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白ばら日記

品川区主催「エシカルカフェ」、美術の授業報告

今年度も校外の皆様にお世話になり、生徒は社会とつながる様々な経験をさせていただきました。その中からご紹介をしていきます。 担当の丸山より以下報告です。 二学期に品川区主催の「エシカルカフェ」が、本校の調理室を会場に開催されました。当日は、株式会社ソーイ様を講師にお招きし、普段は捨てられてしまうコーヒーかすを発酵させて作ったペーストを使用した、オリジナルラテ作りと試飲が行われました。さらに、同社のエシカルスイーツ(コーヒー豆を使用したガナッシュ)も振る舞われ、楽しみながら食品ロス削減につながるエシカルな取り組みを体感することができました。さらに、ラテを飲む際に使用したコップは、株式会社Circloop様の再利用可能なコップが使用され、「循環」を意識した取り組みについても学ぶ機会となりました。本校といたしましても、品川区の貴重なエシカル消費普及・啓発の取り組みに、会場提供という形で参画できたことを大変光栄に思っております。 ブラザー販売株式会社様と株式会社ストーリーアンドカンパニーコミュニティ事業NewMake 様から、中学2年生の美術の授業で使う材料をご提供いただきました。担当の塩崎より授業の報告がありましたのでご紹介します。 中学2年美術_2025年度2学期コラージュ報告.pdf (22.14MB)

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ヒマラヤザクラ・映画「女性の休日」

ヒマラヤザクラが、また咲きました。新校舎の前庭で、あの淡くやさしい花が、今年も静かに冬空に向かって開いています。 御殿山通りに植えられていたヒマラヤザクラは、春ではなく冬に花を咲かせるめずらしい桜として、長年、生徒や地域の皆さまに親しまれてきました。ネパールとの友好の象徴として届けられ、本校に根づいた、大切な一本です。 新校舎建設に伴い、やむを得ず撤去することになったとき、「残してほしい」という地域の方々の声を数多くいただきました。その思いに応えたいと、実を採取し、種から苗木を育てていました。 そして今年、その苗のひとつが無事に花を咲かせました。 場所は変わっても、命はつながっていく。まるで、本校の100年の歩みそのもののようだと感じています。 この北品川の地で、地域に支えられながら、世代を超えて受け継がれてきたものを、次の100年へと手渡していく。ヒマラヤザクラは、その象徴のような存在です。 まだ小さな木ですが、いつかまた皆さまの目を楽しませるほどに育ってくれることを願っています。 映画「女性の休日」が上映されています。 女性たちが一斉に仕事を休むという静かで挑戦的な行動が、 社会の意識を変えたドキュメンタリーです。本校は、 女性に参政権も職業選択の自由もなかった100年前に、「 女性が自立し、社会に貢献する未来を拓く」 ことを掲げて創立されました。この映画に登場する女性たちの姿は、まさに本校が育てる“ チェンジ・エージェント”の原点です。自らの可能性を信じ、 仲間と力を合わせて社会を動かす。その一歩が、 次の時代を拓く希望になります。3月4月も上映される映画館がありますので、おすすめします。 今年も、 お雛様を飾りました。 卒業生が後輩のために送ってくれた卒業記念品を大切に飾っていま す。

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特別講座「金融カードゲーム『みんなのマネプラ!』女性版開発プロジェクト」

先日の雪の日に取った校舎の庭の写真です。それがあっという間にここ数日、まるで春が来たような陽気です。   昨年からシリーズで行っていた特別講座「金融カードゲーム『みんなのマネプラ!』 女性版開発プロジェクト」についてのご報告です。 1月27日、5回シリーズの特別講座の最終回を実施しました。 その成果物は、大和アセットマネジメントのサスティナビリティ―レポートに掲載されています。 担当の窪田より以下報告です。 ※大和アセットマネジメント株式会社 公式ホームページより 1回目の講演会の後の4回の講座を経て、生徒が考案した4人の「 キャラの立った」 キャラクターを形にしていただいたものが製品化されていて感激し ました。そしてカードゲームを開催し、皆で大盛り上がりでした。 色々な特別講座がありますが、 最終的に具体的な成果が目に見える形になるとこの上ない達成感が あります。大和証券の担当の皆さまからは、 生徒たちの柔軟な発想に感心した、という声をいただきました。 こちらこそ生徒の自由な発想を汲んで製品化してくださって感謝し ています。

