PRODUCED BY 品川女子学院
白ばら日記

体育祭

昨日は秋晴れの空の下、駒沢体育館で体育祭を実施しました。 春には実施できず、 開催も危ぶまれましたがようやく実施することができました。 そのため受験間近の6年生は参加できず、校内で模試です。私は、 6年生にもらった学年Tシャツを着て参加しました。 3年生の演舞。苦手な子も全員が息を合わせて舞います。 その苦労を知っている上級生達が声援を送っています。 本校の体育祭は学年対抗なので最後に逆転を狙っての学年対抗リレ ーは会場が割れんばかりの声援に包まれ大盛り上がりです! 慣れない会場で感染対策に心を配り、 委員や学年責任者を中心に本当によく準備していました。 その結果、なんと、40分も時間が早く終了!感染対策の時間短縮のため、生徒一人一人が主体者意識をもって協力し、ミスも少なくテキパキと動いた結果です。 勉強だけならオンラインでもできる。でも、 こうして1000人以上の生徒が息を合わせ、目を合わせ、 力を合わせることで身につく見えない力は、 同じ場所集うからこそ実現するかけがえのないものです。 中高の6年間は二度と戻ってこない。 そのときでなければ身につかない非認知能力がある。 この二年間、 学校中で力を合わせ、知恵を絞り、 なんとか工夫して行事をやってきてほんとうによかったと心から思 いました。  

READ MORE
白ばら日記

これからの時代を切りひらく

  今朝もきれいな秋空でしたが、様々な時間に「秋は空がきれいだな」と感じます。これは夕暮れ時。 今朝の玄関前。 6年生の有志が生理用品BOXの設置を推進していて、 今日から募金を始めました。 以下が彼女たちからのメッセージです。 女性の身体の問題は口に出すのをタブー視されがちですが(以前のブログ) こうして、 当事者意識を持って課題解決に一歩踏み出す生徒を応援したいです 。 _________ こんにちは、StartTheCycleです!StartTheCycle とは、生理用品を忘れてしまったり持ち運べなかったり、 持つのが恥ずかしかったりする、 などの生理の悩み事を解決するため、 校舎のトイレに自由に使える生理用品が入った「生理用品BOX」 を置く活動です。生理用品BOXがあれば、皆さんの寄付を元に、 好きなときに生理用品を使うことができるようになります。この生理用品BOXのプロジェクトを、 全校で運営するための費用を集めさせていただくため、 募金活動を行います。皆さんの学校生活がより良いものとなるよう、ご協力ください! _________   生徒世代がこうして行動を起こせる時代になるまでには、多くの先輩女性達の努力がありました。本校も参政権のない時代に女性達が創立した学校です。そんな女性を紹介する本をいただきました。 *「時代をきりひらいた日本の女たち」(岩崎書店)をいただきました。図書へ入れておきます。執筆者の小杉みのりさんは卒業生の神森真理子さんの姉で、後輩へ是非とのことでご紹介いただきました。校歌の作詞者、与謝野晶子も載っています。素敵な本ですので、手に取ってみてください。神森さんも卒業後フランスへ留学、今は、日本文化を伝えることをライフワークとしています。

