特別講座~保育園にて読み聞かせボランティア~・起業教育パネル
秋の雲、うろこ雲とひつじ雲の見分け方、分かります? 暑い暑いといっていたらあっという間に寒くなり、秋の風情を感じるときが短くなっている気がします。遠州流のお家元が、以前、「秋は月がきれいと誰かが教えてあげないと子供はそれに気づかない」とおっしゃっていたことを思い出しました。虫の音や空の色に秋の風情を感じとりたいです。 東京都主催「男女平等参画に関する特別講座」の募集をしています。小池知事は女性活躍支援に力を入れていて、山田進太郎D&I財団のイベントで生徒と都庁に行ったときもこのお話をなさっていました。めったにない機会なので、特に大学進学を控えた高等部は将来を考える上でも参加しておくと役に立つと思います。 中等部の生徒が、学校の近くにある保育園にて読み聞かせボランティアをさせていただく特別講座を行いましたので、担当の数学科・中川より報告します。 7月・8月に特別講座「保育体験」を実施しました。今回の講座は、 昨年度のCBLでお世話になった北品川ゆうゆうプラザのご紹介に より、絵本読み聞かせボランティア「はぴねす」「たんぽぽ」 の皆さまにご協力をいただき、 さくらさくみらい保育園北品川にて実施させていただいたものです 。 7月19日には、はぴねす・ たんぽぽの皆さまと品川図書館で絵本選びを行い、 読み聞かせのポイントをご指導いただきました。その後、7月22日・8月5日・6日の3日間にわたり、 各日2名ずつが保育園を訪問し、 実際に園児の皆さんと触れ合う体験をさせていただきました。 48名の応募の中から選ばれた6名はいずれも、 保育士志望など子どもと関わることが好きな生徒たちです。実際の保育の現場に立ち、子どもたちの笑顔にふれながらも、 保育士という仕事の大変さや責任の重さを実感したようです。 体験を終えた生徒たちからは、「 将来子どもとかかわる仕事がしたいとより一層思うようになった」 といった感想を聞くことができました。 一つのご縁から新たな学びの場が生まれ、 このような取り組みを実施できたことを大変嬉しく思います。今後も地域の皆さまとのつながりを大切にしながら、 生徒たちが社会と関わり、 学びを深めていける機会を大切にしてまいります。 *「起業家を育てる教育 ~次世代のイノベーターを育む教育戦略とは~」というパネルディスカッションに登壇しました。その様子が公開されましたので、お知らせします。 【Youtube】https://youtu.be/INmkwTCv7ys【X(Twitter)】https://x.com/GLOBISJP/status/ 1982004453491560630
いつか社会にお返しを・お知らせ
1年生が、校舎前の国道に植栽をしました。この歩道は国土交通省の管理下にあり、勝手に植物を植えたり抜いたりしてはいけないのですが、ご縁があってお話をいただき、こうしてときどき、協力させていただいています。 生徒たちも、少しでも近隣のお役に立てばという思いでやっていて、道行く方からありがとうと、声をかけていただくことが励みになっています。 品女生はこうして地域の方に見守られて100年この地で育ってきました。近隣には品川高女時代の卒業生もいて、後輩たちがマナーの悪いことをしていると、「おばちゃんは卒業生よ、見てるわよ~」と叱ってくれることも。 よく、前理事長が「生徒は未熟だからこそ学校に来ている」といっていました。周りの方にご迷惑をかけたりお世話になったりして育っていきます。その恩を、いつか社会にお返ししてくれることを日々願いながら学校運営をしています。創立者の口癖は「感恩報謝」でした。 社会に恩を返す人、そのキーワードが「チェンジエージェント」で、身近なところから変化を起こす起点となる人物を意味します。 10月11日の「国際ガールズ・デー」に合わせて、朝日新聞朝刊に本校OGが紹介されました。彼女の歩みは、女子校での学びから社会へと広がる「変革の力」を体現しており、まさに「チェンジエージェント」です。 *東京都から皆様に、ご意見募集のお願いです。 東京都も女性活躍に力を入れており、今年は、新校舎で共催イベントも行いました。以下、都が働く場における女性の活躍を一層推進するための条例の策定に向けまとめた案です。11月7日(金)までにご意見を是非と、ご連絡いただきました。 