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白ばら日記

緊急事態宣言の延長・お知らせ

8月20日に緊急事態宣言延長への対応について、 保護者の皆様にご連絡をいたしました。 中等部の校長ブログでもお伝えしていますが、 感染対策をさらに強化しつつ、 できる限り生徒のリアルな学びを確保していく方針です。 本校は、安全の確保が最優先との考えから、 全国的に見てもいち早くオンライン授業を実施しました。 一方、 アンケートなどで検証も行い、 学校という人が集う場での学びの意義も強く再認識しました。 リアルな教育活動を制限すればするほど、 長期的に見て非認知能力など失うものが少なくありません。 これは、過去の調査でも明らかです。( 学校の休校が将来的に負のインパクトをもたら すというデータなど) 生徒の一年は二度と戻ってきません。 感染対策としてできる限りのことはし、リスクを最小限にしたうえで 、 リアルの方が教育効果の高いことはなるべくリアルでやっていきた い。そのためには、 私たち一人一人が、その場その場で行動していかなければな りません。 各ご家庭、 一人一人の生徒にはそれぞれの事情があります。私自身も昨年、 二回の手術をし、 コロナの影響でその後の治療を受けられないという経験をしました。そして、置かれた状況によって、感じ方、考え方が変わることを自ら実感しました。100%相手に合わせることが難しくても、互いの思いに寄り添いつつ、 みんなの力を合わせてこの難局を乗り越えていきましょう。 *ダイヤモンドオンラインのインタビューの最終回が掲載されました。本校の取り組む、リアルな場に集うからこその教育プログラムについても触れています。 第3回記事 『女の子が幸せになる「学校の育て方」』   *おおたとしまささんから、『正解がない時代の親たちへ 名門校の先生たちからのアドバイス[エッセンシャル版]』をいただきました。84,98ページにインタビュー掲載されています。 のちほど、図書室に入れておきます。 *私が委員を務めている日本ユネスコが加盟70周年を記念し、 以下の取り組みを行っています。SDGsをテーマにした取り組みが多いので、シェアします。 1)「ユネスコ未来共創ダイアログ」日時:8月30日(月)18:30~20:00方法:オンライン(ZOOM)テーマ:「国際平和のため、 私たちは世代や立場を超えた協働で何ができるか」登壇予定者(五十音順):内田一士 広島ユネスコ協会平和・世界遺産部会長黒崎伸子 医師/国境なき医師団日本・元会長/長崎SDGsクラブ副代表小巻亜矢 サンリオエンターテイメント代表取締役/(一社) SDGsプラットフォーム代表理事西野月 杉並ユネスコ協会青年部/立教大学1年平山英恵 長崎純心大学2年/Green Peaces( 交流会やパンフレット制作など様々なアプローチで長崎と平和を伝 える活動をしている学生団体)メンバー丸川大慈 広島県立広島高校2年/HIP HOPE[Hiroshima International Peace for HOPE]: 広島の高校生による平和に関する探究や発信のためのプロジェクト 実行委員会メンバー詳細・申込先:https://unesco-sdgs. mext.go.jp/archives/2187 2)「次世代ユネスコ国内委員会(仮称)」 メンバーの公募公募締切:9月13日(月)募集対象:原則30歳未満で次のいずれかを満たす者。・ユネスコ活動(世界遺産、無形文化遺産、ユネスコエコパーク、 ユネスコ世界ジオパーク、ユネスコ創造都市ネットワーク、 世界の記憶等のユネスコ登録事業を通じた取組、 ESDの活動含む)に関わっている者。・ SDGs達成への取組に関わっている者や青少年活動に参画してい る者で、ユネスコに興味のある者。詳細・申込先:https://www.mext.go.jp/unesco/ 002/index_00001_01_00001.htm 3)日本のユネスコ加盟70周年記念番組の放送放送日時:9月3日(金)、9月24日(金)18時~18時半放送局:BS朝日政府広報オンライン 「宇賀なつみのそこ教えて!」https://www.gov-online.go.jp/ pr/media/tv/soko_oshiete/ index.html 4)ユネスコ未来共創プラットフォームポータルサイトユネスコ未来共創プラットフォームポータルサイト:https: //unesco-sdgs.mext.go.jp/

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環境省とのセッション・パラリンピック・大学出張授業(芝浦工業大学工学部)