READ MORE
白ばら日記

4年生総合学習(講演会)・お知らせ・美術部・フラワーアレンジ部

先日、4年の総合学習で、元ジャパン・タイムズ執行役員の大門小百合さんの講演と私からのインタビューを行いました。大門さんは女性で日本の新聞社初の役員になった方で、今はフリーのジャーナリストとして活躍しています。先日もNHKのクローズアップ現代でコメントをなさっていました。 今は、国際的に活躍し、英語で仕事をなさっている大門さんですが、英語の勉強は中学1年生から。高校での留学を機に英語の面白さを知り上智大学に進学、本校の修学旅行先でもあるオークランド大学に留学、その後、ハーバード大学でも研究をされました。 キャリアの話には、パートナーと協力しながら仕事と家庭を両立していくことになる生徒の将来にとって参考になることが多くありました。ハーバードに行くときは、ご主人がフリーになって同伴し、配偶者パスで一緒に勉強をなさったこと、育休中にはご主人がイスラム圏で研究をすることになり、そこにお子さんと一緒について行き、勉強を続けたことなど。 震災など大きな社会的な出来事があるとき、子育てとの両立は本当に大変で、そんな中で、ママ友など周りの人に助けられたそうです。できないことは抱え込まずに人に頼むこと、できないかもと思っても思い切ってやってみること。「やらない後悔よりやった後悔」という言葉はいつも私が生徒に言っていることだったので大いに共感しました。 女性だからこその苦労もありますが、女性だからこそできることもあります。国会担当の時、まわりがほとんどが男性で、当時たばこの煙がすごかったそうです。妊娠していた後輩がその中で仕事をしていることを見かねて、提案し、喫煙を制限することができたそうです。 今日、話を聞いた生徒たちも、いつか社会によりよい変化を起こす人になってくれたらうれしいです。 ジャパン・タイムズは、日本最古の英字新聞で、学ぶことが多くあります。(本校も取材され英字記事になりました。)しばしば大学入試問題で引用されるので、英語の勉強にもなりますよ。 大門さんが書かれている記事を入学式で紹介し、ブログにもリンクしたことがあります。その記事を元に、「品川ファミリー」に寄せた言葉を抜粋してご紹介します。 アメリカ史上初の女性議員、ランキンが真珠湾攻撃後の開戦決議のとき残した言葉があります。 “As a woman I can’t go to war, and I refuse to send anyone else.” 戦争賛成が388、反対は1、それが彼女でした。本校の校歌の作詞者、与謝野晶子の「君しにたもうことなかれ」が頭に浮かびます。そして、意志決定の場にダイバーシティーが欠けることの恐ろしさを感じます。 今年一月時点のアメリカ両院女性議員数は27%となり、一方、日本の衆議院女性比率は9.9%。女性が初めて当選した1946年の衆議院選の8.4%から80年近くたった今もほとんど増えていないのです。政治分野のジェンダーギャップ指数で日本は156カ国中147位、私たちの学校は、女性に参政権のない時代に創立されましたが、まだまだ女子に特化した教育を行う必要性は大きいと言わざるを得ません。 創立者は繰り返し、「感恩報謝、自分に何かできるチャンスが巡ってきたら逃げずに受けて必ず社会 へお返ししなさい」と言っていました。生徒達が社会問題を自分事として考え、解決の一歩を踏み出す、そんな人に育ってくれることを願います。   ◆お知らせ *SBIP中高生探求コンテスト 全国の中高生が取り組んだ探究内容について応募し、書類審査・動画審査を経て選ばれた10組がプレゼンテーションをする場になります。グランプリ・準グランプリを決定します。本校が会場なので積極的に参加を!ポスターが職員室手前の廊下に貼ってあります。 日時:2月19日(土)14時ー18時 場所:品川女子学院(北品川駅から徒歩2分) ※新型コロナウイルスの感染状況によってオンライン開催に変更する可能性があり。 ◆部活発表のお知らせ *美術部【私立中学高等学校生徒写真・美術展】■期日 11月18日(木)~11月23日(火・祝)9:30~17:30(入場は17:00まで) ※最終日入場は11:30まで■会場 上野 東京都美術館 ロビー階第1展示室 入場無料・予約不要 *フラワーアレンジメント3年生の部員が いけばな大賞2021 学生部門(中学生)に出展します。■展覧日11/22(月) 10:30〜19:0011/23(火) 10:30〜15:00■場所北千住 THEATRE1010 アトリエ(北千住駅西口丸井/10F)

READ MORE
その他

瀬戸内寂聴さんを偲ぶ

瀬戸内寂聴さんの訃報に接し、心からお悔やみ申し上げます。 以前、生徒にお話をしてくださった時のことを思い出しました。 瀬戸内さんは源氏物語の現代語訳をなさっていました。あるとき、映画ガイアシンフォニーの題字を書かれたことでも著名な舞踏家西川千麗さん(故人)の創作舞踊、「源氏物語」の鑑賞に先駆けて、本校の生徒に向けて講演をしてくださることになりました。 源氏物語の解説にとどまらず、ご自身の人生のこと、女性の生き方のこと様々なお話を楽しく、分かり易くしてくださいました。 質疑応答の時間になって、気さくなやりとりにすっかり打ち解けた生徒が、 「髪は何を使って剃っていらっしゃるんですか?」 と質問してしまいました。私は、ヒヤッとして息をのみましたが、瀬戸内さんは、 「〇〇というメーカーのカミソリよ。その話を講演でしたら1年分贈ってくれたの」と笑って、 「触ってみる?」となんと、生徒に頭を触らせてくださったのです。 学校から舞台までお送りする車の中でも、西川さんを応援なさるお話に、本当に優しく気さくで思いやり深い方だなぁと実感しました。 その後、病気をされたとき、番組の中で「人の役に立てないのはいや!」と病気を克服なさる様子が報道され、今もその言葉が忘れられません。 私も昨年二度の入院手術を経験し、還暦を迎え、そろそろ人生を逆算するようになってきました。 瀬戸内さんの遺された言葉を胸に、これからも少しでも人の役に立つ人生を送っていきたいと思っています。

