PRODUCED BY 品川女子学院
高等部校長

論語と算盤

本日は、朝のホームルームで文化祭の閉会式が動画視聴の形で行われました。講評のあと、1、2年生のクラス、各クラブの表彰があり、最後は生徒が作ったmemory of festivalというビデオ。この中での生徒の表情や、舞台での姿を見ていると、中等部校長からもあった通り、リアルでできて本当に良かったなと思いました。

6時間目の起業体験の講評の中では、7月にここに載せた二宮尊徳の言葉を紹介させていただき、企業理念と経営のバランスの重要性をお伝えしました。3~5年のどのクラスも本校起業体験の主旨を理解し、企業理念から出発しましたが、経営はなかなか難しく黒字にならなかったクラスもありました。一般の企業なら改革を継続して経営を安定させるのですが、文化祭は2日間ですから改善するにしても1回しかチャンスがありません。ずっと考えてきたことを1日で修正するのは勇気がいりますが、今年の各クラスはその修正力が抜群でした。この点に関してはサポート委員の方からもお褒めの言葉を多くいただきましたが、3,4年生はまだチャンスがあります。次年度頑張ってください。

標題は渋沢栄一の著書で、やはり理念・道徳と経営の重要性を説いているものですが、本校の新校舎を作っていただいている清水建設では、相談役として縁からこの言葉がそのまま社是になっているようです。

 

2021.9.29 [高等部校長]