 ur preciousジェンダーに関する有志企画、対談に参加 写真部 バトン部 ダンス部 インターアクト部 文芸部 体操部 クッキング部 フラワーアレンジ部 ステージではICT教育についてのセッション 被服部 軽音楽部 ECC セブンティーンアイス委員会 ステージ企画 iKnow!有志企画 チェンバーオーケストラ部 展示 クラブ の表彰です。今年度は、最優秀賞1 つ、優秀賞 2 つ、特別賞 2 つ とします。 特別賞は2つ 、まず生物部「 生物一遇 」 です。時間や環境に限りのある中でも、身近なものを使用して、多くの人が共感できるような題材を生物部ならではの視点で選定して実験し、発表していた点は好感が持てます。サンプル数が少ないため、統計データとして結論を出すことが難しい部分がありました が、そのことをきちんと踏まえた上でデータ分析をし、考察、結論までわかりやすく丁寧にまとめていました。特に「菌VS 除菌剤」の実験では、販売されている除菌剤だけでなく、殺菌能力があると言われている食材についても調べており、興味を引かれる展示でした。ただ、実験の写真やイラストなど、視覚的な表現もあるとさらによい展示になると思います。 もう一つは、有志企画のur precious(ゆあ ぷれしゃす)「 ur precious 」です。女子高生である皆さんが、社会に出た時にどのようなジェンダー問題に直面するのかという身近な問題点に着目し、ジェンダーとは何か、また、それに関する社会問題を、講演会、CM作成、Q&A形式など、わかりやすいだけでなく、来場者が自分のこととして捉えられるように工夫されていた点が素晴らしいと思います。様々な分野で活躍されている方々のインタビュー等を通して集めた情報の多さに、皆さんの熱意を感じました。今回の発表を新たな出発点にして、今後も自主的に活動を継続してほしいと思います。 次に、優秀賞は2つ、まず 被服部「 楓 」です。「高級品」をモチーフにしながらも、単に品質が高級であるとか、値段の高価なものという視点で捉えるのではなく、「変わらない」という本質に着目したテーマ設定が素晴らしかったです。砂糖やお茶、蜂蜜などは、現代では「高級品」としてあまり認識されていませんが、そうしたものを「変わらない」という視点で見直し、歴史背景を丁寧に調べた上で、それぞれの価値について考察し、オリジナルのデザインにまとめ、丁寧に仕上げた作品に昇華させていました。来場者にも作品に込めた思いが通じる展示発表だったと思います。1 年生の共同作品も よかったです。 もう一つは、クッキング部「 突撃!部員のお昼ごはん 」です。“調理ができない”という通常の活動が制限された状況下で、自分たちでできることを考え、ITを活用して部員同士の交流をはかり、クラブとしての活動を継続してきた様子がうかがえました。そのひとつとして、部員の食生活に目を向け、アンケート調査を行い、バランスや健康との関係を考え、今後のメニュー作りの参考にするという、今までの活動には見られなかった取り組みもわかりやすく展示されていました。部員各自の昼食について、写真とレシピを公開した展示や、普段の活動の様子をまとめた動画も、見ていて楽しいものでした。 最後に、最優秀賞は、ECC「 SEKAI NO CULTURES 」です。ハンドサイン、食事、学校など、各国それぞれの特徴的な文化について調べた展示は、楽しく、わかりやすい内容で、来場者を楽しませていました。一方、身の回りの会話の問題点に着目して、そのために語彙力を向上させる取り組みをするだけでなく、論理力・構成力にまで踏み込んで、そのために語彙力を向上させる取り組みをするだけでなく、論理力・構成力にまで踏み込んで活動する様子がわかり、長期的な視点でさまざまな活動を行っているクラブの充実ぶりがうかがえます。そして、英語スピーチの発表会も、部員一人一人のの熱意が伝わる、素晴らしい熱意が伝わる、素晴らしいものでした。今後もますます活動を充実させて、外部の大会などにも挑戦し続けてください。クラブ展示については、日常の充実した活動の成果や、部員全員でテーマを深く研究した結果が発表されることを、来年度以降も期待しています。また、今年のような有志企画に来年も出会えることを期待しています。

