PRODUCED BY 品川女子学院
国際交流

春休み中に姉妹校と交流をしました

こんにちは。受け入れ留学生担当の教務部長谷川です。 新学期が始まってから1週間経ちました。 今年度留学生は1名でスタートしました。 昨年度4年生に在籍していたアメリカ出身のソラさんです。 今年は学年の生徒と一緒に5年生になりました。 「新しい学年の授業はどうですか?」と尋ねたところ、「楽しいです!」と 満面の笑みが返ってきました。さすがです! 本校は姉妹校が海外にいくつかありますが、世界中がこのような 状況になってからは、文通のやりとりやオンラインでビデオコールを して交流しています。 現在は英語科内でも新しい国際交流の方法について、考えているところです。 春休みに、オーストラリアの姉妹校のイプスウィッチの生徒たちと 品女のECCの生徒たち、旧1年生(今は2年生)とお花見や春休みの 過ごし方について話をしました。 イプスウィッチの生徒さんは授業で日本語を勉強しているため、 とても流暢に日本語を話していました。 コロナ禍でもオンラインで国際交流ができたことが、 生徒たちの刺激になったようです。

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高等部校長

総合学習で見てきたこと(4年)

今週水曜日は4年生と6年生の総合学習を見に行きました。今日は4年生について。 第1体育館での学年集会でした。月曜日もオリエンテーションを見に行ったのですが、理事長からは28歳を見据えた社会と女性のあり方について、教務部からは高等部の進級制度、起業体験担当教員からは問題発見へのアプローチとルールについて、そして水曜日はSNSの付き合い方と英語学習について。私が聞いていても頭がパンクしそうですが、自分自身も、高校入学の時、大学入学の時、初めて就職した時(品女ですが)は全てが?で情報の渦に呑みこまれそうだった記憶があります。しかし大丈夫です。1つ1つ目の前のことをこなしていけば、この2日間で聞いた話はじきに全部つながって、意味がわかるようになります。新しいことだらけで毎日大変ですが、4年生、慌てず頑張れ。 左から4、5、6年フロアの同じ位置の窓。わかりやすい変化です。

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図書室日記

YOMOCA4月号

先日、2-6年生にYOMOCA4月号を発行しました。 もう知っている生徒が多いかもしれませんが、改めて図書室の利用についてお知らせしています。 内容は ・図書室サイト(要st1ログイン) 予約・リクエスト可能 ・図書室利用案内 ・本屋大賞ノミネート作品の紹介 ・まちがいさがし です。   YOMOCA4月号では、本屋大賞のノミネート作品を紹介しましたが、4/14に本屋大賞が発表されましたね! 図書室にはノミネート作品が揃っています。貸出中でも予約ができますので、ぜひご利用ください。 図書室サイト(要st1ログイン)でも予約ができますよ。是非ご利用ください。 ブログでは、YOMOCA4月号の表面のみ紹介しています。 裏面には間違い探しがあります。今回は難しかったかな?解答は図書室にあります。 知りたい方は、是非図書室までおいでください。 図書室 名小路  

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中等部校長

7時40分(20210416k)

行事が近くなると、早朝からの登校者が増えます。 写真は、体育祭の練習をする6年生。 この時間から綱引きの練習なんかしたら、私だったら一日中具合が悪くなってしまいます。 (彼女たちは若いから大丈夫)

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中等部校長

晴天(20210415k)

今日は昨日から一転していい天気になりました。 昨年完成したC棟が、キリッと青空に映えています。

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中等部校長

ほぼ校長(20210414k)

初日に「毎日更新」と書いていたのに昨日は・・・、とお思いの皆様。ほぼ毎日更新ということで、ご了解いただければと思います。 「ほぼ毎日更新中等部校長日記」。 「ほぼ日」と略すと有名なサイトと同じになってしまって畏れ多いので、「ほぼ校長」と略していただきたく(笑) 今の私の気持ちに合っていると思います。 今後も、出張等で出校しないため更新しない日があったり、たまに一日遅れたり(それで題名に日付をつけております)、そういうことがあるかと思いますが、温かい目で見守っていただければ幸いです。 (今日は朝から雨。窓越しに。)

