PRODUCED BY 品川女子学院
白ばら日記

白ばら就職情報交換会・ジェンダー平等に向けて

初夏を迎え、雨模様の合間に、木々の緑が美しい日々になってきました。

本日の日経新聞朝刊36-38面に、私が参加した早稲田会議のまとめが掲載されました。今、注目されている社会課題について、様々な専門分野の方が集まって議論しています。

 

 

就職活動を前にした卒業生達のために、今年も「白ばら就職情報交換会」を実施しました。

私からは、日本の女性を取り巻く社会状況、キャリアデザインの考え方といった大きな話から、面接への備えといった細かいことまで先輩達のエピソードも交えてお話ししました。

卒業生の就職先として、企業からの講演などのオファーはなるべくお受けするようにしているので、そうした経験から得た情報も。

先輩達からのリアルな就活・職場情報提供や、お父さんの会の方々の協力による模擬面接も行われました。

 

先日、女性のリーダーを支援する会に参加してきました。右隣の席が上野千鶴子先生、左がNO YOUTH NO JAPAN 代表の能條桃子さん、年齢を超えて互いに支えあうことの必要性をあらためて感じました。

関係者や受賞者のスピーチを聞き、本校の目指してきた社会をよりよくする女性リーダーを育てることの重要性も強く感じました。

現在、東京大学の経営協議会委員を務めているのですが、東京大学多様性包摂共創センターの「ジェンダー・エクイティ推進オフィス」( 旧男女共同参画室)では「なぜ東京大学には女性が少ないのか?」 のポスター等を学内で掲出し、問いかけを行っています。そして、その問いに対する答えの一つとして、ジェンダ ーバイアスを含む言葉を「#言葉の逆風」と名付け、可視化してキ ャンペーンをしています。

<キャンペーン概要>
「何気ない一言も、浴び続ければ逆風だ」

 想像してほしい。人生ずっとこんな言葉を浴び続けてきたらと。
 何気ない言葉であっても、もはや逆風だ。
 このような言葉は、
前に進もうとする女性の意欲を削ぎ、 未来の選択を変えてしまうことだってある。
  (中略)
 この国で生きる女性には、いまだ逆風が吹いている。
 止めるには、一人ひとり の意識の変化が必要だ。

【多様性包摂共創センター(IncluDE)ジェンダー・エクイ ティ推進オフィス #WeChange website】
「なぜ東京大学には女性が少ないのか?」 東大の女性たちが実際にかけられてきた言葉を掲出


*金融教育家の塚本俊太郎様より、金融教育についての取材を受けました。
書籍化され、先日発売されましたのでご紹介いたします。

子どもに伝えたいお金の話 金融教育のいまを聞く
(一般社団法人 金融財政事情研究会)