PRODUCED BY 品川女子学院
高等部校長

6年大学入試説明会

今日は、4、5年生が模擬試験、6年生は大学の入試担当者を招いた説明会でした。各教室を大学ごとに割り振り、受験を考えている生徒が個別に相談します。コロナ以降、オンラインでの個別相談にシフトした大学もあります。 大きな大学は複数の職員で対応していただいたり、逆に小規模な大学は個々の生徒の質問に長い時間丁寧に答えていただいていました。学校に居ながら大学の担当者に直接質問できるなど、少し前では考えられませんでしたし、地方の学校ではこうはいきません。ここによく書きますが、こと受験に関しては都会の学校の生徒が有利なのは否定できません。アドバンテージをうまく生かして、頑張っていってほしいと思います。 大学のパンフレットも様変わりしました。

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高等部校長

東棟お別れOG訪問会

とうとう今月で、長い歴史をもつ東棟校舎が役目を終えます。これまで多くの生徒の喜びや悲しみを見守ってきた校舎もこれで見納めです。先週土曜日約800名の卒業生が集まってくれました。仕事や大学が休みの日に、こんなに来てもらって本当に感謝です。 多くの卒業生と話ができて、私にとってはこの上なく楽しい時間でした。話しのほとんどは、私と彼女たちの間だけの話題ですので、ここでお伝えしてもよくわからないと思いますが、彼女たちが部屋に入ってきた時の最初の一言だけ少しご紹介したいと思います。この学校の特色がよく出ているような気がします。   本当にお久しぶりです。在学中は問題ばかりおこして本当にすいませんでした! (いきなり謝罪ですか。大丈夫、もう忘れています。) 先生と話すのに、何分待たせるんですか。一組5分とかに限定して下さい。 (すいませんでした。でも、あなた方も5分では帰らないですよね。) 都内で遊ぶ前にちょっと来ました。 (そういう卒業生、多いです。それでも嬉しいです。) 先生、全然かわりませんね。時が止まっているみたいです。 (故郷の風景みたいに言われても、私にはわかりません。) 権ちゃん元気? あ、「ちゃん」とか言っちゃいけない、校長先生だった。 (いいです。卒業生の特権です。) 授業もホームルームもなくなって寂しくないですか? (確かに寂しいですが、年中卒業生が来て時々相談も受けるので、面談の回数はさほど減っていない気がします。) 最初に名刺を交換させていただけますか? (在学中自由奔放だったあなたが、そんなにフォーマルにきますか?) 何十枚も撮らせてもらった写真のうちの1枚。将来、OGが4人写った写真になるかもしれません。話しをできなかった卒業生が多かったのが心残りですが、今度は新しい校舎を見に、ぜひ遊びに来て下さい。

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高等部校長

世界5番目の国からの留学生

本日より4年C組にパキスタンからの留学生イーシャ・ハマユンさんが加わっています。おみやげを持ってきてくれたというので、昨日直接会って少し話しをしてきました。とても明るい生徒で、自分のことや国のことを積極的に話してくれます。日本語も少し話せたので、How did you pick up your Japanese?と聞いたら、Just through Internet.(ネットだけで)とのこと。日本語の先生もテキストもない中で言語を習得しようという気持ちに感嘆しました。自作の日本語ノートも見せてもらったのですが、ひらがなの文字がとてもキレイです。 コロナ禍できっと留学計画も変更されてきたでしょうし、日本語を学ぶ手段は限られていたと思いますが、困難があっても何とかする、と言う姿勢は見習うべきものだと思います。これから、4年生や他の生徒にも大きな刺激を与えてくれるのではないでしょうか。 彼女は3月まで在学の予定です。自分から積極的に話しかけるようにとアドバイスしましたが、生徒の皆さんも話しかけてあげてください。ほんの一言でも嬉しいはずです。 パキスタンの人口は意外と多くて世界5番目。母国愛溢れるおみやげは、とりあえず机の上に飾ってみました。この大きなトラックをスーツケースに入れて持ってきてくれたと思うと、ぞんざいには扱えません。

