PRODUCED BY 品川女子学院
白ばら日記

お雛様・女性の健康問題

寒波から一転、春を感じる暖かさが続いていますね。

今年も、校内に卒業記念品で寄贈してもらったおひな様を飾っています。

 

*女性の健康問題についての取り組みを紹介します。私も応援しています。

女性のための新しい医療メディア|女性が納得して医療を選べる未来へ

私自身、学生の時は月経困難で、激痛のため試験会場で倒れたこともありました。当時は治療用の低用量ピルが普及していなかったので、部活の試合や入試など大事な日が生理にぶつからないようにと祈るような気持ちでした。

40代後半から心身の不調があり、ハートセンターや心療内科など何件もの病院に行き、専門病院で更年期とわかるまで数年を費やしました。体の不調は不安になり、気持ちのコントロールができないことに、経営者として失格なのではと引退も考えました。

数年前、乳がんの手術をしたあと、母が卵巣がんで早逝していたこともあり、検査をしたら遺伝性とわかり、子宮と卵巣も予防切除しました。

女性の体に起こることは発言をタブー視されますが、事前に正しい情報を得ていれば無用な不安になることも、病気を防げることもあります。私のような体験を生徒たちにはさせたくないので、中学生から婦人科のかかりつけ医を持つことを著書などでもすすめています。また、PTAの会合の折などに、生徒の親御さんにこうした話をシェアすると、実は自分もという人が予想以上に多いことにも驚きます。

これは、女性の問題でなく、社会の損失なので、女子教育の現場からも協力していきたいです。

生徒たちが、生理の授業を他校でも行っていることはとても意義のあることと思っています。

*以前も紹介した生理の授業の取り組みです。

*2/20のブログでもご案内しましたが、この度、Gakkenから本にまとまりました。全国の図書館などに置かれ、この取り組みが広がっていくことを願っています。