豪雨災害が続き、被災した方々のことを思うとやりきれない気持ちです。先日、熱海のことを書きましたが、その後、知人が現地の取材をしてこのような記事を書きました。さらに、父の実家のあった佐賀も被害を受けていて、気候変動問題を自分事として感じる昨今です。1日も早い復興のため、自分もできることをしていきたいと思っています。 先日、環境問題について、高校生と小泉大臣とのセッションを紹介しましたが、記事として掲載されたようです。若い世代とこそ、考え、行動していきたい社会問題です。 動画:未来を変えるフューチャートーク(カーボンニュートラルとその先の未来)小泉環境相とZ世代 記事:https://www.fnn.jp/articles/-/ 222908 コロナ禍もとどまるところを知らず、教育機関も対応に追われています。そんな中ですが、パラリンピックが始まります。 2回のオリンピック招致に尽力し、 一回目の時は、 生徒の文化祭の企画でインタビューなどさせていただき、 開催が決まった後は本校でもお話をしてくださった谷真海さん( 旧姓佐藤さん)が、出場します。谷さんは、 早稲田大学在学中に病気で片足を切断し、その後、 パラスポーツと出会い幅跳びの代表選手になりました。その後、 種目を変え、一からトレーニングをしなおし、障害区分の問題や( 自分の障害がどの範囲になるかによって出場そのものが難しくなる ことも)コロナ禍を乗り越えての出場です。 8/24開会式では旗手 8/29トライアスロンのレースに出場します(8: 30スタート予定) 未来を考える大学出張授業。見学が難しい昨今、貴重な機会となりました。 担当の乃込より以下報告です 大学出張授業 講義テーマ 「情報系の研究活動とは」       講師 芝浦工業大学 工学部 情報工学科 井尻 敬先生 7月16日(金)に4年生11名、5年生8名の生徒が10時30分から約1時間zoomでのリモ-ト授業を受けました。多くの生徒が情報工学科に大変興味を示している中でとても熱心に井尻先生のリモ-ト授業に参加していました。芝浦工業大学工学部情報工学科では、何を学び、何を研究しているのかを中心に芝浦工業大学の特徴や情報系における研究とはどういったものなのか、とても興味深いお話しをいただきました。 実際に芝浦工業大学に在籍する生徒さんからも研究内容等のお話しもいただきました。参加した生徒たちにはとても有意義な1時間になりました。 講義内容 ・「情報系学部・学科では」    情報を処理する方法の論理体系やその実装方法を学ぶ学問分野である。   情報;映像・音声・文章・電気信号・遺伝子など   処理;表現・記録・伝達・変換・理解する方法   実装;計算機(コンピュ-タ)上に動くものを構築する ・「情報系における研究とは」    4年生頃より研究室に配属され研究に従事する   研究室に自分のデスクとPCを持つ         講義は、ほぼなく研究に従事する         通常研究室はいつでも利用可能(泊まる学生もいる、コロナ禍では朝8時から夜8時半まで) ・「情報系における研究活動」          テ-マを決め、興味のある分野を調査し、解くべき課題を見つける         解決策を示す(解決策を提案、プログラム等で実装)         その手法を評価する(実験を通じて提案手法が有効なことを示す)         論文を書いて発表する(国内外の会議・論文誌へ) ・「学会発表」   国内外の学会に論文を投稿して、査読をとおれば発表できる        査読のない学会もある        研究者・大学教員が査読を行う ・「全体のまとめ」           1.     コンピュ-タサイエンス(計算機科学)という、                  情報の処理法に関する理論やその実装方法を学ぶ学問分野がある                 「理学部 情報科学科」 「工学部 情報工学科」 「情報理工学部」など           2.     4年生・大学院生は多様なテ-マについて研究している           3.     皆さんの進路の選択肢の1つにコンピュ-タサイエンスも加えていただけると有り難いです

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卒業生の便り・高校と社会をつなぐ研究セミナー・ダイヤモンドオンライン2回目

