PRODUCED BY 品川女子学院
白ばら日記

環境省とのセッション・パラリンピック・大学出張授業(芝浦工業大学工学部)

豪雨災害が続き、被災した方々のことを思うとやりきれない気持ちです。先日、熱海のことを書きましたが、その後、知人が現地の取材をしてこのような記事を書きました。さらに、父の実家のあった佐賀も被害を受けていて、気候変動問題を自分事として感じる昨今です。1日も早い復興のため、自分もできることをしていきたいと思っています。

先日、環境問題について、高校生と小泉大臣とのセッションを紹介しましたが、記事として掲載されたようです。若い世代とこそ、考え、行動していきたい社会問題です。

動画:未来を変えるフューチャートーク(カーボンニュートラルとその先の未来)小泉環境相とZ世代

記事:https://www.fnn.jp/articles/-/ 222908

コロナ禍もとどまるところを知らず、教育機関も対応に追われています。そんな中ですが、パラリンピックが始まります。

2回のオリンピック招致に尽力し、 一回目の時は、 生徒の文化祭の企画でインタビューなどさせていただき、 開催が決まった後は本校でもお話をしてくださった谷真海さん( 旧姓佐藤さん)が、出場します。谷さんは、 早稲田大学在学中に病気で片足を切断し、その後、 パラスポーツと出会い幅跳びの代表選手になりました。その後、 種目を変え、一からトレーニングをしなおし、障害区分の問題や( 自分の障害がどの範囲になるかによって出場そのものが難しくなる ことも)コロナ禍を乗り越えての出場です。

8/24開会式では旗手
8/29トライアスロンのレースに出場します(8: 30スタート予定)

未来を考える大学出張授業。見学が難しい昨今、貴重な機会となりました。

担当の乃込より以下報告です

大学出張授業 講義テーマ 「情報系の研究活動とは」
       講師 芝浦工業大学 工学部 情報工学科 井尻 敬先生

7月16日(金)に4年生11名、5年生8名の生徒が10時30分から約1時間zoomでのリモ-ト授業を受けました。多くの生徒が情報工学科に大変興味を示している中でとても熱心に井尻先生のリモ-ト授業に参加していました。芝浦工業大学工学部情報工学科では、何を学び、何を研究しているのかを中心に芝浦工業大学の特徴や情報系における研究とはどういったものなのか、とても興味深いお話しをいただきました。

実際に芝浦工業大学に在籍する生徒さんからも研究内容等のお話しもいただきました。参加した生徒たちにはとても有意義な1時間になりました。

講義内容

・「情報系学部・学科では」

   情報を処理する方法の論理体系やその実装方法を学ぶ学問分野である。
   情報;映像・音声・文章・電気信号・遺伝子など
   処理;表現・記録・伝達・変換・理解する方法
   実装;計算機(コンピュ-タ)上に動くものを構築する

・「情報系における研究とは」

   4年生頃より研究室に配属され研究に従事する
   研究室に自分のデスクとPCを持つ
         講義は、ほぼなく研究に従事する
         通常研究室はいつでも利用可能(泊まる学生もいる、コロナ禍では朝8時から夜8時半まで)

・「情報系における研究活動」

         テ-マを決め、興味のある分野を調査し、解くべき課題を見つける
         解決策を示す(解決策を提案、プログラム等で実装)
         その手法を評価する(実験を通じて提案手法が有効なことを示す)
         論文を書いて発表する(国内外の会議・論文誌へ)

・「学会発表」

  国内外の学会に論文を投稿して、査読をとおれば発表できる
        査読のない学会もある
        研究者・大学教員が査読を行う

・「全体のまとめ」

          1.     コンピュ-タサイエンス(計算機科学)という、
                  情報の処理法に関する理論やその実装方法を学ぶ学問分野がある 
                「理学部 情報科学科」 「工学部 情報工学科」 「情報理工学部」など

          2.     4年生・大学院生は多様なテ-マについて研究している

          3.     皆さんの進路の選択肢の1つにコンピュ-タサイエンスも加えていただけると有り難いです