PRODUCED BY 品川女子学院
白ばら日記

国際女性デーにあたって卒業生のこと

今日は国際女性デーです。
本校は、日本に参政権のなかったころ、 この国のジェンダーギャップ解消を目指して( 当時はそういう言葉も使いませんでしたが)創立した学校です。

そして、99年が経ち、卒業生が様々な場所で仕事をするようになりました。 今年度もいろいろなところでばったり顔を合わせました。

国際感覚を磨く教育に力を入れてきましたが、英語力を活かす進学・就職も増えています。リッツカールトンで女性活躍関連の社内講演をしたときは、 新入社員として参加している卒業生に声をかけられました。 アメリカンクラブで近視予防のパネルディスカッションに参加したときも、スタッフに先生!と、声をかけられ、卒業生でした。卒業後、シアトルにいたそうです。

検事になったり、官僚になったり、と公的な仕事に就いている子もいて、先日は、 行政改革の会議で行った総務省のエレベーターの中で階を押してくれたのが卒業生でした。 先週、就職の報告に来た2人のうち、一人は建築学科から外務省へ。 もう一人は心理学科からSEへ。大学受験には残っている文系理系の垣根も仕事では低くなくなりつつあるようです。

部活つながりもいろいろあります。夏には、 世界マスターズの会場で元水泳部の三人に出会ったといいましたが、先日は、 海洋大で冷蔵の研究をしているという吹奏楽部の二人が遊びに来ました。 学年が違うので知り合いではなかったのですが、一人は大学院、 一人は食品会社からの出向で、研究室で話しているうちに品女の吹奏楽部と判明したそうです。さらに、その二人がフランスの学会に行ったとき、 そこで発表していた子もなんと、海洋大&品女吹部だったそうです。 世界狭すぎ!と、こんな話で盛り上がれるのも長く続いた私学の面白さです 。

卒業生が母校に戻ってきて後輩のため特別講座をしてくれるこ とも増えてきました。

これは、「課題解決型・PBL探求学習における提案スライド資料の作り方」特別講座を開催してくれたときの写真。

以下、担当の鷺谷からの報告です。

参加者は中学2年生から高校1年生。
はじめに、自分の好きなものをPRするスライドを作成し、OGからスライドを作る上で押さえるべき点を学びました。
レクチャーを受けて自分のスライドを手直しし、アドバイスを受けました。
スライドに取り掛かる前に意識すべき目的や評価軸をはじめ、すぐに使える配色やおすすめのフォントについて多岐にわたる知識を得ることができました。
品女では授業の中でプレゼンする機会も多いため、中学2年生の生徒でも1ヶ月に1回は発表のためにプレゼンを作成しており、勉強になったと嬉しそうでした。
会の終了後も質問が絶えず、実りのある会になりました。

こちらは、以前ドローン講座を開催してくれた卒業生からの報告です。

先日、 ドローンスクールの2校目を静岡県浜松市にて開校いたしましたの で、ご報告いたします。

開校式の様子
https://hamamatsu.odschool.jp/ opening_ceremony/

プレスリリース
https://www.atpress.ne.jp/ news/384283

2024年2月7日の日経新聞静岡版朝刊記事
https://www.nikkei.com/ article/ DGXZQOCC053IF0V00C24A2000000/

勢いで動いておりますが、 少しづつ着実に事業を拡大していけたらと思っております。 また来年度に100周年イベントに向けて品女でドローン特別講座 行えたらと思いますのでよろしくお願いいたします!

以下は、JTBコミュニケーションデザインの女性管理職に関する調査です。

性別はグラデーションとしてとらえられるようになってきましたが、男女でデータを採るとその特徴も出てきます。

卒業生へのアンケートによれば、品女卒はゼロからイチを作るようなアントレプレナーシップやリーダーシップにおいて、ウエブ調査で比較した同年代女性の平均値より、高く出ていました。

創立の理念に照らし、卒業後、様々な分野で社会によい変化を起こせる人として、卒業生たちが活動していってくれることが私たちの願いです。

~女性管理職の実像と本音~vol.1「部下から見た女性管理職のマネジメントに関する調査2023」

~女性管理職の実像と本音~ vol.2「女性管理職の本音とマネジメント行動に関する調査」