展覧会の絵(芸術鑑賞)
今年の芸術鑑賞はコンサート。パシフィックフィルハーモニア東京の演奏に指揮は飯森範親氏で「展覧会の絵」などを鑑賞しました。飯森さんのお話しにもありましたが、この組曲の最後は「キーウ大門」の絵をテーマにしたものです。つい最近もウクライナの戦争で首都の歴史的建造物が爆撃されたとの報道があったばかりでした。
コロナ禍で芸術活動のほとんどが自粛を余儀なくされていた頃、ある芸術家がインタビューで「結局私たちの活動は不要不急ということでしょう。」と残念そうに語っていました。百歩譲って不急であったとしても、ご本人は不要であるとは考えていなかった筈です。困難な時代の芸術、というテーマはこれまでも多くが語られてきましたが、生徒の皆さんがこの時代にこのコンサートに参加したことで、少しでも芸術に対する自分の考えを進められたならば、よい機会だったと思います。
花束を渡した2人は一生の思い出になったと思います。それにしても飯森さんは気さくな方でしたね。指導に来ていただけるとのことで楽しみです。
2022.6.08 [高等部校長]