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高等部校長

オープンキャンパスいろいろ

久しぶりに定員を増やしたオープンキャンパスでした。早すぎる猛暑の中、足を運んでいただいた受験生と保護者のみなさま、ありがとうございました。また、精一杯もてなそうと奮闘してくれた生徒にも本当に感謝です。楽しみたい参加者の方々と、楽しませたい生徒たち。こんな組み合わせですから、暑いけれどもいい雰囲気の半日になりました。写真を少しご紹介します。(正面で大きめに写っている参加者の方には、確認のためお声を掛けさせていただきました。お邪魔してすいませんでした。) (受付)しっかり体温をチェックしています。 (学校見学ツアー)生徒がどんな紹介をしているのか、私も参加したいくらいです。 (ダンス部)暑い中本当にご苦労さまでした。見たい方が多いので、2回とも演技ができて良かったです。 (バスケットボール部)最後にシュート成功でしたね。 (インターアクト部)見事的中。この後保護者の方も参加されていました。 (作画部)一心不乱とはこのこと。みなさん本当に集中して描いています。 (箏曲部)教える方も、教わる方も本当に熱心でした。 (ECC部)なかなか難問でボリュームのあるクイズです。 (フラワーアレンジ部)将来このクラブに入ると、校内で作品を展示する機会がけっこうあります。 (チェンバーオーケストラ部)生演奏のパワーは桁が違います。 (化学部)このあと、液体窒素を使った「バラをバラバラにする実験」なるものが行われました。 (卓球部)2人ともなかなか上手でした。有望新人です。 (算数模擬授業)かなりアドリブの効く先生役の生徒。受験生の積極的な発言をうまく拾って返していました。 (バトン部)こんな至近距離で見られると、いつもより緊張したのではないでしょうか。 (軽音楽部)保護者の方を含めて3人で話しが盛り上がっていました。 (図書委員会)オリジナルのブックカバー、いいですよね。私も気に入ったカバーはずっと使っていました。 (弓道部)この胴着にも憧れますね。 (被服部)親子で楽しそうに描かれていました。 (美術部)色とりどりの絵の具が用意されていました。最後の仕上げをしています。 (パソコン部)うまく最後まで完成したでしょうか。

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高等部校長

起業体験プレゼンテーション

発表者を凝視するサポート委員と教員。一挙手一投足を撮影し続けるビデオカメラ。事業計画書をめくる音と、PCに評価を入力するタイプ音だけが響きわたる教室。 この張り詰めた空間で、各班、各クラスの代表者が出資金を募る起業体験プレゼンテーションが昨日行われました。起業体験班以外の生徒がいない、たった2人か3人での発表です。 社会人でもなかなかこの雰囲気の中で冷静に発表をするのは難しいと思います。そして、やっとプレゼンが終わったと思えば、その後にはサポート委員からの質問が待っています。生徒のことを思っての問いかけなのですが、中には厳しいものもあります。この質問は辛いだろうなと思いながら待っていると、時々すばらしい回答が返ってきて、私は心の中で大拍手とガッツポーズ。客観的でなければならない立場ですが、この日は校長失格だったと自覚しています。  

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高等部校長

先輩留学生からの贈り物

今年留学を予定している生徒に対して、留学経験のある卒業生2名がアドバイスをする会がありました。私が学年主任を務めていた世代の大学生もいるので、ちょっと聞きにいくつもりでしたが、あまりにも面白いので最後まで参加させてもらいました。自分たちを大きく変えてくれた留学経験を、後輩にも有意義なものにしてほしい、後悔しないよう積極的に行動してほしいという気持ちがひしひしと伝わってきます。 ホストファミリーの中で何か家事の分担はありましたか、という生徒の質問に対して、卒業生(73期荒井さん)は、分担がなくても「何かしますか?」と自分から話しかけることで会話が広がっていき、ホストファミリーとの距離も近づいていきますよ、とアドバイスをしてくれます。もう一人の卒業生(71期大石さん)は、留学の最初1ヶ月くらいは長いと感じるけど、それが過ぎて楽しくなった後は本当に数秒で終わってしまったと感じるほどなので、ためらわずにどんどん英語で話かけて下さいと訴えます。他にも、経験者だからこそ言えるアドバイスがたくさん出てきました。荒井さんからは、黒髪は目立つので部屋をコロコロでマメに掃除していたとのことです。 私は会が終わったところで退室したのですが、生徒の方は、修学旅行に行けなかった分だけこの留学にかける気持ちが強いのか、2人を取り囲んで質問攻めだったと聞きました。留学に行けない生徒もいるので、彼女たちにはぜひその積極的な姿勢で頑張ってきてほしいです。 ただただ後輩のために最後まで質問に答え続けてくれる。卒業生は宝物だな、そう再認識した時間でした。  