「女性の活躍に関する条例(仮称)の基本的な考え方」への御意見を募集 *第106回草月いけばな展「花は心」のお知らせ 日本文化の授業で華道をご担当いただいている州村有加先生が草月いけばな展(後期)に出展されます。 【 展覧会概要 】■ 会期 :2025年10月22日(水)~27日(月) 後期:10月25日(土)~27日(月) ※27日は16:30まで(17:00閉場)■ 開場時間 :10:30~19:00(19:30閉場) ■ 会場 :日本橋髙島屋S.C. 本館8階ホール ■ 入場料 :当日券1,200 円(税込)、前売券1,000 円(税込) ※中学生以下無料. *賢者の選択サクセッション再放送のお知らせ 2023年10月に放送された番組が再放送されるそうです。朝早い時間ですが、お時間のある方は是非! 賢者の選択サクセッション【第19回】品川女子学院の事業承継日時:11/15(土)6:30~7:00放送局:BS12 以前放送した際の予告編はこちらです。
2025年度 新しい白ばら祭
天候にも恵まれ、今年度の文化祭が開催されました。準備日2日間、文化祭2日間、片付け1日と、この5日間の校内は白ばら祭一色ですが、文化祭実行委員や起業体験プログラム、各クラスやクラブなど、この日に向けて1学期から地道に準備してきました。それぞれが成果を無事に発表できてよかったです。 今年は、コロナ禍を通り抜け、15年かかった改築工事が終わり、入場制限なし、新しい校舎で初めて行う文化祭でした。生徒にとっては、初めての体験、まさにゼロからイチを創り出す白ばら祭でした。 そして、今年は、この学校をゼロからイチで創ってからちょうど一世紀、100年目の節目でもありました。品女新世紀に「新しい白ばら祭」が誕生するというのも、狙ってできることでない不思議な縁を感じます。この奇跡の瞬間に立ち会ってくださった、ご家族の皆さん、お客様、ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。 一部ですが、紹介します。 文化祭実行委員がお客様をお出迎えしました 私も卒業生との対談企画に参加しました。 体育館企画 It's special show time! <1.2年生> <3.4.5年起業体験プログラム> <クラブ・委員会> *丸井グループのHPにて、一般財団法人「ソーシャル・ イントラプレナー育成財団」設立についてリリースされました。ニュースリリース|株式会社 丸井グループ MARUI GROUP CO., LTD. マルイさんには、生徒たちのプロジェクトがこれまでお世話になっています。社員の卒業生と協力した企画もありました。 本校の卒業生のデータで、組織内でゼロからイチを作るイントレプレナーが育っていることが明らかになっており、こちらの財団とも今後連携して、社会によい違いを創る「チェンジエージェント」を育てていきたいと思っています。 *オープンデーなどにも協力いただいている東京大学の柳川先生から、11月2日に東大安田講堂で行われる食の活性化フォーラムのご案内をいただきました。食関連のプロジェクトは毎年起業体験やCBLのテーマにもなっています。工学系に興味のある人が参加しても面白いイベントになるとのことです。有料ですが、中高生も申し込めます。
校外との連携が進んでいます
明日、明後日は文化祭です。昨日から、生徒たちは一生懸命準備をしています。 品女の特徴は校外との協業を積極的に行うこと。それが未来の社会につながっていきます。 外とのつながりという点で、先月は、校外の大人とのつながりの場に、地方の学校も招いくイベントを行いました。 担当の荻野より以下報告です。 SJ OPEN DAYは、複数の学校の生徒が参加し、自分が取り組んでいるプロジェクトについてプレゼンテーションやワークショップを行い、見学者からフィードバックをもらったり、ネットワーキングをするイベントです。 「他校の生徒や大人と繋がり、その交流を通じて学びや気づきを得てほしい」「自ら人と繋がる経験をすることで、能動的に道を切り開いていく力や意欲を育んでほしい」そんな願いから、昨年度より企画しました。 当日は、北は北海道、南は九州から、鹿児島実業高等学校、長野県松本県ヶ丘高等学校、本郷高等学校、文教大学付属中学校・高等学校、北海道ニセコ高等学校、宮崎県立五ヶ瀬中等教育学校、計6校が参加、企業や大学など様々な分野の大人、34名の方が参加してくださいました。