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入試を終えて

入学試験が終わりました。例年のブログでお伝えしていることを今年もシェアさせていただきます。 思い通りの結果になった人、そうでなかった人、思いは様々だと思います。私自身、入試前日に高熱を出し、第一志望の試験中に気を失って医務室に運ばれた経験があります。受験生の気持ち、ご家族の気持ちを思うと、入学試験を実施する身としても、大学受験へと生徒を送り出す身としても複雑な気持ちです。 しかし、40年、入学のその後を見てきて実感していることは、「縁あって進学する学校が、その子にとって一番いい学校」ということです。結果が思い通りにならなくて気持ちがすっきりしない方へ、これまで生徒の成長を見ていて教えられたことを3つシェアします。 1,未来から逆算する お子さんの長い人生から見れば中学受験は一つの通過点です。「そのとき思い通りにならなくてつらかったこと、こんなことに何の意味があるのだろうと思っていたこと、その一つ一つの点が、後で振り返ると繋がって意味のある線を描いていた」と、多くの卒業生が語っています。 2,愛情からしたことはすべて肯定する 中学受験は親主導の場合が多いと思います。ああすればよかったと後から思うこともあるかもしれません。しかし、自分のことで親が悩んでいるのは子どもにとってかえってつらいことです。中学生になれば、だんだんと自分のことは自分で決めて自立するようになっていきます。親が自分の問題と子どもの問題を分けて考えられるようになることが子どもの成長に繋がります。すべての行動の奥には価値観があります。親が子供のためにしたことの意味は、いつかきっとお子さんに伝わります。 3,得たものを見る お子さんが目標に向けて頑張ったその過程にこそ意味があるはずです。得た物を数えてみます。進学した学校に前向きな気持ちで通う子は必ず伸びます。この学校でよかったと思えるような学校生活をおくれるよう、ご家族みんなで応援してあげてください。   早咲きの桜と雪が一つの花のようで、 寒い冬の先にやってくる春を感じさせてくれます。

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中学入試を前に~チェックリスト~

2年生の活け花の授業では春らしい素材を扱っています。寒い日が続きますが、暖かい春が待ち遠しいですね。 入試が始まり、 受験生のみなさんもご家族も落ち着かない日々だと思います。お子さんをサポートする親御さんに少しでも気持ちの余裕を持っていただけるように、毎年、入試直前チェックリストをシェアさせていただいています。(著書『伸びる子の育て方』の巻末に掲載したものです)最終確認のヒントとして、安心の一助にしていただければ幸いです。 □ 持ち物は学校ごとにチェック表で確認。書類は取り違えないように学校ごとにファイルしておく。 □ 体調不良に備え、マスクの替え、鼻血対応のティッシュ、エチケット袋等も持っておく。 □ 着る物は着やすくて温度調節ができるものを。(保護者室が寒い場合もあるので、親御さんも備えて) □ 前日は消化のいい物を早めに食べて寝る。(寝られなくてもそれが普通。身体を休めるだけでも大丈夫) □ 移動時間はもう一度シミュレーション。土日はダイヤや到着ホームが違うことも。万が一に備えて他の路線があれば見ておく。 □ 受験校の電話番号は控えておく。もしものときはまず連絡を。 □ テストの後、結果は聞かない。結果で叱らない。(本人が一番感じています)ただ、理社の時事問題はその年の傾向があるのでチェックした方がいいことも。そのとき、ケアレスに気づいても、「次はどうしたらいい?うん。それなら次は大丈夫」とよいイメージに変えてあげて。ただし、それもあまり疲れているようなら終わったことには触れずに、リラックスさせることを優先に。 □ 一つ一つの入試結果が思い通りにならない日があっても、お子さんとは”終わった後の楽しいことをシミュレーション”「最終日は好きなものを食べようね」などと明るい絵が見えるように。 □ 学校によって過去問の傾向が違うときは、次の学校への切り替えを(句読点の数え方が違うことも。慌てて時間切れにならないようにどこからやるか時間配分のシミュレーションなどもしておく。満点は取らなくていい、合格点をとればいいので) □ 併願パターンに合わせて合格後の手続きまでを事前に一覧に。学校は期限には厳密。気が抜けてうっかり締め切りに間に合わないようなことがないように。 □ 受験番号は他人に言わない。受験校の同じ親しい友人との行動もどこまで一緒にするか事前に考えておく。(合否が別れたときが辛いので) □ 第二志望以降は数字をつけない。それぞれの学校のどこが好きかを話題にして楽しみに。 □ 不合格になった学校を否定しない。(あきらめたころ繰り上げがくる学校もありますし、手に入らなかったものを否定する概念をいれないように) □ 合格した学校に「あなたを認めてくれた」という言葉を使わない。(選んで受けてくれた受験生を認めていない学校はありません。合否は本人のとった点数の結果です。逆の場合に否定された気持ちになってしまいます) □ 万が一の場合を考え、親類縁者、人手を確保しておく。親が気持ちの余裕を持つため手の抜けるところは抜けるよう、自分でなくてもできること、他の人に手伝ってもらえることがあれば頼んでおく。(一段落してからでも大人同士のフォローはできます) □ 何かあっても親は慌てた顔をしないで深呼吸。お子さんが落ち着いて受験できることを最優先に。 □ 自分自身の精神状態を安定させるため、入試期間中の息抜きの時間や場所(お茶の時間、好きなスイーツ、部屋に飾る花、待っている間に読む楽しい本、愚痴を言える人等々)も確保しておく。(お母さんを子どもが慰める場面を何度も見ました) □ 兄弟姉妹のケアを疎かにしない。(「お姉ちゃんは受験だから仕方ない」が通用しない年齢もあります) □ 未来を犠牲にしない。(中学受験はとても大変で大きな出来事ですが、お子さんの長い人生から見たら前半の一通過点です。未来を見たとき受験より大切な価値観は見失わないように) □ 学校選びは人の評判の「良い悪い」より、自分に「合う合わない」が大事。複数の学校に合格して迷ったら、他人の評価や動く数字でなく価値観を優先して。最後は子ども自身に決めさせる。(入学後、思い通りにならないことは必ずあります。そのとき、乗り越えられる子は自分で選んできた子です。自己決定がお子さんを成長させます。) 早咲きの桜です 受験期間中、お父さん、お母さんの一番の仕事は、「笑顔でいること」です。 40数年、この世界にいてしみじみ思うことは3つです。 「受験のその後の人生は長い」 「入学することになった学校がその子にとって一番いい学校」 「結果がどうあれ、受験勉強の過程で得た財産は消えない」 試験が終わったら、どうか笑顔で、これまで頑張ったお子さんとご自分自身をねぎらってあげてください。受験生の皆さんが、落ち着いてこれまで努力した実力を発揮できるよう祈っています。

