PRODUCED BY 品川女子学院
白ばら日記

4年生総合学習(講演会)・お知らせ・美術部・フラワーアレンジ部

先日、4年の総合学習で、元ジャパン・タイムズ執行役員の大門小百合さんの講演と私からのインタビューを行いました。大門さんは女性で日本の新聞社初の役員になった方で、今はフリーのジャーナリストとして活躍しています。先日もNHKのクローズアップ現代でコメントをなさっていました。 今は、国際的に活躍し、英語で仕事をなさっている大門さんですが、英語の勉強は中学1年生から。高校での留学を機に英語の面白さを知り上智大学に進学、本校の修学旅行先でもあるオークランド大学に留学、その後、ハーバード大学でも研究をされました。 キャリアの話には、パートナーと協力しながら仕事と家庭を両立していくことになる生徒の将来にとって参考になることが多くありました。ハーバードに行くときは、ご主人がフリーになって同伴し、配偶者パスで一緒に勉強をなさったこと、育休中にはご主人がイスラム圏で研究をすることになり、そこにお子さんと一緒について行き、勉強を続けたことなど。 震災など大きな社会的な出来事があるとき、子育てとの両立は本当に大変で、そんな中で、ママ友など周りの人に助けられたそうです。できないことは抱え込まずに人に頼むこと、できないかもと思っても思い切ってやってみること。「やらない後悔よりやった後悔」という言葉はいつも私が生徒に言っていることだったので大いに共感しました。 女性だからこその苦労もありますが、女性だからこそできることもあります。国会担当の時、まわりがほとんどが男性で、当時たばこの煙がすごかったそうです。妊娠していた後輩がその中で仕事をしていることを見かねて、提案し、喫煙を制限することができたそうです。 今日、話を聞いた生徒たちも、いつか社会によりよい変化を起こす人になってくれたらうれしいです。 ジャパン・タイムズは、日本最古の英字新聞で、学ぶことが多くあります。(本校も取材され英字記事になりました。)しばしば大学入試問題で引用されるので、英語の勉強にもなりますよ。 大門さんが書かれている記事を入学式で紹介し、ブログにもリンクしたことがあります。その記事を元に、「品川ファミリー」に寄せた言葉を抜粋してご紹介します。 アメリカ史上初の女性議員、ランキンが真珠湾攻撃後の開戦決議のとき残した言葉があります。 “As a woman I can’t go to war, and I refuse to send anyone else.” 戦争賛成が388、反対は1、それが彼女でした。本校の校歌の作詞者、与謝野晶子の「君しにたもうことなかれ」が頭に浮かびます。そして、意志決定の場にダイバーシティーが欠けることの恐ろしさを感じます。 今年一月時点のアメリカ両院女性議員数は27%となり、一方、日本の衆議院女性比率は9.9%。女性が初めて当選した1946年の衆議院選の8.4%から80年近くたった今もほとんど増えていないのです。政治分野のジェンダーギャップ指数で日本は156カ国中147位、私たちの学校は、女性に参政権のない時代に創立されましたが、まだまだ女子に特化した教育を行う必要性は大きいと言わざるを得ません。 創立者は繰り返し、「感恩報謝、自分に何かできるチャンスが巡ってきたら逃げずに受けて必ず社会 へお返ししなさい」と言っていました。生徒達が社会問題を自分事として考え、解決の一歩を踏み出す、そんな人に育ってくれることを願います。   ◆お知らせ *SBIP中高生探求コンテスト 全国の中高生が取り組んだ探究内容について応募し、書類審査・動画審査を経て選ばれた10組がプレゼンテーションをする場になります。グランプリ・準グランプリを決定します。本校が会場なので積極的に参加を!ポスターが職員室手前の廊下に貼ってあります。 日時:2月19日(土)14時ー18時 場所:品川女子学院(北品川駅から徒歩2分) ※新型コロナウイルスの感染状況によってオンライン開催に変更する可能性があり。 ◆部活発表のお知らせ *美術部【私立中学高等学校生徒写真・美術展】■期日 11月18日(木)~11月23日(火・祝)9:30~17:30(入場は17:00まで) ※最終日入場は11:30まで■会場 上野 東京都美術館 ロビー階第1展示室 入場無料・予約不要 *フラワーアレンジメント3年生の部員が いけばな大賞2021 学生部門(中学生)に出展します。■展覧日11/22(月) 10:30〜19:0011/23(火) 10:30〜15:00■場所北千住 THEATRE1010 アトリエ(北千住駅西口丸井/10F)

