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高等部校長

新入生歓迎会は最後のメッセージ

いよいよ今日から新学年が始まりました。始業式では、新しい校舎や新入生のことをお伝えし、その後各学年へ向けて少しずつお話しさせていただきました。4年生には、自分の考えを持った独立した存在(independent)になってほしいということ、5年生には学校のリーダーとして客観性/共感力を養ってほしいということと、忙しさを言い訳にせず、やるべきことを取捨選択してほしいとお伝えしました。また6年生には、さまざまな情報に流されず、自分のことを本当に考えてくれる人のアドバイスを聞いてほしいと伝えました。

午後は新入生歓迎会を見てきました。コロナもなく広い体育館があった時期は、全校生徒が歓迎会に出席していましたが、現在は新入生だけが体育館で各クラブのビデオや実際の演技を見る形式になっています。各クラブは新入生に興味を持ってもらえるよう工夫を凝らし、実演のあるクラブはこの数分間のために練習を重ねてきました。1年生は知らなかったと思いますが、ビデオでメッセージを伝えている新6年生も、舞台で演技している新6年生も、ほとんどがこの会をもってクラブを引退します。実際にクラブで会うことはないけれど、自分が一生懸命取り組んできたクラブを好きになってほしい、そして受け継いでいってほしい。そういうメッセージが込められた会でもありました。

2022.4.11 [高等部校長]