授業が始まりました
今日から授業開始です。年度の最初ですから、自己紹介や年間計画などを話しているかと思いきや、見に行った時にはほとんどがテキストの内容に入っていました。初日だけあって、みんな気を張って授業を受けています。いろいろなことに挑戦してもらう品川女子学院でも、基本は授業です。これから慣れてくると少し緊張感が薄れてきますが、今日の気持ちで頑張ってほしいものです。 5年生の英語。スライドを見てストーリーを推測した後に、本文を読むという展開でした。 6年生のバトミントンの授業。上の階で見ていた私に、打ち込んだシャトルをとってくださいという校長使いの荒い生徒が数人。全然かまいませんが。
オリエンテーション日(20230412)
今日は、各学年で学校生活上の確認事項や年間の目標などについてオリエンテーションが実施されました。 私は、2時間目に中1の皆さんに入学式でのお話の続編を少しだけ。 3時間目は、中3の皆さんに起業体験の説明を1時間。 場所の都合でオンライン実施になりましたが、ワークショップ形式で双方向にやりました。 (写真はオンライン授業の画面から。それはゴールのうちの一つでしかない、というお話をしました。)
新学期が始まりました。お知らせ
新学期がスタートしました。 入学式の様子です。 今年も、フラワーアレンジ部が新入生のためにアレンジメントを作成してくれました。 今日の始業式では、今話題のチャットGPTの話をしました。 最初に、LINEの「AIチャットくん」に「校長から中高生向けに始業式で話すスピーチとして、今、チャットGPTに何が起きていてこれからの学校や、将来の仕事にどんな変化が訪れるのかまとめて」とコマンドを入れて作った挨拶を読み、種明かしをしてから本題に。 数年前まで犬と猫の顔の区別が付かないと言われていたAIが急激に進化して誰でも使えるようになっているという話を私が耳にしたのは、ちょうど1年前くらいでした。教えてくれた人は今、オープンAIにいます。この会社にマイクロソフトが一兆円を投資したというのも驚きでした。 昨日、知人に英会話のAIアプリ、スピークを見せてもらったのですが、フリートークでこちらの間違いも直してくれて、早速使ってみようと思っています。 新しいテクノロジーにはリスクもつきもので、論文やレポートへの使用制限、著作権の問題でアクセスを禁止の国もあり、また、社会の鏡ともなるため、AIによる差別も存在するなど様々な話題が出ています。 私は、以前インターネットと子どもに関する法案を検討する委員をやっていたのですが、そのとき、多くの委員が「インターネットに子どもがアクセスするのは危険だから制限」という意見を述べていたことを思いだしました。私はそれではチャンスも逃すので、コントロールできるようなリテラシーが必要と発言しましたが、今回も、インターネットのない時代に戻れないのと同じようなことになるのではないでしょうか。 昨日、友人から、映画パラサイトの監督の「最もクリエイティブなことは最も個人的なこと」と言う発言に言及していました。チャットGPTは大きなデータを扱いますが、たった一人の体験に基づく表現だからこそ多くの人の共感を得る、そんなこともあるのでしょう。 日本のAIの第一人者の方が、「アメリカに行けば年収が100倍になるのに、どうして日本にとどまるのか」と聞かれたとき、「AIをやっていると人間とは何かという問いに当たる。自分にとって大切なのは身近なひとに貢献することだから」と答えていました。 若い頃から答えをすぐ求め、検証せずにまるごと使うようなことを繰り返していれば、「人間に残る仕事」を果たせない人になってしまうでしょう。今は、ソクラテスのキャラクターで答えを教えず問答するAIもあるそうですが、AIを活用する力、いわばAIとの対話力、コミュニケーション能力も社会的スキルの一つになる日が近づいているのかもしれません。学校教育も大きな岐路に立たされています。 *留学生紹介 アナ・ルイスさん国籍はアメリカです。 *表彰は以下です。 <高等部>■ECC 第8回PDA高校生即興型英語ディベート全国大会2022 ベストPOI賞 ■JasminePeach Education 第5回Change Maker Awards東京ブロック決勝 金賞 ■JasminePeach Education 第5回Change Maker Awards全国大会 銀賞 ■品川女子学院 CLAIR.#SASS2022 最優秀賞 ■品川女子学院 CLAIR. 全国高校生マイプロジェクトアワード2022 ベストラーニング賞 ■個人SandyFace 部門:bgirl 1on1 *NZの大会です <中等部> ■ECC長良川カップ2023 ベストディベーター個人7位 *生理について活動をしている生徒有志企画の「CLAIR.」が、SASS2022(Sustainability Awards for Students by students)にて活動が評価され、 最優秀賞を受賞したそうです。 *4年生徒有志団体”Jasmine Peach Education”が、「 全ての学生にとって学校の授業をより有意義なものにすする」とい うテーマについて活動し、Change Maker Awards全国大会で銀賞をいただきました。東京海上日動様、マネーフォワード様にもご協力いただきました。 *卒業生の堅田智子さん(大学の最年少で専任の教員)の著書を紹介します。 アレクサンダー・フォン・シーボルトと明治日本の広報外交 吹奏楽部の保護者の皆さま、誕生日のお花をありがとうございました! *広末さんとの対談のあと子育てについての取材がありました。 こちらで放送前日の夕方に告知されるそうです。↓ フジテレビ ノンストップ https://www.fujitv.co.jp/ nonstop/