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白ばら日記

新たな体制

年度初めの準備が一段落しつつあります。還暦にもらった60本の赤い花が玄関を飾ってくれています。 6年生は部活も引退、担任との進路面談が始まり、いよいよ受験生モードです。 昨年、仙田校長から、母校の校長候補になっていると相談され、「もし、これがうちの卒業生だったら母校を大切にしてほしいと思うだろうな」と共感し、応援しました。そのため、描いていた構想が一年前倒しになり、副教頭兼5学年主任だった国語科の神谷が、今年から中等部校長に就任することになりました。   高等部校長は、副教頭兼6学年主任だった英語科の権藤が務め、6年生の主任には、進路指導部長を長く務めてきた斉藤が就任しました。神谷も高等部副校長として、全校体制で最高学年を応援します。 私たちの学校は、女性に参政権のない時代に創立され、今も女子教育を貫いています。日本は、女性の活躍を示す最新のジェンダーギャップ指数で世界120位、少子化の進む中で、女性が社会を支える余地がたくさん残っている世界でもまれな国です。縁あってここに集う生徒の皆さんには、これを人ごととせず、自分の問題として関わってほしいと願っています。 社会問題を自分事として考え、解決の一歩を踏み出す、そんな女性が育つ場として、品女はもっともっと生徒一人一人が責任を持って学校運営に関わっていく、そんな学校にならなければいけません。 生徒が能動的に関わる学校、そのリーダーとしての新校長を、30年以上この学校に携わり、多くの卒業生を出し、この学校を大切に思っている2人に務めてもらうことを決めました。 始業式はZoom で行いました。初めての試みで、機材トラブルもあり、ちょっとバタバタしましたが、これもチャレンジです。新たに迎えた教員を紹介する着任式も行いました。 始業式表彰 *情報<ライフイズテックレッスンコンテスト>特別賞 江尻さん、松井さん敢闘賞 林さん *ダンス部<第1 4回日本高校ダンス部選手権(ダンススタジアム)新人戦>ベストビジュアル賞 「5年生チームPolaris」  

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図書室日記

YOMOCA6年生号

6年生向けに、YOMOCA6年生号を配付しました。 受験対策号として、学習に役立つ情報をまとめています。 始業式の権藤校長先生からのお話にあったように、受験勉強はいつでもスタートができます! ぜひ他の学年のみなさんも参考にしてください。 図書室 岩崎