READ MORE
白ばら日記

秋の空・大学出張授業【早稲田大学】・ユネスコ

秋は空がきれいです。以前、遠州流茶道のお家元が「 秋は月がきれいと誰かが教えてあげないと子供はそれに気づかない 」とおっしゃっていました。対談が『女の子が幸せになる授業』 に。 日本には四季があり、それを愛でる文化があることを知ることで、 日々の生活が少し豊かになり、 その積み重ねは生徒達のこれからの人生を大きく変えるのではないでしょうか。 そんな思いで和の授業もやっています。 *出張授業の続きです、担当の名越から報告です。 経済学の視点で経営を学ぶ~早稲田大学商学学術院 谷口みゆき先生~ 今回谷口先生からは、生徒たちにとってわかりにくい経営学という学問を、公共部門(例:大学病院や公立ホールでのコンサート)を通して教えていただきました。 とても興味深かった点は、民間企業はあくまで自己の利益を追求するのに経営学を用いるのに対し、公共部門ではあくまで社会全体の利益を追求するという言葉でした。 また、経営という言葉は、様々な学問分野から成り立っていて、経済学・マーケティング・会計学・社会学・心理学と様々に横断するので、いろいろな事から学ぶことができると言う点も面白かったです。 谷口先生は、「経営学は高等数学で習ったものを全て使っていく学問だから、数学を生かして学問してみたいと言う方にとっては経営学は面白い道です」という言葉は、生徒に響いたようでした。 そして、大学での学問選びの参考にと、経済学の専門家から見た、経営学・会計学・経済学・マーケティングの違いを丁寧に教えていただき、経営学は企業の効果的な運営の方法について考える、会計学は企業のお金のやりくりについて考え、財務を分析する、経済学は企業が社会全体に与える影響を考え、効率的な社会の実現を目指す、マーケティングは企業の商品の売り方を考える、という谷口先生の説明で生徒に教えていたたことは、後のアンケートをみると進路を考える上でよい参考になったようです。 *私が委員をやっているユネスコ国内委員会からのお知らせです。ESD(持続可能な開発のための教育) の表彰式がオンラインで見られますので、 SDGsに関係する教育プログラムの実践例として参考になると思 います。令和3年11月19日(金)21時30分~23時00分 事前登録不要 → http://webcast.unesco.org/ events/2021-11-ESD-Prize/(画面下部のJPボタンを押すと、日本語同時通訳が流れます。)

READ MORE
白ばら日記

大学出張授業[東京女子大学]・お知らせ

  今日の一コマ。体育の授業です。楽しそうだったので。 出張授業の続きです。担当の田辺から報告です。 東京女子大学 現代教養学部 国際英語学科の塩原佳世乃先生にZoomを通じてお話ししていただきました。テーマは「英語の学習から、言語学の研究へ」です。 日頃、生徒たちは英語を教科の一つとして学習していますが、英語を難しくしている一つの要因が「語順」です。この語順という観点から日本語と英語がどれほど似ているのか、もしくは異なるのかという点から見ていく内容でした。日頃、単語を覚える、長文を読むなどしている生徒たちからするとかなり別の観点からの英語を考えるということになったので、生徒たちは静かながら興味を持って話を聞いていました。 世界の言語402語のうち、日本語と同じSOVの語順を取る言語は45%、英語と同じSVOの語順を取る言語は42%だそうです。それ以外で見ると、VSOが9%、VOSが3%、OVS 1%、OSVはなしだそうです。またこのことから、SOVとSVOが主流で、VSOを合わせると世の中の96%の言語が主語が先で、目的語が後になっていることがわかります。まずは動作をする人を先にいって、それを受ける人は後にくる傾向にあるということです。さらには、91%の言語において、VとOが隣接して述語を作っているのです。 世界の全ての人に言語機能があり、9割以上の言語で主語が目的語よりも先に発話され、9割以上の言語は目的語と動詞をくっつけて述語を作っています。日頃、自分が話している言語、学んでいる言語をそう言った視点で分析したことがなかったため大変興味深い講義となりました。 *セミナーのお知らせです。プレッシャーの中での判断力という点で、受験や部活にも通ずるところがありそうなので、紹介します。 テーマ:アスリートの脳を解明し鍛える日 時:2021年11月9日(火)18:00~19:30講 師:柏野 牧夫(日本電信電話株式会社 コミュニケーション科学基礎研究所 柏野多様脳特別研究室長)会 場:zoomウエビナー(URLは申込者に後日送付)定 員:400名(先着順)申込み(参加費):★一 般(1000円)→ https://eventregist.com/e/211109=====================================================【概要】スポーツの試合では、状況把握や相手との駆け引き、 プレッシャー下での瞬時の意思決定をはじめとする様々な脳機能が 勝負の鍵を握ります。しかもその大半は、本人も自覚できない「 潜在的」な脳機能です。NTT スポーツ脳科学プロジェクトでは、 トップアスリートの優れた潜在脳機能を解明して勝つための要因を特定し、 それに基づいて実際にアスリートのパフォーマンスを向上させることを目指して研究を進めています。その取り組みを、 プロ野球やソフトボール日本代表などの実例を通してご紹介いただ きます。========================