本校からは23チームが発表、受付や誘導、司会など、イベントの運営も生徒が行いました。 イベントの冒頭では、「学生が学校外と連携することの意義」についてのパネルディスカッションを本郷高等学校高校3年生、北海道ニセコ高等学校高校1年生、本校高校2年生の生徒3名で行いました。生徒の口から語られるリアルな経験に参加者からは笑いや拍手が沸き起こり、会場が一体となりました。 そのあと、14の教室でプレゼンテーションやワークショップが行われ、参加者には興味のある発表を自由にご覧いただきました。発表後には質疑応答をしたり、アドバイスをいただいたりと、積極的に交流する様子が見られました。 全5タームでしたが、男子校、共学校、また、それぞれの地域ごと、10代の課題意識に根差した個性光る発表を互いに聞きインスパイアされていました。 懇親会では、大人の参加者から激励の言葉や今後の支援の提案をいただき、生徒たちにとって今後の活動のモチベーションに繋がる時間となりました。中には名刺をもって今後の相談をする子も。 今回の経験を糧に、楽しみながらプロジェクトを深め、その輪を広げ、それが社会をよりよくすることにつながっていけばと思います。 イベントにご参加いただいた皆様、ありがとうございました。 *部活でも外と積極的に交流をしています。 顧問の直井より報告です。 8月28日に、フラワーアレンジ部が西五反田第二保育園に訪問し、 園児のみなさんにフラワーアレンジを体験していただきました。 日頃の部活動では、 コーチからご指導いただきアレンジしている部員たちですが、 園児の皆さんの自由な発想に驚きながらも、 グループ毎に楽しくお話ししながら楽しんでアレンジを体験してい ただくことができたようです。 クラスを超えて、有志団体を作り、学年を超えて活動を継続するケースも増えています。 そのうちの一つ、「CLAIR.」が、国際青少年デーを記念して開催された「Girl Goals」セッションに参加しました。この機会は、本校にご支援をいただいているユニ・チャーム株式会社様とのご縁からお声掛けいただいたものです。 8月30日、「東京ウィメンズプラザ」にて「Girl Goalsストーリーセッション2025」が開催されました。本イベントは、国連が1999年に制定した「国際青少年デー(International Youth Day)」を記念し、UN Womenとプラン・インターナショナルが主催、ユニ・チャーム株式会社が共催して実現したものです。世界各地で共通する「教育」「月経」「暴力」「健康」など、思春期の女の子たちが直面する課題をテーマに、ユース世代が議論し、提言を発信する場となりました。 CLAIR.の生徒とOGメンバーがユニ・チャーム株式会社と共に「月経」セッションを担当し、中高生・大学生の参加者とともに課題について議論しました。生理や健康に関する話題を安心して共有できる場は、参加した生徒にとって大きな学びと変化をもたらしたと思われます。参加した生徒は、他校の中高生とも交流をして問題意識が共有できたので、より多くの中高生と連携していきたいと話していました。 詳細はこちら 明日からの文化祭も「社会の力を学校に活かす」「子供の力を社会に活かす」そんな場になると思います。
始業式『多くを与えられた者は多くを求められる』
昨日は、山田進太郎財団主催のイベント「女子の未来の可能性を考えよう!」が本校で行われました。当日の様子は財団よりレポートが公開予定とのことですので、後日紹介しますね。 本日は、始業式でした。 マイクロソフトのビルゲイツがグローバルヘルスに全財産30兆を寄付するというニュースが話題になりました。「子供の頃、親がボランティアする姿を見てていた。『多くを与えられた者は多くを求められる』と教えられた」と、インタビューに答えていました。 寄付はグローバルヘルスに。ITの前にまず子供が生きることが優先だからと。 この一年、品女の次の100年のミッションとして、日本の潜在力としての女性の活躍に光があたる社会に貢献しようと、校内外の協力を仰いでいます。その中で、『多くを与えられた者』であっても、時間とお金の使い方は人それぞれだなぁと実感しています。 