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白ばら日記

今日から2学期です

  猛暑も9月の声を聞いた今日は一息つき、天王洲運河のカルガモもこんなに成長しました。 今日から2学期です。   始業式はテレビ放送で行いました。 夏休みが短縮される学校が多い中、本校は、4月当初からオンライン授業を実施できたおかげで、通常通りのスケジュールで夏期休暇をとることができました。到達度テストや定期テストの結果、遅れがちな生徒には補習を行い、講習や勉強合宿の代替講習も行いました。 昨年もご紹介しましたが、今年も東京大学で行われたワークショップに参加した4年生もいました。先方にお礼の連絡をしたところ、本校の生徒は積極的で他の参加校ともすぐに仲良くなっていたとのことでした。 感染防止対策を講じた上で、極力部活動も行い、今日は以下の表彰がありました。英検一級をとった生徒がいたり(しかも成績優秀者として表彰されました)、留学生の紹介があったり。 *表彰** □ダンス部第13回 日本高校ダンス部選手権関東甲信越大会 Cブロック3位全国大会 7位入賞および審査員特別賞 ***** 留学生はアメリカから来たSora (ソラ)さん、16歳、 日本語が堪能です。この時期の留学は何かと大変なことも多いと思います。みんなで声をかけてサポートし、またいろいろなことを教えてもらいましょう! オンラインとのハイブリッドで計画中の文化祭の準備も進んでいます。今朝も、実行委員からいくつかの企画への参加を頼まれました。(お楽しみに) クラスの準備も進んでいます。2年生ではLGBTQへの理解を深めるため、先日NHKで特集されて大忙しの杉山文野さんにインタビューをさせていただいたクラスがありました。 再掲ですが、杉山さんのご家族を特集した番組です。https://youtu.be/uAfb6u1KVcU これを見て、私もバトンを渡された気持ちになりました。偏見がなく、すべての生徒が安心して通える学校にしなければと改めて強く思いました。そのためには、「知る」ということが大切です。 本校は学校をオープンにして、社会と生徒をつなぐことを大切にしています。卒業生たちもどんどん「知る」ための情報を提供してくれています。 先日は、家庭科の教員が新校舎の調理室の参考に、丸の内ABCクッキングスタジオを見学させてもらいました。卒業生の田丸さんが役員になっていて案内をしてくれました。  別の卒業生からは、「自分がスイスで子供と参加し、大変興味深かったイベントに、今年は日本からもオンラインで参加できるので、これから進路を決めていく中高生にすすめてほしい」と、連絡がありました。 スイス・ジュネーブに世界最速の加速器があることで有名なCERNという研究所があり、9月6日(日)に『KEK−ATLASオンライン一般公開』が開催されるそうです。普段は見られない最先端の検出器開発現場や、ジュネーブからの生中継もあり、インタラクティブなものになるそうです。小学生でも楽しめたそうなので、物理に興味のある人も、ない人も是非! * ホームページ https://www2.kek.jp/openhouse/2020/atlas.html * YouTubeにアップロードした宣伝動画 https://youtu.be/FnK_VyUMxSs * ポスター https://cernbox.cern.ch/index.php/s/5zkIlUN9qKS53wB    

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白ばら日記

ダンス部全国大会入賞!

