国際交流が戻ってきました

猛暑が続きます。自然の涼やかさのお裾分けです。
本校の起業教育についてのインタビューが、オンラインメディアYOSOROに本日掲載されました。
さて、コロナ禍の長いトンネルを抜け、人の移動が戻ってきた夏です。
学校行事も制限され、特に留学や修学旅行などの海外交流には厳しい環境でしたが、その中でも様々な工夫を凝らし生徒の学びを減らさないようにやってきました。4年学年主任の白石より修学旅行とその後の成果について報告します。
修学旅行は、以下の5つの目標を設定しています。
①語学学習、②異文化探求、③協調性を高める、④自立(自分の力のみで物事を進めること)、⑤自律(自分自身で立てた規範に従って行動すること)これらを念頭に置いて、責任者を中心として決定したスローガンが、
「LED 〜 Learn culture ,Enjoy English ,Discover myself 〜」
・Learn culture (文化を学ぶ)
・Enjoy English (英語を使って楽しむ)
・Discover myself(自分自身の発見)
です。
このスローガンを念頭に置いて、ニュージーランドで活動しました。まずは、自主研修。
これまでのクルックフィールズ、鎌倉散策、京都宿泊行事などの経験を礎にして、自分達でオークランド市内での活動計画を立てて、グループ活動を行いました。そして、待ちに待ったホームステイ、交流校での学校生活が始まりました。
セレモニーで披露した英語でのスピーチや歌は、各交流校から大変お褒めの言葉をいただいています。慣れ親しんだ日本を離れての生活は、楽しいことばかりではなく、悔しいことや辛いこともたくさんあると思います。しかし、様々な課題や不都合を自分の力で乗り越えた先に、生徒達の大きな成長があると信じています。



*そして、その後の成果物ができてきました。以下が白石からの報告です。
修学旅行ではこれまでの探求型学習を生かすことができないかと、自主研修における課題に探求の視点を盛り込むようにし、「地球の歩き方」ともコラボレーションをして取材について学び、成果物としてオリジナルガイドブックを作るという流れを取り込みました。
先日、ガイドブックが完成しましたのでご報告いたします。
まず、「地球の歩き方」の皆様による全3回の事前講義を実施しました。
<第1回講義>
『地域の歩き方』授業の導入として、地球の歩き方の紹介と、そこに携わる職業の紹介、制作工程を伝えていき、次回授業の読者設定・テーマ設定につなげていきました。
<第2回講義>
ガイドブック制作に欠かせない「取材」について学び、現地フィールドワーク(修学旅行)では、必要に応じ「取材」を実施できるよう、事前の準備から当日のポイントまでを確認しました。
<第3回講義>
取材を踏まえて、魅力的な記事を制作するためのポイントを学び、制作準備を行う。ガイドブック編集者目線での、原稿の作り方、見直し方法、テンプレートの紹介など。
<春休み課題(事後学習)>
自分達で記事作成し、優秀6グループを「地球の歩き方」の皆様に選んできただきました。

<オリジナル冊子完成!>
オリジナルガイドブックが完成しました。
目次やインフォメーション、裏表紙も代表生徒作成で、各自のセンスが光ります。
*インターナショナルデーの新設、留学生の受け入れも復活しています。
担当のスチュアートより、Farewell Partyと留学生料理教室について報告です。
まずは、Farewell Partyです。
■概要
6月13日のお昼休みにグローバル教育部のイベントとしてもうすぐ帰国する留学生のお別れ会を開催しました。留学生の5年F組のElenaさんと5年F組のMariaさんが日本での活動を説明し、一番楽しかったこと、一番辛かったこと、絶対忘れられないことなどを共有しました。お別れ会に参加した日本人学生がメッセージカードを留学生にプレゼントをしました。1年生7名、2年生1名、5年生10名が参加しました。監督はグローバル教育部のスチュアートが務め、その他、英語科の山岡、山本、黒沢が見学に来ました。
■目的
お世話になった留学生2人に感謝を伝え、留学の成果を共有することを目的として開催しました。
■実績
クイズゲームの形で、留学生2人にとっては留学中の一番楽しかったこと、一番辛かったこと、絶対忘れられないことなどが何だったのかを日本人学生が推測し、留学生2人が自分の経験を共有し、質問に答えました。その後、日本人学生は、留学生にメッセージを書いたメッセージカードをプレゼントしました。留学生との交流が続けられるために、日本人学生が手紙もプレゼントし、帰国したら送るようにお願いしました。



つづいて、留学生料理教室についての報告です。
■概要
6月20日の放課後にグローバル教育部のイベントとして留学生による料理教室を開催しました。留学生の5年F組のElenaさんと5年F組のMariaさんが担当して、調理室でスペイン料理のチュロスの作り方を紹介しました。作り終わったら、作った料理についての意見交換を通してコミュニケーションを図りました。4年生8名、5年生8名、6年生1名が参加しました。監督はグローバル教育部の黒沢、山本、スチュアートが務め、その他、英語科の小澤、中川、権藤校長が見学に来ました。
■目的
異文化に触れることを目的として開催しました。また、留学生の2人とももうすぐ帰国しますので、留学生のお別れ会も兼ねました。
■実績
チュロスは本来あげて作りますが、今回は安全面を考慮して、あげないものを作ることとしました。留学生と交流しながら、日本人学生がチュロスをうまく作ることができました。作り終わったら、スペインから来た留学生のElenaさんがイベントで作ったチュロスと本場のチュロスとの違いを説明しました。その後、出来上がったチュロスをチョコレートソースをつけて食しました。最後に、思い出として日本人学生と留学生と写真を撮ったりしていて、調理以外の活動にも繋がりました。




*6月には、日本ユースリーダー協会が実施している来日研修「さくらサイエンスプログラム」にて、タイの高校生・大学生が来校しました。
本校の生徒と交流をしたり、化学の実験授業への参加や、茶道部体験をしていただきました。
今回来日した学生の中には、ロボットコンテストに出場する学生もいたそうです。