卒業生から元担任にこんな近況報告がきました。 全世界で3600以上の店舗を持つ、アパレルのグローバル企業で最年少で店長になった子です。女性はなかなかオファーを受けないと言われていますが、自分で手を挙げたそうです。 選ばれた理由は?と聞いたところ、「他の候補の人は○○ができないという話をするが、私は○○ができますと話した」と言っていて、これも品女DNA?と思わず笑ってしまいました。中高時代に身につけた資質能力が大人になってからの土台になるといううのが長年教員をしてきた私の印象です。(後輩のためになりそうなので、本人に許可をもらって抜粋、一部説明を加えて紹介します) ----- 7月から静岡県の浜松にきました。 人生初めての政令指定都市の暮らしです。 長野にはなかったウーバーイーツを遅ればせながら体験しました。 今回の異動では新店店長に大抜擢され(笑) 9/17のオープンにむけて人生で1番か2番に忙しい日々を送ってま す。 (ちなみにどっちが忙しいかの順番で迷うのは企業コラボのプレゼン前) チェーン店ではありますが、 うちの会社は個店経営を大事にしています。 地域に愛されるお店を作るために、 来て一週間の浜松を理解するべく歴史から勉強してます。 また、 販促物作成のためにみかん農園に電話してみたり普段店舗ではなか なかやらない業務が多くバタバタ… でもなんかこの感じ覚えがあるなぁ…と思ったら 完全に文化祭でした。 よその会社に電話してやりたいことを伝えて協業してもらう感覚、 久々に思い出しました。 まだまだコロナ特に東京は大変かと思いますが、 店舗としても個人としても稼ぎまくって税金払って、 社会経済回せるように頑張ります 。 9月に開ける店は年商10億が目標です 在校生へのメッセージ(今、制約の多い中、文化祭準備をしている在校生に一言ちょうだいとお願いしました) 在校生にアドバイスは、 思いついたアイディアややりたいことは失敗を恐れずとにかくやっ てみてほしいということです。 挑戦の過程でどうやればうまくいくか考えて、 考え尽くした結果で沢山失敗してみてください! 若いうちに失敗させてもらったことが品女で得た私の経験です。 文化祭のときめちゃくちゃ可愛いミラーを作って優勝だ!!! と思っていたけど利益率考えられていなかったり、 次の年は利益率を考えすぎてサービスの観点が抜けていたり… 社長として必死になるあまり社員(同級生) の気持ちを考えられておらずワンマン経営になっていたり…でも考えて挑戦し失敗した経験があるからこそいまそれを踏まえて今も新しい挑戦や関わり方が出来ています。 失敗するのが怖くて発言できない、 行動できない人が沢山いる中で挑戦できる人材というのは強みになると思います。 コロナ禍という難しい中で、 立候補された皆さんの挑戦心より応援しています!!!   *社会と学校をつなぐ教育セミナーで講演、パネルに参加します。今,高校IR(学校におけるデータ活用)のパイロット校としてご指導いただいている、桐蔭学園理事長(元京大教授)の溝上慎一先生からお声がけいただきました。 このセミナーで報告される研究は、2013年から行っている大規模調査です。高校2年生からの10年の成長を追った結果、高校時の資質能力はその後大きくは変化しないなどの結果が得られています。これは、中高時代に様々な体験をし、力を蓄えておくことが社会につながる大切な土台になることを示し、28プロジェクトに大きな示唆を与えるものです。文化祭準備日なので、私はその合間にオンラインで参加します。在校生、教員は忙しいと思いますが、どなたでもオンラインで参加できる無料セミナーなので、保護者、卒業生の皆様、お時間のある方は是非、ご参加ください。 <実施概要>【日 時】 2021年9月18日(土)14:00~16:40【形 態】 オンライン「Zoomウェビナー」【参加費】 無料【登壇者】 溝上 慎一 先生(学校法人桐蔭学園 理事長)      柏木 智子 先生(立命館大学 教授)        漆 紫穂子 【申込締切】 2021年9月6日(月)23:59 ※定員300名に達し次第締め切り【申込方法】 下記イベント情報ページより       https://be-a-learner.com/even t/trans_2021/ ‎問い合わせ先 be-a-learner@kawai-juku.ac.jp ダイヤモンドオンラインのインタビューの続きが掲載されました。 第2回記事 『社会で活躍する女性の共通点、「品川女子学院」理事長が語る』

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挫折しない子の共通点・表彰・小泉大臣とのセッション・改革の記事