READ MORE
白ばら日記

親子のコミュニケーション講座・中1総合学習パネル・大学出張授業[上智大学]

冬の訪れを感じさせるような気温になってきました。   土曜は、1年PTA主催で恒例の親子のコミュニケーション講座を行いました。 久しぶりのリアル参加講座です。 私と、CPIの宇田川先生とのコラボで行いました。 NLPは私自身も学び、保護者の方にも紹介しているカウンセリングの手法です。中学時代は反抗期とも重なり、親子のコミュニケーションが難しくなるご家庭もあります。そんなときのヒントにと、ワークショップと講演を組み合わせて毎年実施しています。 『女の子の未来が輝く子育て』では、私が学んだ中で、効果があって本を読めば活用できると実感している手法を紹介しています。 現中2より、中1校外学習〜文化祭が新しい流れになっています。1年生は校外学習において、サステナブル ファーム&パーク「KURKKU FIELDS」(千葉県木更津市)に行きます。そこで様々な体験をして、まとめたものをプレゼンで共有、さらに内容を深めて文化祭で発表をします。これらの取り組みについて、本日、中等部校長の神谷がクルックフィールズの方とオンライン対談をするイベントが実施されます。中1の新たな取り組みを知っていただく良い機会かと思いますのでご紹介します。 SDGsで切り拓く探究学習の未来!「学校教育はいかにして社会と繋がるか」日程:2021年10月19日(火)18:00-19:30場所:オンライン(Zoom)参加費:無料https://kurkkufields.jp/news/5346/ 出張授業の続きです。担当の伊藤からの報告です。 「経済学で人間の安全保障?」 上智大学 青木研先生 上智大学の青木研先生より「経済学で人間の安全保障?」をテーマにお話しいただきました。 まずそれぞれ「経済学」のイメージ「安全保障」のイメージを思い浮かべさせた後、一般的な「経済学」として株価の動きや需要供給曲線のお話と貧困や戦争、難民のお話がありました。それぞれの学問の主なトピックを理解したところで、2つの学問がどのように繋がるか?と問いかけてくださいましたが、生徒はまだまだピンときていない様子でした。 そこで経済界と感染症対策との両立に苦しんでいる現状などにも触れながら、医療資源や分配のお話を各国の状況などの数字も具体的に示し、また、わかりやすい例を用いながらお話しいただいたところ、「経済学」と「安全保障」が繋がり、興味関心を高めていました。医療資源に関連してワクチンも話題に出してくださり、いまの情勢にも深く関係する事柄だということで、とても勉強になったようです。 Zoomを通しての講義でしたが、問いかけをしてくださって生徒に挙手を促したり、顔のあがりかたを確認しながら話題を振ってくださったりとご配慮も厚く、充実した時間となりました。青木先生、どうもありがとうございました。