ダンス部顧問より以下報告です。 ダンス部の5年生が全国大会で7位に入賞し、 審査員特別賞もいただきました! 例年、全国大会直前に行っていた合宿も中止、 直前の練習回数も制限される中、 Zoomでの練習も取り入れて頑張って練習してきた成果でした。 テーマは「イモムシ」。他校の作品は、現在の状況を反映してか、 荘厳なテーマが多かったように感じました。その中、少しコミカルな本校の作品は目立っており、 オリジナリティーが評価されたのではないかと思います。 今後も、換気や手洗いにより気を配り、 この状況の中で工夫をしながら、 文化祭や他の大会に向けて頑張っていきたいです。 全国大会は、フジテレビで地上波放送があります。  特別番組「灼熱!ダンススタジアム2020」 〜高校ダンス部No.1決定戦 涙、涙の密着100日〜 8月23日(日)午後4時〜午後5時25分放送(関東ローカル) *Nikkeiの新しい媒体Nikkei Financialに、東京海上ホールディングス会長 永野様の記事が掲載されています。その中で、本校について触れていただたいています。 登録が必要なサイトですが、よろしければご覧ください。(秋ごろまで無料でベータ版をご利用頂けるとのことです。詳細はホームページでご確認ください) * 再掲ですが、本校でもお世話になっている杉山文野さんのご家族を特集した番組 です。家族の形、社会の多様性を考えさせられます。昨日の時点で、以下が30万ビューになっているそうです。 https://youtu.be/uAfb6u1KVcU *再掲です。文化祭の起業体験などでもお世話になっている ユーグレナが、昨年から18歳以下の CFO(最高未来経営者、Chief Future Officer)  を募集しています。昨年、 就任した高校生の活躍と提案が素晴らしく、 2021年までに製品のプラスチック50% 削減を意思決定することとなったそうです。 今年度の募集が始まりましたので、 生徒のみなさんにお知らせします。 https://www.euglena.jp/cfo/ bosyu/2020/  

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白ばら日記

閉校期間があけました。キャノン特別講座の番組お知らせなど

  猛暑が続きます。   ベランダに植えたトマトに朝顔が絡んでいました。   昨日、初収穫しました。 さて、学校閉校期間が終わり、今日は、全校清掃を終えた爽やかな(暑いですが(^^;)校舎に、吹奏楽部の演奏の音が響いています。オンライン授業のおかげで、夏休みを短縮することなく、部活や講習も新しい生活様式のもと、細心の注意を払いながら継続しています。 成長期の生徒には、その時期でないと身につきにくい非認知能力(数字で表せない力)もあるので、安全性最優先の前提で、勉強だけでなく、部活や行事を含む広い意味での学習機会をいかに確保するか、教職員は知恵を絞り、汗をかいています。 そんな中、授業だけでなく、オンライン会議のシステムは様々な場面で活用されるようになりました。 先日は、マルイの社員の方と生徒がzoomで話し合いに参加。私も、様子を見ていましたが、高校生ならではの斬新なアイディアをユーモアを交えて語り、社員の方のツボに入ったようで笑いが止まらないセッションになりました。 また、別の日には、中等部の生徒が文化祭の研究発表のインタビューをサイボウズにお願いしたところ、こちらもzoomで社員の方が協力してくださいました。担任からその写真を見せてもらいびっくり!何人もの卒業生が参加してくれていたのです。この会社は、こうした社会状況になる何年も前から、多様な働き方を実現していることで有名で、私も見学させていただいたことがあります。うれしくて、思わず、私からもメールでお礼を申し上げました。卒業生はみな明るく、前向きで、 今後をリードしてくれると期待しています・・・なんて、お返事いただき、お世辞でもうれしい(^o^)です。 卒業生が誇りをもって楽しく仕事をしているニュースに触れることは、わたしたち教職員の何よりの喜びです。 *昨年12月~1月にかけて高校1年生の希望者を対象に実施したキヤノン株式会社(こちらにも卒業生が)の特別講座について、8月16日の「応援!日本経済 がっちりマンデー」で紹介されたそうです。*お知らせが事後になってしまいましたが、その特別講座の様子はこちら(テレビ東京ワールドビジネスサテライトHP)でもご覧いただけます。 * 本校でもお世話になっている杉山文野さんのご家族を特集した番組 です。家族の形、社会の多様性を考えさせられます。 https://youtu.be/uAfb6u1KVcU *文化祭の起業体験などでもお世話になっている ユーグレナが、昨年から18歳以下の CFO(最高未来経営者、Chief Future Officer)  を募集しています。昨年、 就任した高校生の活躍と提案が素晴らしく、 2021年までに製品のプラスチック50% 削減を意思決定することとなったそうです。 今年度の募集が始まりましたので、 生徒のみなさんにお知らせします。 https://www.euglena.jp/cfo/ bosyu/2020/  