日本に生まれ、首都圏の私学に通っている生徒たちは、恵まれています。それに気づいていない子もいます。視野を広げる様々な経験を提供し、自分にできることで社会にお返しをする人に育ってもらいたいと願っています。 今日は、そんな話をしました。 人の力を借りられる人、さらには天の力、運にも助けられる人には、二つの共通点があると感じます。それは、 1,感謝を忘れず、報告を欠かさない 2,独り占めせず、シェアする これは、組織も同じこと。本校であれば、100年分の人たちが関わってきたチームとしてこの二つを実践していく。 一人一人がいただいた縁や恩はこれまでの積み重ねの上にあることを知って、社会へ返していく。 それが、一つの学校を超え、次の百年、「平和の使い」としての女性の力に光があたる社会を作っていくのだと思います。 以下は表彰です。 <中等部表彰> 【ECC 部】PDA 全国中学校 即興型英語ディベート合宿・大会 2025Best POI Prize Best Debater Prize 第 4 回 Nushi CupBest Debater Prize 【ダンス部】 日本中学校ダンス部選手権(ダンススタジアム)東日本予選 全国大会出場全日本小中学生ダンスコンクール東日本大会 金賞・全国大会出場 【演劇部】東京私立中学校演劇発表会 優秀賞 【剣道部】昇段(全日本剣道連盟) 初段【バドミントン部】品川区中学校研修大会 女子シングル 第 3 位 <高等部表彰> 【ECC 部】PDA 全国高校即興型英語ディベート合宿・大会 2025Best Debater Prize Best POI PrizeBest POI Prize 第 75 回品川区社会を明るくする運動青少年特別表彰 文化部門 団体表彰青少年特別表彰 文化部門 個人表彰 【剣道部】昇段(全日本剣道連盟)初段 【個人】高校生模擬裁判選手権 東京大会 金賞(東京都代表)高校生模擬裁判選手権 関東大会 表彰後、2学期からの受け入れ留学生の紹介もありました。今回はドイツ、タイ、アメリカからの留学生です。それぞれ練習してきた日本語でのあいさつに加え、英語でも挨拶してくれました。高校1年生のクラスに所属しますので、皆さん、声をかけてくださいね。卒業後にはお互いの国を行き来するほどの仲になる先輩たちもたくさんいます。
第18回 高校生模擬裁判選手権・お知らせ
夏休み中も、生徒たちは講習、部活、そして様々なプロジェクトで動き回っています。 先日は、ダンスの大会で全国へ進み、主催者の方からご連絡いただきました。 第18回高校生模擬裁判選手権に参加した生徒から「お世話になった先生方に感謝の気持ちを伝えたい」と言うことで寄せられた報告文を紹介します。 以下。 この大会は、模擬裁判を通じて、・事実を的確に把握し、多角的な視点で考える力・事実に基づき論理的に意見を構成する力・意見をわかりやすく他者に伝える力を育成することを目的としています。 ■東京大会(予選) 弁護士会館にて開催され、18校が参加しました。金賞を受賞した2校のみが関東大会へと進むことができます。 ■関東大会(本戦) 大会は実際の東京地方裁判所の大法廷を使用し、被告人役や証人役を弁護士の方が務めるなど、本格的な裁判形式で行われました。各校が弁護側・検察側の両方を担当し、午前・午後に2試合の対戦します。 <報告> 事前には弁護士や検事の先生方とともに尋問や弁論を準備し、当日は裁判官・検事・弁護士・大学教授などを審査員に迎えて緊張感のある審査が行われました。午後の対戦に使用した「104号法廷」は、かつて麻原彰晃の初公判が行われた歴史ある法廷でもあり、特別な経験となりました。 <結果>6月7日 東京大会(予選) 本校は金賞を受賞し、東京都代表として関東大会へ進出しました。 8月2日 関東大会(本戦) 関東大会では、6年藤榮さんが活躍し、審査員特別賞をいただきました。 支援してくださった弁護士の中塚正記先生、川村勇太先生、服部幸太郎先生、検事の方、4名の先生方が、平日、休日問わず、相談に乗ってくださりました。それぞれの先生方の事務所にお邪魔させていただいたり、来校していただいたりして、検討を重ねました。また、支援検事が担当されている裁判もいくつか傍聴させていただき、検察庁にもお邪魔させていただくなど、滅多に経験できないことをたくさん経験させていただきました。