夏休みに入り、暑い日が続きます。緊急事態宣言下の制約の中、様々な工夫をして学習や文化祭準備の活動をしています。 昨日は、オリンピックの開会式でした。終業式では、元金メダリストから伺った話をしました。 その方は、オリンピック出場を逃し引退し、母校の指導をしていたのですが、不祥事で部活が一年間の出場停止となってしまいました。母校の名誉を回復させ、頑張っている部員を励ましたいと復帰を決断。なんと一ヶ月半のトレーニングで全国優勝し、その後のオリンピックで金メダルを取りました。 そのときの制約の中で工夫したトレーニング方法が今に活きているそうです。 「困難なときに辞める子と辞めない子の違いは?」と伺ったところ、 「入部を自分の意志で決めたかどうか」とおっしゃっていました。 挫折しない子の共通点は「自分で決める力」があることなのでしょう。 また、「自分は不安や失敗が多いタイプだが、不安は見えないものが怖いので何が不安なのかを自分に質問し突き詰める、失敗はそこから学ぶことが大切、気が小さいことは恥ずかしいことではない」とも話していました。 生徒達も今、制約の中で、様々な選択を迫られることがあると思い、この話を共有しました。 終業式はオンラインで行い、以下の表彰をしました。 *研究発表〈日本地理学会2021春季学術大会 高校生ポスターセッション〉 日本地理学会理事長賞(全国2位)  森川さん、井手さん *2020年度C B L学年代表〈MY PROJECT AWARD 2020〉All Stare Team 全国優秀賞〈ソーシャル・ビジネス・プラットフォーム〉最優秀賞 齊藤さん、森田さん、遠藤さん、工藤さん *生徒会部〈日本生徒会大賞2021〉優秀賞     小川さん *中等部演劇部〈東京私立中学校演劇発表会〉 優秀賞 品川女子学院 楽静(らくせい)作『タイムカプセル』 岡村さん、小澤さん、髙見さん、池田さん、田中さん、田中さん、三宅さん *高校2年生の生徒がフジテレビの番組「未来を変えるFUTURE TALK」に出演しました。他校の生徒の皆さんと『カーボンニュートラルとその先の未来』をテーマに、小泉環境大臣とのトークセッションに参加させていただきました。小泉大臣には以前、イノベーションをテーマに特別講座を二回やっていただいたこともあります。環境問題こそ、未来の当事者である中高生が主体的に考え行動することで、社会が変わると実感しました。この様子は、8月14日スタートのフジテレビ「バーチャル冒険アイランド」アプリで配信される予定です。 *ダイヤモンドオンラインに以下のインタビューが載りました。かなり昔の話なのでちょっと恥ずかしい話題なのですが、お世話になった方の教育対談シリーズで依頼がありました。編集者の方に、「漆先生、昔はかわいかった」と、遠い目でおっしゃっていたとか・・・・。もう還暦です。 《第1回》経営危機からよみがえった「品川女子学院」、人を動かす4つの法則とは  

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大学出張授業・傘シェア・新校長記事・DXAI教育対談

7月16日に4・5年生の大学出張授業が行われました。シリーズでお伝えします。 担当の小川より以下報告です。 東邦大学の看護学部の山内英機先生からは「生きる力を支える看護の仕事」というテーマでお話をいただきました。 看護実習では人形を使って、触ったり観察して身体の状態を判断するフィジカルアセスメントの練習をするそうです。ここで先生が女の子の絵を出しました。「女の子の他に、何か見えますか?」よく見ると、絵の中に猫やお婆さんがいます。 先生「患者さんの身体を見る時も、ただ見るだけではなく、自分が何を見るかを意識することが大事です。唇の色やまぶたの裏側の色、足のむくみからも患者さんの健康状態がわかります。健康診断で胸を触っているのは、肺の動きを手で触っているんです。だから、看護師の仕事は身体の構造を知っていることがとても大事です。」 動画で不整脈がドク…ドク、ドドド、と乱れる映像を観たり、実際の呼吸音を聴かせてもらったりしました。呼吸の音を聴く聴診では、呼吸音の高低、濁っているか、プツプツ、ヒューヒューという音を聴き取ります。看護師は自分の五感を働かせて診断する、ということがよく分かりました。 先生の体験談の中では、患者さんが亡くなった時のお話もありました。 人生の終わりに立ち会うこと、苦しみや死に対して何ができるのか、考え続けることで看護師として成長していくというお話を聴いている時、生徒の皆さんも真剣な顔になっていました。 最後の質問タイムでは「高校生のうちにやっておくと良いことはなんですか?」という質問に、先生からこのようなお話をいただきました。 「チームワークが必要な仕事なので、ディスカッションやグループワークができることが大事。 それから、いろいろなタイプの人とうまくやっていくこと。ネガティブな目で人を見ないで、いつも人の良いところを探して気づけるようになること。」 アンケートでは、 「副雑音を聴いて、人間からこんな音がするのかと驚きました。」 「看護職は医療に関する知識だけでなく、患者さんとのコミュニケーションや観察能力が必要ということを学べてよかったです。将来につながるように今から人の気持ちを考えて、良いところに目をつけられる人になりたいなと思いました。」 「看護の専門的な知識はもちろんですが、看護師としての心を学びたいと思いました。将来助産師になりたいという夢があるので、患者さんの気持ちに寄り添える看護師になるために、様々なことに挑戦していきたいと思います。」 などといった感想がありました。   *生徒会役員企画で傘リユースプロジェクトを始めました。使わない傘を生徒会室に集め、雨の日など傘が必要な時に自由に借りられる学校内傘シェアリングシステムを作るそうです。 プロジェクトを始めるにあたり、7/14水~19月の間、玄関前で傘の回収ををおこなっていますので、ご協力よろしくお願いします。 *読売新聞オンラインに新校長のインタビュー記事が紹介されました。【特集】中高に新校長「社会に目を向けチャレンジする生徒を」… 品川女子  *私がモデレーターを務めた教育対談の動画がアップされましたのでご紹介します。コロナを機に実現するDXとAIによる新時代の教育~伊原木隆太×國領二郎×柴山昌彦×水野雄介×漆紫穂子~

