ハイブリッドの文化祭
先週は、様々な感染防止策を講じながら、 リアルとオンラインを組み合わせてハイブリッドの文化祭を行うこ とができました。
9月に入ってから計測器を準備し、 二酸化炭素濃度のモニタリングも行っています。
ブログでご案内した9月18日の教育イベントは、諸事情で参加できなくなり、せっかくお申込みいただいた方には本当に申し訳ありませんでした。
中等部1年生は、デザイン思考を学び、 身近な社会課題に目を向けての発表でした。 今年度は本校で講演もしてくださったことのある音楽家の小林武史 さんの農場(クルックフィールズ)での体験学習を通じ、 6つのサステナビリティ― に関するテーマに基づき展示発表をしました。 先方と本校で開発したプログラムは旅行社を通して他校にもシェアされることになりました。
6つのテーマ
・有機農業と観光農業
・獣害と地域
・水と生物多様性
・フードロス
・再生可能・自然エネルギー
・生産と消費
2年生は、視野を広げ、社会課題に目を向け、 その解決に一歩踏み出す企画です。ジェンダー、生理、 バリアフリー、紫外線、親子間のコミュニケーション、 動物との共存と、様々な課題を取り上げていました。
今年から3年生は、 高等部で行っていた起業体験に参加することになりました。 3年生で学んでいたデザイン思考を1年生から学ぶなど、 毎年プログラムを見直し、6年間という限られた時間の中で、 より深い学びになるように改善をしています。 5年生は家庭科の授業をベースに行っているプロジェクト学習のテ ーマに基づき、 クラスの枠を超えて有志がチームを組んで参加しました。 チームで何かを作り出すことを大切にしている本校ですが、 卒業後の進路に向け、 上級生はより一人一人の興味関心へと個別の学びに向かえるように していきたいと考えています。
特設ステージでの企画も校舎改築に伴い、最後になります。
部活も制約の多い中、様々な工夫をして活動をしています。 公的な発表の場がほとんどない中、 生徒にとって貴重な場となりました。
昨年にもまして、考え得る限りの感染対策を講じ計画していた行事でしたが、 刻々と変わる条件の中で直前まで実施できるかどうか危ぶまれるような状況でした。そのうえ、 直前に台風がという中でこの文化祭が実施でき、ほっとしています。
当事者の生徒の頑張りはもちろんですが、ご家庭、卒業生、 品川ファミリーのみなさんのご協力と力を貸してくださったすべての皆様のおかげです。心から感謝しています。
*9/7朝刊の日本経済新聞4面記事に、「グローバル教育と政治~有識者に聞く~」(オンラインは有料会員限定)のインタビューが掲載されました。