東棟お別れOG訪問会
とうとう今月で、長い歴史をもつ東棟校舎が役目を終えます。これまで多くの生徒の喜びや悲しみを見守ってきた校舎もこれで見納めです。先週土曜日約800名の卒業生が集まってくれました。仕事や大学が休みの日に、こんなに来てもらって本当に感謝です。
多くの卒業生と話ができて、私にとってはこの上なく楽しい時間でした。話しのほとんどは、私と彼女たちの間だけの話題ですので、ここでお伝えしてもよくわからないと思いますが、彼女たちが部屋に入ってきた時の最初の一言だけ少しご紹介したいと思います。この学校の特色がよく出ているような気がします。
本当にお久しぶりです。在学中は問題ばかりおこして本当にすいませんでした!
(いきなり謝罪ですか。大丈夫、もう忘れています。)
先生と話すのに、何分待たせるんですか。一組5分とかに限定して下さい。
(すいませんでした。でも、あなた方も5分では帰らないですよね。)
都内で遊ぶ前にちょっと来ました。
(そういう卒業生、多いです。それでも嬉しいです。)
先生、全然かわりませんね。時が止まっているみたいです。
(故郷の風景みたいに言われても、私にはわかりません。)
権ちゃん元気? あ、「ちゃん」とか言っちゃいけない、校長先生だった。
(いいです。卒業生の特権です。)
授業もホームルームもなくなって寂しくないですか?
(確かに寂しいですが、年中卒業生が来て時々相談も受けるので、面談の回数はさほど減っていない気がします。)
最初に名刺を交換させていただけますか?
(在学中自由奔放だったあなたが、そんなにフォーマルにきますか?)
何十枚も撮らせてもらった写真のうちの1枚。将来、OGが4人写った写真になるかもしれません。話しをできなかった卒業生が多かったのが心残りですが、今度は新しい校舎を見に、ぜひ遊びに来て下さい。