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最近の行事

緊急事態宣言が出て、校内も対応に追われています。それ以前の行事を中心に、最近の生徒の様子をお伝えします。 安全対策を第一に、その上で、すべてを中止する前に、生徒の学びを止めない工夫をするのが私たちの方針です。 とはいえ、若年層への広がりが懸念される昨今、ルールも見直し、細心の注意を払って過ごすよう、仕組みを作り、生徒達にも呼びかけています。 予測できないことが多く、ご家庭ごとに事情も違い、いろいろな考え方もあろう中、ご協力いただいているご家庭、品川ファミリーの皆様に心から感謝します。   *校外学習 こちらは、先月です。 【1年生】 宿泊行事ができなかった去年、様々な工夫を凝らして作ったプログラムです。それを今年にバトンタッチすることができました。制約が多いからこそ生まれるものもあるんだなぁと教えられました。 初めての校外学習は千葉県木更津にあるKURKKU FIELDSへ行ってきました。大自然の中で、各クラスがSDGsに関するテーマを決め、テーマに沿った体験をさせていただきました。 【2年生】 「日本を知る」をテーマに、茨城県つくばみらい市で、藁細工作りと田植えを体験してきました。浴衣の着付けなど、できないことも多い中、この日は、のびのびと体験をしてこられたようです。 【3年生】   ディズニーリゾートへ行ってきました。事前に創業時からこの施設を知る方にリモートで講演をしていただきました。生徒が自分なりに課題を見つけ、キャストの皆様に取材をさせていただきました。   【4年生】   4年生もディズニーリゾートへ 修学旅行でできるはずだった外国人との交流の機会を少しでも補うため、外国人バディと一緒に周って会話を楽しむ、という企画付きです。 【5年生】 最後の校外学習は、ミュージアムパーク茨城県自然博物館と清水公園へ行ってきました。ミュージアムパーク茨城県自然博物館ではたくさんの展示物に触れ、清水公園ではアスレチックや公園散策などを楽しんでいたようです。 *大学入試説明会 6年はすっかり受験モード。   各大学からお越しいただき、大学入試説明会が行われました。 それぞれの進路に向けて準備を進めています。 本校は、28プロジェクトの影響で進路がバラエティーに富むことが特徴です。 同志社大学の河村先生よりサイン本をいただきました。図書室に入れます。 -実務家のための-刑法概説  難しい本ですが、刑法の概要が分かるので、法学部志望者にオススメです。   *オープンキャンパス コロナ禍で、感染対策をした上で、人数を制限して行いました。6年間を過ごし、未来の土台を作る中高を通う本人に見ていただく機会をなんとか作りたいという思いで、教職員、生徒、みんなで企画、運営をしました。 ミニ説明会 生徒による模擬授業 化学部 箏曲部 28project生徒プレゼン 校長によるミニ説明会 ダンス部 インターアクトクラブ *小笠原流礼法講演 体験学習に制約がかかる中、今年も1年生に向けて、~礼法を活かして幸せな空間をつくりましょう~というテーマに講演をしていただきました。 ご宗家がそのときの様子を公式ブログで紹介してくださいましたので、ご紹介します。小笠原 敬承斎公式ブログ