始業式・新入生歓迎会(20230411)
在校生の皆さんは、今日が登校初日です。 始業式では、年度末の話からつなげて、やりたいことをやって充実した1年間にしてください、とお話ししました。 話の種の一つとして紹介したのは、『コード・ブレーカー 生命科学革命と人類の未来』ウォルター・アイザックソン(文藝春秋2022)。 研究室にこもって一人でコツコツ掘り下げていくのではない、国境さえ超えてチームで協力する研究体制が描かれているのが印象的でした。 午後は、新入生歓迎会。 午前中、各種説明を受けて緊張して過ごしていたであろう1年生に、一息ついてもらえたかと思います。 (トリは吹奏楽部)
高等部始業式、表彰
令和5年度の品川女子学院が始まりました。始業式では最初に理事長が登壇し、最近話題のChat GPTをはじめとして、今後の社会におけるAIとの付き合い方についての話がありました。その後、多くの表彰と新留学生の紹介がありましたので、私からは短くそれぞれの学年にメッセージを伝えました。 表彰に関してあまり詳しく伝えることができませんでしたが、かなり優秀な成績が並んでいますのでここに詳細を記しておきます。(残念ながら表彰者の名前は書けませんので、学年のみ紹介します) ・第7回高校生英語ディベート即興型全国選抜大会 ベストPOI賞(主に質疑応答の技術についての賞) ECC部5年生1名 ・長良川カップ2023 ベストディベーター賞 個人第7位 ECC部4年生1名 ・第5回Change Maker Awards東京ブロック決勝 金賞(=1位) ・第5回Change Maker Awards全国大会 銀賞(=2位) 有志グループJasmine Peach Education 5年生2名 ・#SASS2022 (大学生による中高生のためのSDGs/サスティナビリティアワード) 最優秀賞 ・全国高校生マイプロジェクトアワード2022 ベストラーニング賞 有志グループCLAIR 6年生2名、5年生2名 ・SandyFace bgirl 1on1 部門(ニュージーランドで開催されたブレイクダンスの大会) 優勝 4年生1名(個人として出場)
入学式(20230410)
本日、232名の新入生をお迎えしました。 入学式にて、私からは、歓迎、確認、約束、という三つのお話をしました。 一番多く出てきたキーワードは、「チャレンジ」です。 実り多い6年間を過ごしてくれることを願っています。 写真は、式後のホームルームが終わり、あるクラスの最初の週番になったお二人が、職員室前で担任教員から週番日誌の書き方を聞いているところです。 五十音順の名簿でたまたま1番と2番になった二人ですが、なんと下の名前(ファースト・ネーム)が一緒でした。 これも縁ですね。
年度最終日(20230331)
しばらく更新が滞ってしまいました。 年度末は会議が多く、連続旅行を最後に生徒の皆さんとの接点が減ってしまいました。 今日も朝一番で海外の関係先とオンライン会議。そのあと、年度最後の行事として、吹奏楽部の定期演奏会に顔を出してきました。 会場には、多くの保護者・関係者の皆様が来てくださいました。感謝申し上げます。 写真は、裏方として手伝いに来てくれたここ数年の卒業生です。こういうところも、長く続いたクラブの伝統ですね。 舞台袖から後輩たちを見守る、あたたかい後ろ姿です。
先生おすすめブック・リスト発行
先日、今年度の先生おすすめブック・リストを発行しました。 今年も、読みたくなるおもしろい本や個性的な本がたくさん掲載されています。 図書委員の生徒と教職員が協力して作り上げたので、今年も無事に発行できて私たち司書もほっと胸をなで下ろしています。 こちらの冊子は、図書室内に展示していますので、オープンキャンパスや文化祭でお渡しすることが可能です。 どうぞお持ちください。 図書室 名小路
修業式、離任式
火曜日に修業式が行われました。私から5年生には、受験の時期に教員をうまく頼ってほしいということ、そして4年生には、これから忙しい1年になるので、できることとできないことを取捨選択して生活してほしいと伝えました。毎年4,5年生に言っていることです。 そして年度末ですから、最後に離任式を行います。本当に長く教鞭をとってきた教員から、学校生活を陰で支え続けてもらった職員まで、順番に挨拶していただきました。突然の別れに言葉をなくす者もいれば、感謝のメッセージを発する生徒などさまざまでしたが、最後はみんな暖かい拍手で見送ってくれました。 今年は桜が早いです。以前は出会いの季節の花でしたが、今は別れの時期に満開です。同じ花でも、入学式の頃に目にするのと、今日のような日に眺める桜では違って見えます。 *特別なことがなければ、次回は始業式のころからブログを再開します。