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白ばら日記

今だから話せる制服のエピソード・大学出張授業【駒澤大学】

大学出張授業の様子を担当の河合から報告します。この話で、制服のことを思い出しました。もう時効だと思うので、笑い話として。 本校の制服は、学校改革の一環で、私を含めた教員のチームでデザインしました。改革には、学校のすべてをゼロベースで見直し、生徒の自主性を育てる学校にしたいという目標がありました。そこで、制服も、他にない斬新なもので自分の通う学校に誇りを持てるような物に、組み合わせを自分で選べて毎日が楽しくなるように、個人の体感温度に合わせて組み合わせられるようなものに・・・など、大事にすることを決めてから作りました。その結果、「制服は持ちのよい制服素材」が常識の時代に、発色がよく着心地がいい婦人服素材を採用するというチャレンジもしました。 当時は、日本全国どこにもない色柄でしたが、今は、このジャケットの色が制服カラーとして受け入れられるようになってきました。 そんなあるとき、驚いたことがありました。地方の実家に帰っていた教員から連絡があり、 「朝起きて、窓の外を見たら、うちの生徒が集団で歩いている。その中に男子もいる!」というのです。 何を寝ぼけているのかなと思いましたが、事情を調べたら、本校の制服を作っている工場に、同じ物を作ってほしいと依頼した学校があったのでした。工場も全く同じはまずいだろうとはおもったものの、本校には伝えず、少しだけパターンを変えて提供してしまったとのこと。 制服を作ったとき、特徴ある色柄だったので、意匠登録的なことをしておこうかと調べたのですが、少しでも変えると違法ではないとわかり、あきらめた経緯がありました。 その後、その学校がなんと甲子園に出たので、スタジアムで本校とほぼ同じ柄のスラックスをはいた男子生徒が集団で応援しているという光景を目にすることになりました。 後日、この学校の経営者と、あるカンファレンスでお目にかかる機会があり、名刺交換した途端、 「いつか謝らなくてはいけないと思っていました。先代が制服を変更しようと上京して街でリサーチしたところ、品女の制服が目にとまり気に入って、これしかない!この制服で!となってしまったんです。」 とお話しされました。 実は、この学校の前にも、制服を送ってほしいと連絡を受けたことがあり、用途を聞いたら同じ物を作りたいというお話。「双方の生徒にとって気持ちのいいことではないのでは?」と申し上げてその話はなくなりました。また、キャメルのジャケットと、今はない中等部の赤スカートを組み合わせた制服を作った学校もあり、「どのような経緯でしょうか」とお手紙を差し上げたところ、「違法でないのに何が問題ですか?」とお返事をいただいて、そのままになったこともありました。 と、いろいろなことを体験した後だったので、きちんと経緯を説明してくださったことを,むしろありがたく思い、「甲子園のときは驚きましたよ」と、和やかな雰囲気になりました。 私たちは、学校の何かを見直すとき、いつも、「何のために」を大切にしてきました。だから、もし、たまたま形の似たものが他に出てきたとしても、それは問題ないと思えるようになりました。それに、私たちも、他校のよいところ、また学校以外の組織からも多くのことを学び、学校運営に活かしています。 そうして、校内外の多くの方にお世話になってきて、今は、いただいたご縁や恩を返すため、よいことは積極的にシェアすることが大切だと思うようになりました。   *****     駒澤大学から, 知的財産法がご専門の小嶋崇弘先生にお越しいただきました。 「パクリはどこまで許されるのか」をテーマに, 高校生にとって最も身近な法律とも言える著作権法について, 具体的にどのようなものがカバーされているか条文をもとに解釈を するという, 法学部に入ればどの分野であっても共通して行う作業を, 最初に行いました。 最初に,条文に基づいて「アイデアは保護されず, 表現のみを保護する」という約束事を理解したうえで, タウンページ判決,ライントピックス判決,古文単語判決など, 具体的な判例を用いながら,生徒自身は「創作性があると思うか, ないと思うか」を考え, 実際に裁判ではどのような観点に基づいて,「創作性がある」 と判断されたか,「創作性がない」 と判断されたかを確認していきました。 画像に写っているように,博士イラスト事件をグループごとに「 創作性があるか,ないか」について考えてみました。 生徒は8チーム中,7チームが「知的財産を侵害している」 と判断しましたが…実際は非侵害という判決が下されています。 理由は,「格好と体型は,ただのアイデアに過ぎない。 顔のパーツが類似している点については、 ありふれた表現なので創作性がない」と。 楽曲が似ているとして訴訟になった「記念樹事件」については, 2つの楽曲を聞き比べてイメージを持つだけでなく, 実際の裁判と同じように楽譜を1音ずつ対比し, グループごとに考えました。 実際には,第1審では非侵害,控訴審では侵害という判決でした。 ここから分かることは,裁判官によって意見と解釈が異なるので, 絶対の答えがないということでした。だからこそ「 法学は説得の学問」であり,「論理的に主張を組み立て, 自分の見解を他者に説得的に伝えること」が法学の学びであり,「 多様な利益に配慮し,調整を図る」ことこそ, 法学の原点だと締め括られました。 話を聞いた生徒からは,「 どうして著作権法を専門にしようと思ったか」「 日本と海外での知的財産の対象は違いは?」 といった質問が出たほか,「法律そのものを学ぶと思っていた」「 法学を学ぶことの意義が分かって良かった」 といった感想を聞くことができました。

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