毎週いずれかの先生の事務所に伺って検討しました。感謝の気持ちでいっぱいです。私たちが悔いなくこの大会を終えられたのは、支援してくださった弁護士の先生方と検事のおかげです。 今回の模擬裁判選手権を通じて、生徒たちは事実を見極め、論理を組み立て、他者に伝える力を大きく育むことができました。これは、現在2年生で行っているディベートの授業とも通ずるものです。大会の成果にとどまらず、今後の学びや人生に活かされていくことでしょう。 4人の弁護士・検事の先生方には日々のお仕事に加えてご指導を賜り、生徒たちにとってかけがえのない学びとなりました。生徒たちには、恵まれた環境で受けた御恩を社会にお返しする人に育ってほしいと思います。 2024年には、日本人として初めて国際刑事裁判所(ICC)の所長に赤根智子(あかね ともこ)氏が就任されました。戦争犯罪や人道に対する罪などを扱う国際裁判の場で、日本人が中心的役割を担っていることは、私たちにとって大きな励みとなります。模擬裁判で培った「事実を見極め、論理的に考え、わかりやすく伝える力」は、国内にとどまらず国際社会でも必要とされる力であることを改めて感じます。 ぜひ来年も、後輩たちには模擬裁判に挑戦し、さらなる成長を遂げてほしいと思います。 *私の所属している会議エンジン01で、9月5日(金)~7(日)まで、石川県・加賀温泉で様々なパネルディスカッションを行います。私は以下に参加します。以前、新潟で実施したとき、卒業生に声をかけられてびっくり!地方赴任中の保護者の方が参加してくださったこともあり、もし、ご都合がつく方がいらしたら是非。 9月6日(土)私以外のパネルメンバーをご紹介1時限 10:00~11:15 「AIで広告を作ろう!①講義編」久保明彦様/眞下伸友様2時限 11:45~13:00 「戦後80年、メディアが伝えない 日本の危機」秋尾沙戸子様/小山泰生様/森本 敏様4時限 15:45~17:00 「外国人の労働者とのより良い共生を考える」安田洋祐様 /ロドリグ マイヨール様/エナンディオ D.アンジャヤ様 詳細、申し込みは以下です。■ イベント公式HP(加賀市)https://kaga-city.jp/enjin01_k aga-onsen/program/program_6
チェンジ・エージェントプロジェクト始めます!
酷暑が続きます。ハワイ・・ではなく静岡の写真です。学校閉校期間が明けて、校内に生徒たちの明るい声が響いています。 終戦の日、100年続いた女子校の果たす役割について考えました。与謝野晶子が、「われら平和の使い」と詠った校歌を戦前から歌い続けてる私たちが今、できることは何かと。 そして、友人が送ってくれたこのコメントを読んで、やはり愛だなぁとしみじみ思いました。 原爆の日の広島湯崎知事のスピーチも心に響きました。 第二次大戦を決めた米国議会での賛成票388(男性)、反対票1(米初の女性議員)というエピソードは何度も紹介してきましたが、性差より個人差ではある前提で、統計的にも争いを好まない女性を「平和の使い」として、もっと数多く意思決定の場に送り出すこと、それが女子校としての役割とあらためて思いました。 品川女子学院は、創立100周年という節目を迎え、 これまで積み重ねてきた歩みの上に、 混沌とした世界の中ににあっても、よい違いを創るために勇気をもって一歩踏み出すことのできる人を育てるため「チェンジエージェント プロジェクト」を始めます。 社会をよりよく変えるために必要なのは、自ら考え、 他者と協働し、社会に働きかける力。生徒一人ひとりが「 誰かのために行動する」経験を重ねる中で、 自分の可能性と出会い、未来を切り拓いていきます。 このサイトでは、生徒たちの挑戦や、企業・ 地域との多彩な連携の様子をご紹介しています。社会に小さな変化を起こす、その最初の一歩がここにあります。 今後、チェンジ・エージェントプロジェクトを育てるため、 社会によい違いを創るイベントは積極的に共済していきます。先日ご案内した、8月31日の、品川女子学院・山田進太郎D&I財団共同イベント「女子の未来の可能性を考えよう」は、本校からの申し込み枠がいっぱいになりそうでしたので、今日、財団のご厚意で広げてもらいました。財団は国際的な教育カンファレンス「SXSW EDU 2026」 にエントリーしています。