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白ばら日記

民主化の父を偲ぶ

台湾民主化の父と呼ばれる李登輝元総統がお亡くなりになりました。 謹んで哀悼の意を表します。 幸運にもお目にかかる機会をいただきましたが、若者を育てようと惜しみなく、様々な経験、知見をお話しくださる穏やかな笑顔が忘れられません。 二度目にお目にかかったとき、「あ、校長先生ね」と、声をかけてくださり、覚えていてくださったことに驚きました。 向かい合う一人一人を大切にすることが、困難な時代に民主化を成し遂げた国家運営につながっていたのだなぁと今、振り返ってしみじみと思います。 現在、世界的に困難な社会状況の中にあって、リーダーの役割というものを改めて考えさせられました。 李登輝氏の『指導者とは何か』を読み返しています。 当時、連載していた新聞のコラムにそのときの経験を書いたものをご紹介します。 昨年末、元台湾総統の李登輝氏に拝謁する機会を得た。「自分の受けた日本の教育に誇りを持っている。」という氏の言葉に衝撃を受けた。学生時代、台湾で年配のタクシー運転手から「私たちの世代は皆日本語を話します」と話しかけられ、日本統治時代の名残かといたたまれなくなった経験があったからだ。私はここで歴史問題に言及するつもりはない。教育現場の人間として、アジア有数のリーダーが「自分を作り上げたのは日本の教育」と言い切るそれが何だったのかを、素直な心で見つめ、今の日本の教育に欠けたもの、今後の日本の教育に必要なものは何なのかを探ってみたいのだ。李登輝氏のお話しから私が感じたことは「私たちは戦後、教科書に炭を塗ると同時に、精神的な支柱となってきた『よきもの』まで封印してきてしまったのではないだろうか?そして、そのツケが積もり積もって現在の大人の社会問題、子供の教育問題に繋がっているのではないか?」ということだった。この講演と氏の著書の中から、次世代に伝えたいと感じたことを三つシェアしたい。一つ目は、「名誉と恥」の意識である。氏は幼いころ母親から絶えず「そんなことをすると人に笑われますよ」と言われたそうだ。「叱られる、罰せられる」という言い方をすれば子供は他律的になり、「見つからなければいい」といった方向に引きずられると危惧されている。政治家の不祥事、大企業の粉飾決算など大人世界のリーダーの腐敗、子供のいじめ問題も多くは「名誉と恥」の意識の欠如に起因しているのではないだろうか。2つ目は「公」の心である。氏の政治信念は「天下為公」(天下は公のため)であった。民主を根付かせるという大儀のため自ら総統を退き、結果、政権は対立する党へと移った。「公」のため、党利を超えた決断だった。学生時代、京都大学で学んでいるときも米国留学中も、常に自分の勉強が台湾の人々の役に立つかどうかという気持ちを忘れたことはなかった。「私」を超えた「公」の志が原動力となり、自分を動かし人を動かし社会をよりよい方向へと導くのではないか。3つ目は「死生観」である。このところの子供の自殺の連鎖で「死」を話題にすることをタブー視する向きもあるが、死をみつめ、死を知ることによって「限りある生をどう生きるか」という問題意識を持つことができ、それが目先の出来事にとらわれず信念をもって生きることに繋がるのではないだろうか。昨年は混迷を極めた教育界だったが、新しい年を迎えるにあたり「人心不古」(いにしえの中に価値あるものとして永遠に残るものがある)という氏の言葉を心に刻み、私たちの先祖が残した「よきもの」にもう一度光をあてたい。ここに述べたことは、私という拙いフィルターを通したものであり、言葉足らずな面も多い。『「武士道」解題』(小学館)また、この時の講演の全文が掲載される「Voice』(PHP出版)2月号を是非ご覧いただきたい。 *今夜21:30〜から、妙心寺退蔵院・松山さんとの対談イベントを行います。 *授業でお世話になっている遠州茶道のご宗家がオンライン茶会を開催されるそうです。  

