令和7年度始業式

先週からだいぶ暖かくなりましたね。新校舎の前庭はつつじが満開です。
入学式の翌日には始業式が行われ、新校舎A棟にできた正門より生徒たちが登校し、年度のスタートを共に迎えました。
学年が一つ上がり生徒たちは新しいクラスや担任との出会いに心を弾ませたようで、始業式では明るい笑顔がたくさん見られました。
始業式で、こんな話をしました。
今年、品川女子学院は創立100周年を迎えました。そして、15年かけてようやく完成した新校舎での新年度のスタートです。実はこの校舎の工事期間だけを経験して卒業していった先輩もいて、今この空間で過ごせることは、特別なご縁だと思っています。
体育館の金屏風は、昭和10年の卒業記念品で、戦前から使われているものです。校舎が空襲で焼けなかったことも含めて、今の私たちの環境があるのは、長い年月にわたり関わってくださった方々のおかげです。
学校の中の先生方や職員だけでなく、地域の方々、企業や団体の方々が、文化祭、部活、特別講座、起業体験、CBL(課題解決型学習)など、さまざまな場面で協力してくださっています。これは、品女ならではの特徴です。
この1年間は「これからの100年を一緒に支えてほしい」と、学校外でいろいろな方にお願いをしてきました。その中で、大きな支援を表明してくださった企業があります。それが「ユニ・チャーム」さんです。これから毎年、私たちの教育活動を継続的に支援してくれることになりました。
なぜそんなことが実現したのか。それは、20年以上にわたる関係の積み重ねがあったからです。文化祭や講座、有志団体による起業体験や女性の生理の講座などでの関わりがあり、それを生徒や先生たちがきちんと報告してきてくれたことが、信頼につながったのです。
一人でできる仕事はありません。誰かと協力して、信頼を得ていくには共通点があります。それは、「感謝を忘れないこと」と「それを声に出すこと」です。
うまくいっていない時も、報告すること。あとに回さずにすぐに伝えること。そして、後からでも丁寧にフォローすること。お礼は何度言ってもいいんです。
みなさんの先輩や先生たちは、ずっとそうやって信頼を築いてきました。その上に、今の品川女子学院があります。ぜひ皆さんにも、それを忘れずに、次の後輩たちにバトンを渡していってほしい――そんな話をしました。
<中等部表彰>
【ECC 部】
第 8 回 PDA 中学生即興型英語ディベート全国大会
・ベスト POI 賞
【書道部】
第 50 回記念ふれあい書道展
・特選 ・敢闘賞
<高等部表彰>
【書道部】
第 50 回記念ふれあい書道展
・特選 ・奨励賞 ・敢闘賞
【有志団体 Like me】
SDGs QUEST みらい甲子園2024 年度東京都大会
・JICA 賞

春休み中に、吹奏楽部の保護者の皆様から、お花が届きました。「紫穂子」にちなんで、紫のアレンジにしてくださったんですね。学校の受付に飾らせていただきました。