ジェンダーギャップ118位という悲しい現実の日本から世界に向け女性活躍につながる教育の発信ができることは意義あることなので、投票で応援よろしくお願いします。 投票期間:2025年8月5日(火)〜8月25日(月)16:00( 日本時間)(米国時間:8月5日〜8月24日) 投票はこちら パネルテーマ 詳細 さらに、 9月5日にはスタンフォード大学で実施されるこちらのイベントで もGirls Meet STEMの事例を紹介するそうです。 8月31日のイベントでパネルに登壇してくださる東京都の松本副知事から以下のご案内をいただきました。こちらも、是非。 “自分らしいキャリア”を考えるための講演・対談イベント (定員200名・参加無料)シーナ・アイエンガー氏登壇! キャリアや進路を考えるヒントを一緒に見つけましょう▼日時 令和7年8月25日(月) 16時30分~18時20分▼場所 Tokyo Innovation Base (有楽町)▼お申込みは以下です。https://hataraku-josei-event. metro.tokyo.lg.jp/
レゾナック半導体特別講座・お知らせ
暑い日が続きます。温度差の激しいところを移動するので私も夏風邪をひきました。そんな中、生徒たちは夏期講習に部活に文化祭の準備にと夏休みとはいえマルチタスクの日々を過ごしています。 先週の土曜には、CBLや起業体験、有志活動など生徒たちの社会課題解決のアクションをプレゼンし、企業や専門家の大人の方々とつなぐオープンデーを行いました。SBPからの交通費補助があったおかげで、本校以外の他校からも多くの参加があり、地域を超えてつながる場ともなりました。 写真など集まってきたら詳しくレポートしますね。 ニュースにもなったので、ご覧の方もいらっしゃると思いますが、半導体の特別講座の様子を、担当の理科の前田より報告します。 「化学が生みだす素材を学ぼう 〜レゾナック半導体特別講座〜」7/23(水)、半導体材料で有名な(株) レゾナックから多くの社員の方にお越しいただき、2〜4年の希望者を対象に特別講座を行いました。 まずは、半導体製造に関するカードゲーム。様々な過程を経て材料が完成することを学びました。 その後、「化学を仕事にする」ってどういうこと?という講義や、 実際の材料に関する講義もありました。 最後に、感光紙を用いて、1人1人がデザインしたしおりを制作。オリジナリティあふれるしおりが出来上がりました! 学校では多くの実験を行っていますが、 化学実験ではそのほとんどが試験管等を使った水溶液の実験。中学高校の実験からは、 日常生活で使われている多くの素材に今までの化学の研究が生かさ れていることを実感することができません。このような特別講座を通して、「 化学を学ぶことが暮らしを豊かにしている」 という感覚が少しでも養われたら嬉しいな、と思っています。 テレ朝NEWS 女子生徒に半導体“体験授業” 技術者不足の解消目指す テレ東BIZ 半導体人材が世界的不足 “理系女性”拡大へ出張授業 化学工業日報 レゾナック、女子中高生向け半導体実験教室を開催(会員限定記事) *本校理事の熊平美香さんから、「イラスト版システム思考 子どもの問題解決力が身につく24のワーク」をいただきました。図書室に入れましたので、お読みください。 *在校中も様々な社会課題解決のアクションを起こしていた卒業生が、日本代表団の一員として、国連女性の地位委員会に参加しました。その報告会のご案内です。 「ユースが拓く、ジェンダーの未来」 - CSW69報告会 - 1,国連女性の地位委員会(CSW69)」日本代表の大崎麻子さんより 日本代表団としての立場と役割日本の国際的な評価と抱える課題について 2, CSWに参加したユース6名の報告 【詳 細】:2025年8月7日(木)19:30〜21:00:オンライン(zoom):定員80名 ▼お申し込みはこちらからhttps://forms.gle/ gqhEtaRt1ijUSbjK7
終業式・お知らせ