READ MORE
白ばら日記

保護者会・植栽・文化祭レポート・大学出張授業

土曜は4,5年生の保護者会がありました。午前中には、4年生のPTA主催で高等部校長の権藤と、この3月に卒業した子達の親御さんが対談し、受験期の子供と親のコミュニケーションについて語るオンラインの会もありました。   先日は私も5年生のPTA主催のオンライン講演会で、生徒の未来に関係しそうな最新の社会状況や親のサポートの仕方についてお話ししました。学校で実施する時より多くの方が参加なさいました。 お仕事やご家庭の事情による制約が少なく参加しやすいことがオンラインのメリットであり、一方、クラス別の会などでは、気楽なコミュニケーションや個別の情報交換がしやすいリアルの場のメリットも捨てがたく、このハイブリッドの形は今後も活用できそうです。 先日の文化祭もお招きできなかったお客様や、時間の制限のあったご家族のため、展示内容や、クラブ発表、起業体験IRレポートなどがHPに掲載されています。力作なので、是非、ご覧ください。   さて、緊急事態宣言があけてほっとしたのもつかの間、先週は地震で生徒の登校にもかなり影響が出ました。自宅で棚から落ちたガラス器の掃除をしつつ、日頃から 備えることの大切さを痛感しました。 先週は、1年生が学校前の歩道の植栽をしてくれました。近所の方に、楽しませてもらってますよと声をかけていただいたそうです。 私たちの学校は、関東大震災の際に女性達が避難所を運営したことが創立の要因の一つになっています。こうした小さな活動の積み重ねが、いざというときの助け合いにつながっていくのだなと改めて感じています。 さて、大学出張授業の続きをご紹介します。担当の植草のレポートです。  【国文学】 駒澤大学文学部国文学科の中嶋真也先生による講義でした。 まず、文学部の国文学科や日本文学科ではどのようなことを研究するのか、自分が行きたい大学はどのよう な基準で選べば良いのかなどのお話を、中嶋先生の出身大学や駒澤大学を例にしながらお話くださいました。 大学の先生の視点での進路のアドバイスは新鮮だったようで、楽しそうに聞いていました。  続いて、『万葉集』の歌についての模擬講義では、高校の授業で学んでいる文法知識を、 文学研究に生かす体験をしました。すべての手がかりがつながり、 最後に歌の意味が細かいところまでわかるようになると、より奥深さを感じることができたようです。  授業の最後には、高校生におすすめの古典文学作品などもご紹介いただき、大変有意義な時間となりました。  

READ MORE
白ばら日記

ハイブリッドの文化祭

先週は、様々な感染防止策を講じながら、 リアルとオンラインを組み合わせてハイブリッドの文化祭を行うこ とができました。9月に入ってから計測器を準備し、 二酸化炭素濃度のモニタリングも行っています。 ブログでご案内した9月18日の教育イベントは、諸事情で参加できなくなり、せっかくお申込みいただいた方には本当に申し訳ありませんでした。 中等部1年生は、デザイン思考を学び、 身近な社会課題に目を向けての発表でした。 今年度は本校で講演もしてくださったことのある音楽家の小林武史 さんの農場(クルックフィールズ)での体験学習を通じ、 6つのサステナビリティ― に関するテーマに基づき展示発表をしました。 先方と本校で開発したプログラムは旅行社を通して他校にもシェアされることになりました。   6つのテーマ・有機農業と観光農業・獣害と地域・水と生物多様性・フードロス・再生可能・自然エネルギー・生産と消費 2年生は、視野を広げ、社会課題に目を向け、 その解決に一歩踏み出す企画です。ジェンダー、生理、 バリアフリー、紫外線、親子間のコミュニケーション、 動物との共存と、様々な課題を取り上げていました。 今年から3年生は、 高等部で行っていた起業体験に参加することになりました。 3年生で学んでいたデザイン思考を1年生から学ぶなど、 毎年プログラムを見直し、6年間という限られた時間の中で、 より深い学びになるように改善をしています。 5年生は家庭科の授業をベースに行っているプロジェクト学習のテ ーマに基づき、 クラスの枠を超えて有志がチームを組んで参加しました。 チームで何かを作り出すことを大切にしている本校ですが、 卒業後の進路に向け、 上級生はより一人一人の興味関心へと個別の学びに向かえるように していきたいと考えています。   特設ステージでの企画も校舎改築に伴い、最後になります。 部活も制約の多い中、様々な工夫をして活動をしています。 公的な発表の場がほとんどない中、 生徒にとって貴重な場となりました。 吹奏楽部 ダンス部 バトン部 チェンバーオーケストラ部 軽音楽部 作画部/文芸部/美術部 被服部 放送部 水泳部/剣道部/陸上同好会 競技かるた部 写真部 クッキング部 メディア研究同好会/ハパソコン部 ECC 弓道部 卓球部 化学部 生物部 天文同好会 書道部 社会部 フラワーアレンジメント部 茶道部 筝曲部 演劇部 インターアクト部 合唱部 CBL発表 文化祭実行委員 文化祭実行委員 familiar(有志) ステージ企画 昨年にもまして、考え得る限りの感染対策を講じ計画していた行事でしたが、 刻々と変わる条件の中で直前まで実施できるかどうか危ぶまれるような状況でした。そのうえ、 直前に台風がという中でこの文化祭が実施でき、ほっとしています。当事者の生徒の頑張りはもちろんですが、ご家庭、卒業生、 品川ファミリーのみなさんのご協力と力を貸してくださったすべての皆様のおかげです。心から感謝しています。 *9/7朝刊の日本経済新聞4面記事に、「グローバル教育と政治~有識者に聞く~」(オンラインは有料会員限定)のインタビューが掲載されました。

READ MORE