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高等部校長

送別会は久しぶりの体育館

昨日は6年生の送別会が行われました。6年生が体育館に集合するのはいつ以来でしょうか。新型コロナがまん延し始めて以来、ほとんどの集まりはzoomで行い、また対面の時もC棟は廊下が広いので、ここで集会を行ってきました。

例年全校で行われる送別会も、今年は5,6年生のみ。それでもやはり後輩が先輩を見送る光景はいいものです。ほとんどの6年生は受験を終えて開放感に満ちていましたが、5年生の中には、むしろこの会に参加することで、もう卒業まで1年なのかと気が引き締まったと語っている生徒もいました。対面というのはいろいろな効果があるものです。

会は、各クラブのメッセージビデオに始まり、4、5年生有志によるパフォーマンス、後輩からのビデオと続きます。その後6年間の振り返りビデオがありとても盛り上がりましたが、やはり一番は6年担任団によるクイズ形式のビデオでした。これまでは教師として、時には厳しく対応してきた教員が、素顔を見せながら問題に挑戦する姿を、彼女たちは大いに喜んで見ていました。ただ、6年生が嬉しそうで良かったなと思うと同時に、大きな声を出さないでくださいとの指示を忠実に守ってスティックバルーンで拍手する姿に、この2年間、6年生には本当に苦労を掛けたなとも思いました。

その体育館に集まるのも、あと2回。このあと夏には取り壊しますので、入学以来すっと使ってきた体育館も6年生には見納めです。卒業式は涙で霞んでしまうかも知れませんが、しっかり目に焼き付けておいてほしいと思います。

2022.3.15 [高等部校長]