PRODUCED BY 品川女子学院
高等部校長

小さな春の始まり

今日は日曜日。しかし校舎の中から、生徒の挨拶の声が聞こえてきます。今日は次年度入学の帰国生入試を行っています。緊張した面持ちの受験生親子に、生徒が声を掛けると一瞬で表情が軟らかくなります。教員には到底できない仕事です。この生徒たちは、日曜日にも関わらず、まだ影の長い早朝から登校し入試を手伝ってくれています。合格すれば、春には先輩と後輩になる生徒と受験生が初めて会う朝です。

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高等部校長

今度はそういうテーマできましたか

今日は5年生のCBL(Challenge Based Learning)プレゼンテーションを通しで見てきました。私が学年主任の時もよく見ていましたが、その頃と比べてテーマ選びが多様になりました。発表のたびに「今度はそういうテーマですか」と少し驚きます。どのチームも、問題を設定して仮説をたて、複数の方法で検証というプロセスをきちんと踏んでいます。これは普遍的な手法なので今後も多くの場所で生かすことができるでしょう。あとはアピールの工夫でしょうか。他のクラスも含めて、代表になったチームは少し前のめりに行っても良いと思いますよ。 C棟から歩けばわずか2分の御殿山公園。今日の時点でこんな感じです。2週間後くらいが見頃でしょう。

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高等部校長

Ms. Daimon Visits Our School. (4年総合学習)

今日は4年の総合学習に、元ジャパン・タイムズ執行役員の大門小百合様をお迎えして総合学習を行うとのことで見学してきました。普通に中学1年生から英語を勉強し始め、高校での留学を機に英語の面白さを知り上智大学に進学、その後ジャパン・タイムズの国会担当になり、女性が(当時の)男社会で働くことの大変さをお話しいただきました。また、お子様を育てながら海外留学をされたり、イスラム圏で生活されたお話しがありましたが、そんな中で、自分が物理的にできないことは遠慮せずどんどん周りに頼む姿勢も必要だと教えていただきました。(これには対談していた理事長も激しく同意していました。) ジャパン・タイムズは、読売新聞系のジャパン・ニューズと並んで、主に日本の事がらを英語で報道している新聞です。自分が知らない分野の話しを英語で読んだり聞いたりするのは大変ですが、自分の知っていることや、好きなものに関する英語は理解しやすいものです。英字新聞に挑戦するならば、いきなりNew York TimesやWashington Postではなく、上記2つのような日本のことを英語で書いた新聞が良いでしょう。また英語の文章は、原則重要なことや要点は最初に書かれますので、長い記事に挑戦して途中で読むのをやめても、大筋は読めています。これも学習者に向いています。一部230円の新聞も、学習用には1週間くらい使えますし、記事は上智大学をはじめ非常に多くの大学入試問題で引用されるので、5、6年生は入試教材としても使えます。 表題のvisitsは「訪問した」と訳します。英字新聞の見出しはスペース節約のため、過去時制は現在形、未来時制はto不定詞、受動態はbe動詞省略など独自のルールがありますが、慣れれば簡単です。読みやすい記事の選び方なども含めて、英字新聞に挑戦しようという方は声を掛けてくれればアドバイスします。

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高等部校長

オープンキャンパス点描

先週土曜日はオープンキャンパスでした。久々に多くの方にご来場いただき、生徒も一段とやりがいを感じていたようでした。何枚か写真を載せておきます。[gallery columns="2" size="medium" ids="15472,15474,15461,15462,15463,15464,15465,15466,15467,15468,15469,15470,15471,15473"]

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何も交換できない!

先日は1年生の社会科「貿易ゲーム」と、本校への1日インターンで来ていた大学生の様子を覗いてきました。 社会科の方は、ゲームでの生産と取引を通して,先進国と途上国の格差をリアルに体感する授業です。以前は4年生で行っていたものを、1年社会で実施してみたとのこと。詳しい内容は他に譲りますが、ある一人がゲーム中に「もう、うちの国は貧しいから、他の国と何も交換できない!」と憤っていたのが印象的でした。よく練られたゲームです。 大学生の方は、学校説明と授業見学、そして現場教員(=本校教員)との懇談会です。授業見学の機会は他にもあったと思いますが、現職の教員と話すのは教育実習以外ではなかなかないことで、熱気のある会話が繰り広げられていました。本校教員の方もちょっと楽しそうです。 貿易の戦略も綿密です。