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白ばら日記

今日から2学期です

  猛暑も9月の声を聞いた今日は一息つき、天王洲運河のカルガモもこんなに成長しました。 今日から2学期です。   始業式はテレビ放送で行いました。 夏休みが短縮される学校が多い中、本校は、4月当初からオンライン授業を実施できたおかげで、通常通りのスケジュールで夏期休暇をとることができました。到達度テストや定期テストの結果、遅れがちな生徒には補習を行い、講習や勉強合宿の代替講習も行いました。 昨年もご紹介しましたが、今年も東京大学で行われたワークショップに参加した4年生もいました。先方にお礼の連絡をしたところ、本校の生徒は積極的で他の参加校ともすぐに仲良くなっていたとのことでした。 感染防止対策を講じた上で、極力部活動も行い、今日は以下の表彰がありました。英検一級をとった生徒がいたり(しかも成績優秀者として表彰されました)、留学生の紹介があったり。 *表彰** □ダンス部第13回 日本高校ダンス部選手権関東甲信越大会 Cブロック3位全国大会 7位入賞および審査員特別賞 ***** 留学生はアメリカから来たSora (ソラ)さん、16歳、 日本語が堪能です。この時期の留学は何かと大変なことも多いと思います。みんなで声をかけてサポートし、またいろいろなことを教えてもらいましょう! オンラインとのハイブリッドで計画中の文化祭の準備も進んでいます。今朝も、実行委員からいくつかの企画への参加を頼まれました。(お楽しみに) クラスの準備も進んでいます。2年生ではLGBTQへの理解を深めるため、先日NHKで特集されて大忙しの杉山文野さんにインタビューをさせていただいたクラスがありました。 再掲ですが、杉山さんのご家族を特集した番組です。https://youtu.be/uAfb6u1KVcU これを見て、私もバトンを渡された気持ちになりました。偏見がなく、すべての生徒が安心して通える学校にしなければと改めて強く思いました。そのためには、「知る」ということが大切です。 本校は学校をオープンにして、社会と生徒をつなぐことを大切にしています。卒業生たちもどんどん「知る」ための情報を提供してくれています。 先日は、家庭科の教員が新校舎の調理室の参考に、丸の内ABCクッキングスタジオを見学させてもらいました。卒業生の田丸さんが役員になっていて案内をしてくれました。  別の卒業生からは、「自分がスイスで子供と参加し、大変興味深かったイベントに、今年は日本からもオンラインで参加できるので、これから進路を決めていく中高生にすすめてほしい」と、連絡がありました。 スイス・ジュネーブに世界最速の加速器があることで有名なCERNという研究所があり、9月6日(日)に『KEK−ATLASオンライン一般公開』が開催されるそうです。普段は見られない最先端の検出器開発現場や、ジュネーブからの生中継もあり、インタラクティブなものになるそうです。小学生でも楽しめたそうなので、物理に興味のある人も、ない人も是非! * ホームページ https://www2.kek.jp/openhouse/2020/atlas.html * YouTubeにアップロードした宣伝動画 https://youtu.be/FnK_VyUMxSs * ポスター https://cernbox.cern.ch/index.php/s/5zkIlUN9qKS53wB    

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ダンス部全国大会入賞!

ダンス部顧問より以下報告です。 ダンス部の5年生が全国大会で7位に入賞し、 審査員特別賞もいただきました! 例年、全国大会直前に行っていた合宿も中止、 直前の練習回数も制限される中、 Zoomでの練習も取り入れて頑張って練習してきた成果でした。 テーマは「イモムシ」。他校の作品は、現在の状況を反映してか、 荘厳なテーマが多かったように感じました。その中、少しコミカルな本校の作品は目立っており、 オリジナリティーが評価されたのではないかと思います。 今後も、換気や手洗いにより気を配り、 この状況の中で工夫をしながら、 文化祭や他の大会に向けて頑張っていきたいです。 全国大会は、フジテレビで地上波放送があります。  特別番組「灼熱!ダンススタジアム2020」 〜高校ダンス部No.1決定戦 涙、涙の密着100日〜 8月23日(日)午後4時〜午後5時25分放送(関東ローカル) *Nikkeiの新しい媒体Nikkei Financialに、東京海上ホールディングス会長 永野様の記事が掲載されています。その中で、本校について触れていただたいています。 登録が必要なサイトですが、よろしければご覧ください。(秋ごろまで無料でベータ版をご利用頂けるとのことです。詳細はホームページでご確認ください) * 再掲ですが、本校でもお世話になっている杉山文野さんのご家族を特集した番組 です。家族の形、社会の多様性を考えさせられます。昨日の時点で、以下が30万ビューになっているそうです。 https://youtu.be/uAfb6u1KVcU *再掲です。文化祭の起業体験などでもお世話になっている ユーグレナが、昨年から18歳以下の CFO(最高未来経営者、Chief Future Officer)  を募集しています。昨年、 就任した高校生の活躍と提案が素晴らしく、 2021年までに製品のプラスチック50% 削減を意思決定することとなったそうです。 今年度の募集が始まりましたので、 生徒のみなさんにお知らせします。 https://www.euglena.jp/cfo/ bosyu/2020/  

