PRODUCED BY 品川女子学院
高等部校長

お姉さん目線?(芸術鑑賞)

今日は芸術鑑賞で、ウィーン少年合唱団のコンサートを聴いてきました。場所は合唱祭でよく利用させていただいているカルッツ川崎です。ドイツ語や英語で歌われる欧米の曲の中に、日本語で歌われる滝廉太郎の「花」や久石譲の映画音楽も含まれていました。なじみが深いだけにこれらの曲の時は一段と盛り上がります。

そしてもう一つ気づいたこと、それは生徒たちの拍手がいつもの芸術鑑賞に比べて大きいことです。高等部の生徒から見れば、この合唱団のメンバーはみんな年下です。遠い外国で精一杯のパフォーマンスをする少年たちに、毎曲惜しみない拍手が贈られます。何となくお姉さん目線のようにも感じます。

最後の曲が終わると、真っ先に6年生が席を立ってスタンディング・オベイション。歓声に慣れている合唱団の少年たちもちょっと誇らしげでした。こういうところに、気の良い本校生徒の姿勢が表れているように思います。

帰り際に、合唱団のメンバーが紹介されている幕の前で自分が注目した少年を指さしている生徒がいます。これに関しては、お姉さん目線なのか、推しのアイドルを披露している感じなのかはよくわかりませんでしたが。

2024.6.04 [高等部校長]