本日は終業式でした。 *中等部表彰【ECC部】Asia Pacific Schools Debate Championships/15 and Under Category Quarter Finalist *高等部表彰【ECC部】Asia Pacific Schools Debate Championships/15 and Under Category Quarter Finalist/9th Best Speaker of Japan/8th Best Speaker of Japan/7th Best Speaker of Japan 【弓道部】昇段審査・・・初段認許、弐段認許 ◆先日、清泉女子大学地球市民学部と品川区共催の「地球市民セミナー」にて講演しました。その様子が以下で紹介されました。【イベント・レポート】地球市民セミナー:女性のエンパワーメントから考えるキャリア形成 ◆先日、本校の生徒が東京都と山田進太郎D&I財団が連携して実施する「Girls Meet STEM in TOKYO」のデモツアーに参加しました。 これは、理系分野(STEM=Science, Technology, Engineering, Mathematics)に興味をもつ女子中高生を応援する取り組みで、今年の夏には50社以上の企業が参加する大規模なオフィスツアーが予定されています。今回のデモツアーでは、GovTech東京という、東京都のデジタル政策を支える機関を訪問し、実際に働く女性たちの姿を間近に見ることができました。また、記者発表会には東京都副知事の松本明子さんや、小池百合子都知事も登壇され、生徒と直接意見を交わす時間も設けられました。「理系は男子のもの」という時代は、もう終わりにしなければなりません。実際、日本の女子中高生の理数系の学力は世界でもトップレベル。でも、理系の進路に進む女子はまだまだ少なく、社会に出てから理系分野で活躍する女性も、OECD加盟国の中で日本は最下位レベルだというのが現実です。その大きな原因のひとつが、「ロールモデルが身近にいないこと」、そして「女子は理系が苦手という思い込み」。私たちは、こうした固定観念を取り払う機会を生徒たちに届けたいと考えています。 品川女子学院では、社会とつながる学びを大切にしています。今回のように、現場に足を運び、自分の目で見て、感じて、考える機会は、進路を決めるうえで大きなヒントになります。 この夏に実施される本ツアーでは、都内在住・在学の女子中高生が、企業訪問や社員との座談会、ワークショップなどに無料で参加できるそうです。 =紹介記事=東京都と山田進太郎D&I財団が女子中高生対象のSTEM体験を提供──デモツアーには小池都知事も登場 ◆山田進太郎D&I財団との共催イベントを本校にて実施いたします。プレスリリース、 イベントページ共に配信されましたのでお知らせします。 品川女子学院・山田進太郎D&I財団共同イベント「女子の未来の可能性を考えよう」 *日時:2025年8月31日 10:00-12:00(9:30開場)*会場:品川女子学院 山田進太郎D&I財団ニュース欄PRTIMES ◆CBLの活動を継続しているチームが横浜のマルイの中のスペースをいただいて、自作の「 自分マニュアル」を来場してくださった皆様に体験していただくそうです。https://kokoroweek. minds1020lab.yokohama/ ■『Period museum-生理と社会の交差展-』主催:伊藤忠商事株式会社後援:厚生労働省開催期間:2025年3月8日(土)~7月27日(日)会場:ITOCHU SDGs STUDIO GALLERY(東京都港区北青山2-3-1 Itochu Garden B1F)料金:無料営業時間:11:00~18:00休館日:【定期】月曜日(※月曜日が休日の場合、翌営業日が休館)【臨時】臨時休業もありますので、ご来場の際にはInstagramにて最新の情報をご確認ください ◆労働の未来会議2025 「労働の未来会議2025」とは、 全国から集まった学生たちが、 未来の働き方について考えて、変えてゆく場です。8月19日(火)から4日間かけて、働き方改革を必要とする企業を改善する方法、 あるいは労働基準法の改定について考えるアイデアコンテストです。(オンライン) 詳細・申し込みはこちらをご確認ください。 【応募期間】 ・7月31日(木) *7月25日発売の日本経済新聞朝刊「交遊抄」に、 私が執筆した記事が掲載されました。本校もユニバーサルマナー研修でお世話になっている株式会社ミラ イロの垣内俊哉さんのことを書きました。多くの皆様にお読みいただけたら、嬉しいです。