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白ばら日記

コロナ・デマに惑わされない4つのワクチン・お知らせ

リモート授業のおかげで授業がシラバス通り進み、先週土曜に終業式を終えました。その後、保護者面談を経て、今日から夏期講習が始まりました。試験の結果、学習が遅れている生徒には補習も行います。 部活動も始まっていますが、東京の感染状況の悪化もあり、様々な対策を講じながら生徒の活動をサポートしています。 体の健康と同時に心の健康を守ることも大切です。今日は、心の健康管理に関係してデマに惑わされない方法について、紹介します。白鴎大学特任教授(インターネットメディア協会理事)から伺ったお話をご許可をいただき、シェアします。詳細は以下に添付しますが、要約します。 デマが広がるときというのは、三つの条件がある。 1,不安なとき 2,すぐ答えが知りたいとき 3,正義感に火が付くとき コロナ禍ではすべての条件がそろっており、デマの拡散はウイルス拡大と似ている。新型コロナ同様「3密」を避けることが必要である。 この場合の「3密」とは、 1,一つの情報のみの「密閉」された情報 2,SNSなどで“いいね”が急増する「密集」した情報 3,家族や友人からの「密接」な情報 特に親しい人からの情報は受け入れやすいため注意が必要。(情報を疑うことは、相手がうそをついているのではないかと、その人の人間性を疑うことではない)*疑う力=クリティカルシンキングは大切な力です この感染防止に役立つのは、 1,結論を即断しないこと 2,意見・印象をうのみにしないこと 3,一つの見方に偏らないこと 4,スポットライトの中だけを見ないこと この四つがデマ感染防止のワクチンとなる。 初耳の情報を得たら「(この情報だけだと)まだ分からない」と踏みとどまり、情報源や情報の根拠を探したり、他の情報と合わせて判断する。得た情報をきちんと確認する時間がなければ(SNSなどで)拡散しないということも大切。 デマに対する抗体、つまりメディアリテラシーを身につけることは今後にも役に立つ。 クリックするとPDFがひらきます 下村健一さんコロナ ・ デマに惑わされない4つのワクチン   *7月31日に、京都の妙心寺の副住職松山大耕さんと、 オンラインで対談します。『夜の保護者会』 というシリーズでお子さんを持つ親御さん向けの講座です。座禅体験のあと、対談、質疑応答となります。有料ですが、  申し込まれた方には、 コロナ禍の京都の老舗を応援するためのキットが届きます。( その中に含まれる今回のお菓子は、私の名前にちなんで、 紫色の八つ橋だそうです。)詳細は、以下へhttps://www.075.onozomi.com/   *本校でも情報の授業でお世話になっている、ライフイズテックCEOの水野さんを特集した番組が放映されます。その中で本校も取材され、私もインタビューに答えています。-------------------------------NHKドキュメンタリー番組「RISING(ライジング)」NHK BS12020年7月27日(月)4:30~4:58(早朝)※後日、インターネットでも配信の予定とのこと-------------------------------

