PRODUCED BY 品川女子学院
高等部校長

堀江貴文氏特別講座

先週の土曜日もいくつかのイベントがありました。大会議室では、堀江貴文氏の講演が行われ、ロケット開発の現状と今後の可能性、そしてそれを実現するサプライ・チェーン維持の重要性をお話しいただきました。氏がこれまで関わってきたIT産業に関してはすでに多くの企業が参入しているが、「これから」を探るなら日本が土台を持っているロケット分野は有望で、そこに是非女性が加わってほしいということでした。事後、生徒にとったアンケートから面白いものをいくつかご紹介します。

*後半の(  )は私のコメント

・タンクに液体酸素を入れる際や、伊勢神宮を20年ごとに造り替える話から、技術の伝承が重要かつ大変なことなのだとよく分かりました。ロケット作りにはプログラミングやプロジェクト・マネジメントができれば携われるとおっしゃっていたので、プロジェクト・マネジメントに興味が湧きました。(例示のされ方がとても面白かったですね。関われる分野が多いのは、私も驚きでした。)

・女性が求められている分野はここにもあり、品女という存在の重要性を感じた。宇宙分野の面白さを伝えられる人になりたいと思った。(品女が女子校の代表のようになっていますね。ぜひ今回の話しを他の方にも伝えて下さい。)

・努力すればなんでもできるみたいな風潮があるけれど、時には諦めることも大事なのだなと思いました。(専門分野だけでなく、私たちの現実的な目標の立て方などに言及されていましたね。)

・自分の可能性を甘く見ず、少し背伸びして決めた目標に向かって果敢に努力する姿に尊敬しました。(中略)自分の進路を考える上で宇宙工学をとても魅力的に感じてしまい、少し揺らいでしまいました(笑)(他の進路に決めていたのに、揺らいだのですね。迷うでしょうが、選択肢が増えることはいいことです。)

2022.10.18 [高等部校長]