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高等部校長

Flying in the Hall   驚きの土曜日

土曜日。いつもの通り校内ではさまざまなイベントが行われています。今日は驚きの多い1日でした。 午前中は学校説明会がありました。土曜日は小学生も多く参加されています。いつも説明会の後にアンケートを読ませていただくのですが、私どもがお話しした主旨をきれいに整理して書かれているものがありました。ありがたいと思いながら最後を見ると、別の筆跡で保護者の方のコメントが。2時間弱にわたる説明を聞きながら、ここまで簡潔にまとめられる小学生がいるとは驚きでした。受験されたら国語の成績は良いのではないかと思います。 4,5年生はCBL(Challenge Based Learning)の発表をしていました。今年最初に見た班のテーマは痴漢の対策。CBLは身近な問題点から出発するのですが、このテーマはまさに彼女たちの大問題。一般的には話しにくい(だから問題、とも彼女たちは主張しています)テーマに堂々と切り込んでいきます。品女生の研究テーマにタブーありません。 午後は、卒業生が本校で特別講座をしたいということで、zoomで話しを聞くことになりました。彼女はまさに在学中のCBLで開眼した生徒で、国際理解教育で定評のある九州の大学に通っています。高校生の頃も意欲的でしたが、今回もらった企画書やzoomでの受け応えは、まるで社会人とやりとりをしているようでした。わずか2年でここまで発展している姿を見るのは嬉しい驚きです。 そして、C棟2階の広い廊下ではドローンが飛び回っています。これも卒業生が持ち込んできた特別講座で、1時間ほど講義やワークショップ等を行った後、実際に参加生徒が飛ばしてみます。本当に楽しそうで、驚くほどの早さで技術が上達していきます。一般に男子の方が乗り物好きで、運転操縦も上手であるように言われることもありますが、この姿を見る限り全く違うと思いました。 このドローンはiPadで操縦しています。

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高等部校長

Dancing in the Station

土曜日は6年生の保護者会が行われました。受験学年であり、また6年間最後の保護者会ということもあって多くの方にお集まりいただきました。久々の対面の会でしたが、私どもの話に頷いたり笑っていただけるなど、その場の空気を共有しながら会を進められるのはとても有り難いことです。クラス懇親会も廊下から覗かせていただきましたが、6年間のお付き合いなのでどのクラスも和気あいあいとした雰囲気でした。学年主任の窪田からもお話ししましたが、保護者の方と教員が密に連絡をとりあい、一緒になってお嬢様の受験を支えていければと思います。 日曜日はダンス部が品川駅でパフォーマンスを披露しました。以前このブログにも書きましたが、100年近くも同じ場所に学校が存在していて、地域に愛されない学校であってはなりません。その意味では、昨日のダンス部のような活動は重要で、たまたま駅を歩いていて地域の生徒の華やかな演技が見られたらちょっと嬉しいと思います。普段通学などでご迷惑をおかけしていますが、このような活動を通して「わが街の学校」と認識していただくことが大切だと考えています。 品川駅中央改札前という一等地での演技です。ダンス部の皆さんはいつもと違う雰囲気の場所ですね。日曜日にご苦労さまでした。

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高等部校長

教育実習生

中間試験の時期から教育実習生が来ています。7名のうち2名が、自分が学年主任をしていた世代なのですが、カフェテリアで近くを通った時にすぐに立って挨拶をしてくれました。僅か数年で本当に大人の立ち振る舞いに変わるものだと思います。 実習が始まって数日経ったところで、実習生として学校を見た印象を何人かに聞いてみました。一番多かったのが、生徒がすごく元気で驚くという意見。あなた方の時代も全く同じだったよ!と反論したくなりましたが黙っていました。次に多かったのが、先生方がとても仲が良いという感想でした。他校の様子はわかりませんが、「生徒」という毎日何らかの事件を起こす人たちと暮らしているので、教員間で話すネタが豊富なのだと返しておきました。 先日教育実習のノートを少し見せてもらった時に、実習生と指導教諭の間で次のようなやりとりが書いてありました。 実習生「今日は生徒から話しかけてくれたが、自分から話しかけることができなかったのが悔やまれます。」 指導教諭「緊張していると言っていたが、言うべきことをメモしてはっきり伝えられていた。生徒も安心して話しかけていたと思う。生徒を笑わせようとしてくれている所がとても良い。私も実習生の頃、1回の授業で1回は笑わせるようにと言われたことを思い出しました。」 授業中頻繁に失敗をして笑われていた私とは心がけが違いますね。授業中でも少しリラックスできる時間を作ることは大切だと思います。

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