ヨーロッパ研修 – 平和と芸術を学ぶ1週間の旅 –
今年度から、グローバル教育部の新たな取り組みとして、「ヨーロッパ研修」を企画しています。
今夜、高校1, 2年生の希望者15名とともに、日本を飛び立ちます。
このヨーロッパ研修では、「平和と芸術」というテーマで1週間で2カ国に行き、様々な人たちや施設を訪問します。
1カ国目はポーランド。
アウシュヴィッツ強制収容所などを訪問し、ホロコーストの経験を学びます。
また、ウクライナからの避難民の生徒さんが学んでいる施設を訪問し、ワークショップを通して多様性についてウクライナからの生徒さんたちと一緒に考えます。
さらに、現地の劇団でバレエのソリストとして活躍されている日本人の方に、ポーランドにおける芸術の位置付けなども伺う予定です。
2カ国目はオーストリア。
音楽の町として知られるウィーンを訪問し、現地で活躍されているピアニストの方や、音楽を通して平和を訴える活動をされている方にお話を伺います。
また、ユダヤ人コミュニティの若者たちとも交流する機会をいただくことになっています。
この研修に向けて、4月から5回に渡って事前研修を実施してきました。
ホロコーストに関する理解を深め、日本でいま起こっている差別について考え、現地の文化についても学びました。
これらの事前研修を通して、参加生徒たちは1人ずつ、自分がヨーロッパで学びたいこと・考えたいことを設定しました。

事前研修の一場面。NPO法人ホロコースト教育資料センターの方々とのセッション。
「平和」とはどのような状態か
日本は「平和」と言えるのか
自分の周りは「平和」と言えるのか
芸術がどのように「平和」に貢献するのか
「平和」な世界をつくるために、自分に何ができるか
様々なことを学んでほしいと願っています。
できる限りブログを更新し、研修の様子を伝えられたらと考えております!
グローバル教育部 山岡