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高等部校長

伝えられることは何でも伝えたい

これまで行ってきた学校説明会が、今日から入試説明会と名前を変え、本校の入試に役立つ情報を受験生の保護者の方にお伝えしています。その情報はかなり具体的で、入試問題の作問コンセプトや採点基準、解答手順などもお知らせします。また、試験問題のことだけでなく、出願倍率/実質倍率の違いや受験料の振り込み手数料のことまで。私たちは、お伝えできることは可能な限りオープンにした上で、堂々と学習の成果を発揮して欲しいと考えています。感染防止のため座席数が少なく、予約が大変だと思いますが、ぜひご参加いただければと思います。 もう1つ、伝えたいという気持ちが前面に出るのが、卒業生による就職情報交換会です。こんなお節介なことをしている学校は珍しいと思います。つい最近就職活動を終えた本校の卒業生が、自分たちの経験やノウハウをとにかく後輩に伝えたい、という気持ちでできあがっています。エントリーシートの書き方や面接必勝法は勿論ですが、過去には就活時のヒールの高さを業界別にアドバイスした卒業生もいました。化粧品を購入するデパートの話しなどは私にはさっぱり理解できませんでしたが、熱意は伝わってきます。さらに有り難いことに「お父さんの会」という在校生保護者の方を中心とした面接実践講座まで加わることがあります。 対象の方が全く違いますが、上記2つとも本校ホームページから申し込むことができます。就職情報交換会は、今年は11月27日。これから就職活動の卒業生、ぜひご参加下さい。 少し前の就職情報交換会

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夜模試デビュー

先週中間試験が終わったばかりですが、今日は高等部全学年が模試です。5年生は、初めて5教科すべての模試を行う日で、特に文系は1日で8科目をこなし下校は18:50。家の遠い生徒は暗いうちに自宅を出て、完全に暗くなるまで模試を受け続けます。6年国公立志望の生徒は慣れたものですが、初めての5年生は疲労困憊でしょう。今日はクタクタになって帰ってきますので、ご自宅ではゆっくりさせてあげて下さい。

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高等部校長

静かな校舎に、活気のある部屋が1つ

今日は自宅学習日ですが、大会前のクラブ練習と特別講座が1つありました。特別講座は、英語でデザイン思考を学ぶというもので、ファシリテーターはアメリカの自宅からの参加でした。4年の生徒が出席したのですが、本校の生徒はすでに中学の段階でデザイン思考を学んでいますので、今日行うプロセスについてはすぐに理解していました。指示される英語も非常にわかりやすく、逆に自分が作ったプロトタイプの説明を全て英語で行っている生徒もいました。とても楽しそうです。 2年半前、今回と同じように英語でデザイン思考を学ぶアメリカ研修の引率をしました。その時は5年生と6年生が参加したのですが、午前中にUC Davis校で研修をして、午後はシリコンバレーの企業や地元の高校を訪問して意見交換を行いました。8日間のとても中身の濃い研修でした。 今回参加した4年生、そして次の3年生はニュージーランド修学旅行に行けていません。私たちとしても、異文化交流や実践的な活動ができる機会をなるべく与えてあげたいと考えています。今後の感染状況にもよりますが、今回のような講座やご紹介した研修旅行も含めて、常に可能性を探っていきたいと思います。

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高等部校長

嘘のないメッセージ

今日の中等部は総合学習です。3年生は卒業生を招いての進路ガイダンスがありました。進路選択のプロセスや、忙しい学校生活の中での学習法などを9人(2人はzoom)が話してくれました。内容は学年クラスなどから報告があると思いますのでそちらに譲ります。 その学校の卒業生が現役生に贈る言葉には全く嘘がありません。今回来てくれた卒業生の中に、受験生活を自信満々に送っていた生徒は1人もいなかったと思います。自分で学習法を模索しつづけ、時には苦しみながら進路目標を達成していきました。だからこそ、その経験を中学生に伝えたいと集まってくれたのでしょう。平日の朝から、見返りを求めず熱のこもったメッセージを送ってくれる。こんなの卒業生しかいませんから、これからも協力をお願いしていきたいと思います。 全員が6クラスを回って控室に戻ったところ。たくさん話しをしたかったですが、次回の楽しみをとっておきたくて途中で出てきました。

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