生徒の語る未来
毎年この時期は5年生全員と校長室で面談をしています。受験学年を迎える前に、1年後の進路とそこから続く(比較的近めの)未来の展望を直接聞いておきたいという目的です。多くの生徒が「今のところは」と前置きしながらもしっかり考えを伝えてくれます。大学入学以降に多少なりとも変化があるとは思いますが、今、生き生きとビジョンを語ってくれている生徒が、卒業後どのような道を辿っていくのかが本当に楽しみです。
そしてそんな卒業生が社会人になり、母校の生徒の役に立ちたいと特別講座を実施してくれることが増えてきました。今週月曜日にはある信託銀行に就職した生徒が、銀行ならではツールや情報を駆使して金融に関するワークショップを行ってくれました。教室が満席になるほどの人気で、本校教員と綿密な準備をして(生徒会役員でしたので在校中からこういうことに慣れていたと思います)家庭科の金融教育と重複しないよう実践的な内容で実施してくれました。写真は、在校中の起業体験で企画・販売した商品を紹介しているところ。このプログラムなども経験し、経済学部へ進み、金融業界へ就職した卒業生ですから、比較的まっすぐな道を進んでいるように見えますが、高校2年の頃はどのように語っていたのでしょう?もしかすると全く違う未来だったかもしれません。
2025.1.31 [高等部校長]