PRODUCED BY 品川女子学院
高等部校長

今日は生徒がポツポツと-全校面談日

今日は全校面談日、生徒が面談の時間に向けてそれぞれ登校してきています。初めての担任との面談で、どんな人なのだろうと緊張している生徒も多いでしょうが、実は教員の方も同じです。担任面談は現在年4回設定されていますが、6年生などは定期のもの以外に進路に関して面談することが多いです。面談が日常の光景で、本校ではこの「風通しの良さ」も大切にしています。 私は年度末に、新6年生のほぼ全員と面談をさせてもらいました。もちろん話す内容はそれぞれですが、面談の最初にいくつか同じ質問をしていました。その中での話しをいくつか。 ・「校長面談は緊張しますか?」「緊張します。でも友だちが意外と優しかったから大丈夫と言っていました。」 …意外と、って何でしょう。 ・「いよいよ最終学年ですが、これまでを振り返ってどうですか?」「とにかく早かったです。特に5年生はあっという間でした。」 …この感想は多かったです。5年生は本当に忙しい学年なのでよくわかります。ただ、年齢が上がると時の過ぎるのが早い、という絶対法則は保護者の方もよくご存じだと思います。それを言うと嫌がる生徒もいますが。 ・「受験生という自覚はついてきましたか?周りの雰囲気が変わってきたでしょう。」「そうなんです。あの娘が休み時間に参考書を読んでいるなんてびっくりです。頑張らなきゃ、と思いました。」 …「あの娘」を物差しにして自分も頑張るという動機は微妙ですが、実はこの効果がとても大きいです。時に教員や保護者の方の言葉よりも影響を与えます。 ・「では、これで終わりです。」「校長面談は1回だけですか?」「???」 …何かあったら、担任や学年主任のセカンドオピニオンとしていつでもどうぞ。 熱心に読書しながら面談を待っています。写真を撮っていい?などと邪魔してすいませんでした。

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高等部校長

2年ぶりの留学へ向けて

コロナの影響で、約2年休止していた学校主催の留学が再開予定です。今日は参加を希望する4、5年生とその保護者の方に、留学説明会に集まっていただきました。例年の倍以上の参加者数で、またその雰囲気から留学に行きたい(行かせたい)という気持ちが強く伝わってきました。留学担当部署の教員からは、将来世界平和に貢献できるような生徒が留学生の中から出てきて欲しいという想いも伝えられました。 留学先は北米大陸のアメリカ・カナダ、オセアニアのオーストラリア・ニュージーランド、それに加えてイギリスがあるのですが、定員を全部合わせても希望される方の数に足りません。私としては、英語力が困らないレベルなら皆さんに行ってほしいのですが、こればかりは受け入れ先の問題もあります。先日、説明会に先立って英語の試験を受けていただきましたが、あとは本日お渡しした志望理由書等を含めての選考となります。ぜひ思いの丈を文面に表していただければと思います。  

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高等部校長

高校最初の進路希望調査

昨日の総合学習は、4年生が進路希望調査、5年生は学年集会、そして6年は…、そうでした、体育祭着付けの話し合いでした。各クラスまだ細かいことは決まっていないようですが、面白そうです。今年は今のところ保護者の方にもご観覧いただける予定ですので、3年ぶりのイベントを楽しみにしておいていただければと思います。(1年生の保護者の方は何のことだかわからないと思いますが、とりあえず楽しみにしておいてください。) 4年生は高校生になって初めての進路希望調査で、とても熱心に回答していました。集計結果のグラフだけ少し見せてもらいましたが、興味深かったのは、将来希望する進路が「決まっている」と答えた生徒が20%弱いたことで、これは私が学年主任をしていた世代の同時期よりも少し高いと思います。「いくつかあり迷っている」が50%弱、それ以外が未定でしたが、今の時期はそれでも構いません。大切なのは、さまざまな進路に興味を持ち、少しずつ調べ続けることです。焦らないでいいので、思考を止めないようにして下さい。 通塾の質問に関しては、40%強が通っているとのことですが、大事なのは学校とのバランスです。塾の課題によって学校の学習がおろそかになっては本末転倒。6年生にはよく言うのですが、塾・予備校は必要な時だけ「うまく活用する」ものです。頼りきりになると、自ら学習法を考え計画的に進める力がつかないので、大学受験はあまりうまくいきません。 そして、国公立/私立の志望に関しては、複数回答可ということもあって少し私立が多い程度、文理の志望も若干文系が多いくらいでした。学年集会でも言われていると思いますが、今年はどの科目にもしっかりと取り組んだ上で、志望と照らし合わせながら自分自身で判断し選んでいく、そういう大切な1年だと思ってください。 高等部C棟の窓から。頑張っていた桜の花びらも力尽きました。

