PRODUCED BY 品川女子学院
白ばら日記

子供の成長を服選びに例えると・・・

卒業生が送ってくれました。

2月2日が前理事長の命日だったので、仏壇の前にしばらく。

私が20代の頃、教えていた子なので、もうお母さんです。

家庭科の授業で、ほうれん草を計ってと指示されて、ビーカーにぐいぐい詰めていたという逸話を持つ子ですが、すっかり大人になっていろいろな気遣いをしてくれています。

入試の朝、玄関に立っていてふと気づきました。
お母さんとお嬢さんのコートの色やデザインが似ていることに。

子供の成長を服の選び方に例えることがあります。

親が選び、
友達が選び、
自分で選ぶようになる。

「友達が選ぶ」と言うのは、 周囲に合わせたくなる時期と言う意味です。

ひな鳥があたたかな親鳥の懐からいつか飛びたつように、子供は、徐々に自立し、 自分で意志決定できるようになっていきます。

中高は、その大切な成長期を預かる場所なんだなぁと改めて思いました。

社会の変化が激しく、教育のあり方も大きく変わる節目に、迷うことも多い日々ですが、生徒の将来だけを見つめてやっていこうと強く思いました。

*本日、10日(水)の22時から、「コロナ禍の子供の教育と心の健康」というテーマでクラブハウスアプリでのディスカッションに参加します。