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来週から期末テスト・伊達公子さんの取り組み

学校近所の荏原神社です。6月の夏越の祓いも終わりました。 雨の日が続きます。 これも近所で。この花、一見、同じに見えますが、種類が違うんです。葉っぱを見るとわかりますよね。朝顔と夕顔。 保健室の前にも季節のあしらいが。 学校は、感染予防対策のため様々な工夫をしながら平常授業を行っています。 オンライン授業を4月13日から実施できたおかげで、来週からは予定通り期末テストを実施します。登校する生徒の手にはノートや教材がちらほら。今年は生徒たちも不安や不便を抱え、行事の中止や延期でがっかりすることも多いです。そんな中、後輩のために部活の部長さんたちが動画を作ったり、体育祭王をウエブで実施したりと、できないことの中からできることを探して実行しています。 登校してくる彼女たちが友人と笑顔を交わしているのを見ると、やはり、学校という場は「集う」機能を失ってはいけないなとしみじみ感じます。 閉校中、テニス部の生徒へ自宅でできるトレーニング動画を送ってくださった伊達公子さんが、ジュニアの育成プロジェクトをなさっています。 私たちも、今、自分にできることをしていきたいと勇気が出ました。 5日の日曜の9時から、NHK・BS1にて伊達さんの番組「奇跡のレッスンジュニアテニス女子 伊達公子」が再放送されます。また、その前の、7時からはウィンブルドン伝説の名勝負「伊達公子対グラフ1996年女子シングルス準決勝」も放送されます。生徒は試験前ですから、是非、録画を。 本校が茶道の授業をお願いしている遠州流の月刊誌にお家元と私の対談の後編が掲載されました。 図書室にいれてあります。自分で読み返しても深く、 面白い内容になっていると思いますので、保護者の方も是非、 ご覧ください。

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フラワーアレンジ部・セイコーウオッチ企業コラボ・Forbes記事の紹介

  フラワーアレンジ部の作品です。爽やかですね。受付に飾ってあります。 今年も企業コラボが始まりました。このような厳しい社会状況の中、お受けいただいたセイコーウオッチ様には、心から感謝しています。 学年主任の小野瀬より以下報告です。 企業コラボ第一回(6月24日実施)報告 内容:5時間目    SEIKOの企業・歴史について    セイコーのデザイン・デザインの面白さについて    テーマ説明「品川女子学院の腕時計をプロデュース」    6時間目    ワークショップ①「ターゲット調査(私・グループ)」    【私】腕時計に感じていることを書く    【グループ】内容を共有し、つけたい時計をまとめる          その後、グループ代表発表    デザイン部の方1名がファシリテーターとして各クラスに入る。担任と共に進める。   +++++++++++++++++++++++++++++++  5時間目は全体にセイコーウオッチ(株)様よりお話がありました。Zoomでつなぎリアルタイムでの説明が始まりました。生徒たちは大きな拍手したり、頷いたり、クイズには手を挙げて応えたりと、かなり真剣に楽しみながら聞いていたようでした。  6時間目は教室での活動です。ファシリテーターとして各クラスに1名の方がついてくださり、進んでいきます。 「最近腕時計をつけているか」との質問に、つけている人は思い浮かぶ理由、つけていない人はその理由、そのほか自分の感じていることを書いていきます。その後、グループで共有し、私たちのつけたい時計を発表しました。  生徒たちのつけたい時計のイメージで多かったのは通気性よい時計、軽い時計、おしゃれな時計・・・これがどんな形になっていくのか、これからのワークショップが楽しみです。   +++++++++++++++++++++++++++++++ 毎年、ソーシャルビジネスの発表会を本校で行っていますが、Forbes JAPANに掲載された記事が、ネットニュースに再掲載されました。 困難な社会状況だからこそ、社会課題に気づくこともあります。それを自分事として、解決のアイディアを考え、小さなことでも自分にできる一歩を踏み出す、そんな人を育てる学校でありたいと思っています。 学生発のアイデアで社会をバージョンアップする(Forbes JAPAN) - Yahoo!ニュース

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