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高等部校長

今日から授業

今日から早速授業が始まっています。高等部は教室がC棟にまとまっていますので、1、2時間目にざっと廊下から見てきました。どこも最初の授業のはずですが、ほとんどのクラスがすでに教科書の内容に入っていて、教室には緊張感がありました。初回授業のこの気持ちが1年続くといいなと思います。 ただ、せっかく授業が始まったと思ったら18日は全校面談日、26日は体育祭、28日は健康診断でその後ゴールデンウィークに入ります。(30日は授業)その後もいろいろな行事で忙しい学校ですから、高校生は自分なりの計画を立てていくことが重要です。4,5年生は、年間計画とは言いませんが、自分が目標としている定期試験や行事やクラブの大会や(特に上級生は)模擬試験にむけて、せめて1ヶ月先までは見通し、終礼が終わった時に「今日はこれをやる」と決まっていれば動き出しが早いと思います。心がけてみてください。    

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高等部校長

掲示板が突然カラフルに

今日は全校オリエンテーションの日。いくつか見た高等部の学年集会の中でも、やはり4年生は盛りだくさんでした。高校生になると、同じ学校ではあっても成績や出欠に関する制度が変わってきます。また進路指導もより具体的になります。学年主任の荒井からは、基本的な生活習慣、能動的な学習、文理選択の準備、協調性などのワードが並び、教務部長からは単位制や成績算出の話し、そして進路部長は模擬試験や入試制度についても触れていました。私が聞いていても疲れる1時間でしたが、どれも必要なことです。今は整理できないかも知れませんが、先輩もすぐに慣れましたので心配しないで下さい。 東棟2階と3階の掲示板が突然カラフルになりました。ネイティヴの英語教員が、English Boardと称して交流スペースを設けたり、外国の文化や早口言葉などを紹介してくれています。その中に、”What gets wet the more it dries?”というクイズがあり(答えはこの掲示板で)意味はわかるのですが、私は答えよりも文構造が気になって仕方ありません。the+比較級が1カ所だけだし、文意からすると関係代名詞が必要な気もするし…。 5,6年生、どう解釈しますか?

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高等部校長

新入生歓迎会は最後のメッセージ

いよいよ今日から新学年が始まりました。始業式では、新しい校舎や新入生のことをお伝えし、その後各学年へ向けて少しずつお話しさせていただきました。4年生には、自分の考えを持った独立した存在(independent)になってほしいということ、5年生には学校のリーダーとして客観性/共感力を養ってほしいということと、忙しさを言い訳にせず、やるべきことを取捨選択してほしいとお伝えしました。また6年生には、さまざまな情報に流されず、自分のことを本当に考えてくれる人のアドバイスを聞いてほしいと伝えました。 午後は新入生歓迎会を見てきました。コロナもなく広い体育館があった時期は、全校生徒が歓迎会に出席していましたが、現在は新入生だけが体育館で各クラブのビデオや実際の演技を見る形式になっています。各クラブは新入生に興味を持ってもらえるよう工夫を凝らし、実演のあるクラブはこの数分間のために練習を重ねてきました。1年生は知らなかったと思いますが、ビデオでメッセージを伝えている新6年生も、舞台で演技している新6年生も、ほとんどがこの会をもってクラブを引退します。実際にクラブで会うことはないけれど、自分が一生懸命取り組んできたクラブを好きになってほしい、そして受け継いでいってほしい。そういうメッセージが込められた会でもありました。