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熱海の災害

土曜に発生した熱海市の土石流の報道は衝撃的でした。熱海は本校から一時間、新幹線通学をしている生徒がいるような地域であり、伊豆山は自分自身も何度も行った場所でしたので、大変ショックを受けました。夫の実家が福島なので、震災の被害と重なってやりきれない気持ちになりました。 続々と支援が集まっているとのことですが、小さな自治体でそれに対処することも大変なのではと推察し、今後の復興に使っていただけるような寄付をと考えました。 検索したところ、以下のような寄付のサイトがありましたので、共有させていただきます。 ふるさとチョイス 災害支援( 静岡県熱海市 令和3年7月豪雨 災害支援・寄付) 熱海市HP 熱海ふるさとサポート寄附金(ふるさと納税)  

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芸術鑑賞・留学生・CBL・早稲田会議

      学校の近所で見つけた花です。 夕暮れの空にふわふわした妖精のように浮かんでいてきれいだった ので、ネムノキかな~、でも色がピンクじゃないし・・・と、 調べてみました。   カリアンドラ・ポルトリケンシスという花でした。 ネムノキに似ているので、シロバナネムノキと呼ばれているけれど 、種類は違うとのこと。花に見える白いものはおしべだそうです。 先週は、感染対策に配慮しつつ芸術鑑賞を実施することができま した。今年は劇団四季のミュージカルでした。中等部はアラジン、 高等部はキャッツへ。感染対策に静かな観劇でしたが、演者と観客とスタッフみんなが協力する一体感を感じました。 *アメリカから来日していた留学生のソラさんが帰国します。ソラさんの最後のスピーチの様子が国際交流ブログに掲載されてい ます。国際交流が困難な状況になっていますが、一日も早く、 本校生徒も海外の生徒も自由に行き来して互いに学べる日が戻って くることを願います。 *昨年度CBL学年代表の活動内容( 子宮頸がんの早期発見と予防について)が、コアネット教育研究所の会員誌『FORWARD』 第68号に掲載されることになりました。ご許可をいただき、誌面を共有します。 会員誌『FORWARD』 第68号 (1.66MB) このチームが、8月21日22日に開催される子宮頸がんの高校生向けイベント(ハッカソン) のインプットセクションゲストとして、プレゼンを行うことになりました。高校生アイディアフェス#仲間と一緒に考える子宮頸がん *先日、第12回早稲田会議に出席しました。6月24日(木)日経新聞朝刊 全国版28面に記事が掲載される予定です。

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朝礼・empathyと日本文化

先週は中等部、今朝は高等部の朝礼をオンラインでやりました。高等部校長の権藤から、企業や大学のミッションの話、個人の哲学の話がありました。 「握った拳では握手できない」非暴力のことですね。 以前、緒方さんにお目にかかる機会があり、「 中高生が将来のため身につけておくべき力は何ですか?」 と伺ったところ、一言、「エンパシー」 とおっしゃったことが思い出されました。 empathyは、日本語の同情と近いニュアンスのsympathyと違い、自分と違う考え方や価値観を持っている他者の立場に立って、状況や感情を理解することだそうです。そして、他者の立場に立つためには、自分を理解しておくことも必要です。 先日、日本文化の研究をしているJef Berglundさんの講演を聴き、このエンパシーの話と共通することがあるなと感じたので、(私の理解ですが)印象に残ったことをシェアします。 他者を理解する際の順番として、以下があり、他者(他文化)に対する違和感は大切で、学びのきっかけとなる。 1、 Observe(意識を働かせて見る)2、 Borrow( 他者の目を借りて見る)3、 Integrate(統合する事で受容の「器」が広くなる) (本校で「もめ事は大事」と言っているのも、それが、自分と違う考え方とぶつかり、伝え合い、統合していく過程だからだなと再認識しました。) また、欧米が「発信者責任文化」であるのに対し、日本は「受信者責任文化」で、日本人は受信力が強く、相手の気持ちを読み取ってコミ ュニケーションするともおっしゃっていました。 もちろん個人差はありますが、こうした文化を私たちが背景に持つとしたら、これを認識して活かしていきたいです。 本校で取り組んでいるデザイン思考にも、このエンパシーを知的に働かせ、一つのスキルとして高めていくとトレーニングが含まれています。

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