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「DEI」を知っていますか?・教育関連記事などお知らせ

先週、夜の説明会を行いました。感染防止のため入校証を手首につける使い捨ての紙のものにしたところ、お帰りの際、それを右手につけている方が左手でハサミを持つと、切れないことに気づきました。ハサミは右利き仕様になっているのです。右利きの私には普段気づかないことで、はっとしました。 本校では、全学年がミライロのユニバーサルマナーの研修を受けています。その研修の中で垣内社長がおっしゃった「障害は環境によって生み出される」という言葉を思い出しました。 利き手が右でも左でも、大きな違いはないはずですが、世の中に右利きの人が多いため、様々な道具や施設が右利き仕様になり、結果として、このはさみの例のように、左利きの人には使いにくい、使えないということが起きてしまいます。 以前、ダイアログ・インザダークの施設で研修を受けたことがあります。視覚障害者の方の案内で、暗闇の中で様々な体験をするというものです。光のある環境の中では、視覚がないということが障害となりますが、暗闇の中では、それが逆転し、光に頼って生活している私は、手取り足取り案内してもらわないと動けないことに気づきました。 垣内さんの、「障害教育は周りの教育が大切」という言葉が心に残っています。 そのミライロのメルマガで、「DEI」をご存知ですか?というものがありました。 なるほど、と思ったので皆さんにシェアします。概要は以下です。 多くの企業が「ダイバーシティとインクルージョン」を推進する中で、「DEI」という考え方が出てきている。 Dはダイバーシティ(多様性)、Eはイクイティ(公平)、Iはインクルージョン(包容、受容)の頭文字。 「平等」を意味する「イコーリティ」ではなく、「イクイティ(公平)」という言葉を使っているのは、「平等」が、すべての人に区別なく接すること、つまり、人によって対応を変えるのではなく、誰にも等しい対応をすることであるのに対し、「公平」は、他の人と同じ物や機会を提供されても活用できない状況にある人に対して、不利にならないような支援や配慮を行うことを意味するから。 どの用語を使うかは、本質的な課題ではなく、「DEI」の「E」の観点から障害者のインクルージョンを考えてみることは、真の意味で公平な機会が提供できているかを問う機会になるのではないか。 右利き用のハサミだけが置いてあっても、左利きの人は活用できない。そんな身近な事例はきっと数知れずあるのでしょう。 *教育ジャーナリストのおおたとしまささんが『21世紀の「女の子」の親たちへ』を出版し、その記事が日経オンラインに掲載されました。私もインタビューに答えています。 →他者のために挑戦せよ 有名女子校「やる気」の教え方 *本日、英語科の山根が、以下のウエブイベントに出演し、本校のオンライン教育について語ります。 →グローバルパートナーズ、オンラインイベント「英語教育×EdTech」 *本校でメディアリテラシーの特別講座をしてくださったことのある フジテレビ解説委員の鈴木款さんが東洋経済オンラインで中国と日本の英語教育の比較の連載を始めました。 以前、生徒を中国の教育視察研修に引率したことがあるのですが、その際、生徒が言った言葉を思い出しました。 このときのことを当時連載していた新聞のコラムに書きました。

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白ばら日記

来週から期末テスト・伊達公子さんの取り組み

学校近所の荏原神社です。6月の夏越の祓いも終わりました。 雨の日が続きます。 これも近所で。この花、一見、同じに見えますが、種類が違うんです。葉っぱを見るとわかりますよね。朝顔と夕顔。 保健室の前にも季節のあしらいが。 学校は、感染予防対策のため様々な工夫をしながら平常授業を行っています。 オンライン授業を4月13日から実施できたおかげで、来週からは予定通り期末テストを実施します。登校する生徒の手にはノートや教材がちらほら。今年は生徒たちも不安や不便を抱え、行事の中止や延期でがっかりすることも多いです。そんな中、後輩のために部活の部長さんたちが動画を作ったり、体育祭王をウエブで実施したりと、できないことの中からできることを探して実行しています。 登校してくる彼女たちが友人と笑顔を交わしているのを見ると、やはり、学校という場は「集う」機能を失ってはいけないなとしみじみ感じます。 閉校中、テニス部の生徒へ自宅でできるトレーニング動画を送ってくださった伊達公子さんが、ジュニアの育成プロジェクトをなさっています。 私たちも、今、自分にできることをしていきたいと勇気が出ました。 5日の日曜の9時から、NHK・BS1にて伊達さんの番組「奇跡のレッスンジュニアテニス女子 伊達公子」が再放送されます。また、その前の、7時からはウィンブルドン伝説の名勝負「伊達公子対グラフ1996年女子シングルス準決勝」も放送されます。生徒は試験前ですから、是非、録画を。 本校が茶道の授業をお願いしている遠州流の月刊誌にお家元と私の対談の後編が掲載されました。 図書室にいれてあります。自分で読み返しても深く、 面白い内容になっていると思いますので、保護者の方も是非、 ご覧ください。

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