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高等部校長

入学式を終えて

入学式が終わりました。きのうご紹介した舞台の花は、式後の撮影スポットとして大人気でした。生けてくれたクラブの皆さん、よかったですね。 無事入業式を終えた1年生は、月曜日からも忙しい日々が続きます。新入生歓迎会にオリエンテーション、初めての中学の授業や担任面談。そして月末には学年対抗の体育祭が行われます。毎日初めてのことばかりですから、終礼が終わり長い通学を終えると疲れ果ててしまうでしょう。でも大丈夫。この学校の先輩方もみんな同じ道のりを辿り、体育祭が終わる頃までには十分学校生活に慣れていました。それまでは少し緊張の日々が続きますが、後にはゴールデンウイークが控えています。ここで注意点。30日土曜日は学校です。間違えて休まないように。そして5月2日は創立記念日でお休みです。間違えて学校に来ないように!

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高等部校長

後輩を迎えるために

74期の生徒が東棟体育館での最後の卒業式を終えてから3週間、明日はこの場所で最後の入学式が行われます。ピンク色の学年カラーを受け継ぐ新1年生が、緊張した面持ちでこの会場に入ってくるはずです。写真は、舞台を彩る花を生けているフラワーアレンジメント部の生徒。お花の先生のアドバイスを受けながら、着々と後輩を受け入れる準備を行っていました。(卒業式の花も多くの方からお褒めの言葉をいただきましたが、あれも彼女たちが生けたものでした。) 74期の生徒がいなくなって寂しくなった学校ですが、卒業式の後もいくつかの行事がありました。修業式の後の離任式では、思わぬ別れを知らされた生徒も多かったと思います。また、多くの新6年生には最後となる発表会や送別会が、さまざまなクラブで行われていました。 ダンス部の発表会は、照明の効いた舞台での訓練された演技がいつも以上に華やかで、特に最後の最上級生の衣装は映えていました。吹奏楽部、バトン部、チェンバーオーケストラ部が参加する定期演奏会では、司会生徒の軽妙なおしゃべりの後に、時には荘厳だったり、時には楽し気な音楽が演奏され、観客を飽きさせません。チェンバーオーケストラ部の発表はとても落ち着いた雰囲気で、年度末のあわただしい時期にゆっくりとした時間を過ごさせてもらいました。 入学式が終われば、月曜日にはいよいよ始業式。クラス替えがあるので、全生徒にとってドキドキする1日ですが、私は面談をさせてもらった新6年生との再会も楽しみです。そして、C棟の窓から見える桜の花は、皆さんを出迎えようと必死に枝にしがみついて待っています。

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高等部校長

送別会は久しぶりの体育館

昨日は6年生の送別会が行われました。6年生が体育館に集合するのはいつ以来でしょうか。新型コロナがまん延し始めて以来、ほとんどの集まりはzoomで行い、また対面の時もC棟は廊下が広いので、ここで集会を行ってきました。 例年全校で行われる送別会も、今年は5,6年生のみ。それでもやはり後輩が先輩を見送る光景はいいものです。ほとんどの6年生は受験を終えて開放感に満ちていましたが、5年生の中には、むしろこの会に参加することで、もう卒業まで1年なのかと気が引き締まったと語っている生徒もいました。対面というのはいろいろな効果があるものです。 会は、各クラブのメッセージビデオに始まり、4、5年生有志によるパフォーマンス、後輩からのビデオと続きます。その後6年間の振り返りビデオがありとても盛り上がりましたが、やはり一番は6年担任団によるクイズ形式のビデオでした。これまでは教師として、時には厳しく対応してきた教員が、素顔を見せながら問題に挑戦する姿を、彼女たちは大いに喜んで見ていました。ただ、6年生が嬉しそうで良かったなと思うと同時に、大きな声を出さないでくださいとの指示を忠実に守ってスティックバルーンで拍手する姿に、この2年間、6年生には本当に苦労を掛けたなとも思いました。 その体育館に集まるのも、あと2回。このあと夏には取り壊しますので、入学以来すっと使ってきた体育館も6年生には見納めです。卒業式は涙で霞んでしまうかも知れませんが、しっかり目に焼き付けておいてほしいと思います。

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