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20歳を祝う会、活け花の授業、CAINZ特別講座

品川区の二十歳の集いでは、吹奏楽部がマーチングを披露し、フラワーアレンジメント部が舞台のお花を設営しました。     午後からは、校内で卒業生の「20歳を祝う会」を実施しました。 この学年は、A棟の完成を待たずに卒業したので、大切な節目の会を初めて新校舎の講堂で行うことができ本当によかったです。 70人近い親御さんもいらして、教職員へ寄せ書きをいただきました。 旧職員も駆けつけて、懐かしく、あたたかい雰囲気の中お祝いができました。前理事長が品川ファミリーという言葉をよく使っていましたが、それを実感するひと時でした。   中学2年生では日本文化を学んでいます。1月は活け花の授業を行っています。 デモンストレーションで華道家の先生に活けていただいた作品を校内に飾らせていただきました。 CAINZ様のご厚意で実施していただいている特別講座の様子を、担当の社会科・中山より報告です。 今回の特別講座は、実際の商品を通してSNSマーケティングの基本を学び、その手法を模索するというものでした。  11月には実際にCAINZ様の店舗に伺い、商品陳列に関する説明を受けたり興味のある商品を探したりしなが ら、商品の良さを伝えるためにはどうすればよいかを考えました。 その後は実際にCAINZ様の運営されている「くらシェア」というSNSに商品のレビューを投稿させていただき、その内容や結果を生徒同士で吟味しながら、どうすれば商品の魅力をよりうまく伝えることができるかを考え、検証していきました。 全体を通して、CAINZ様の方から、生徒の出すアイデアや視点にお褒めの言葉をいただくことが多く、生徒がもつ独創的なアイデアや彼女たちなりの視点が存分に生かさ れた講座になったと感じました。また、実際の店舗や商品を通じてマーケティングを考えることができたた め、生徒たちもより現実的な視点で思考を深めることができ、とても良い経験になったと考えております。

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品女新世紀の幕開け

初日の出です。本校の新世紀101年めの幕開けです。 始業式では、12月19日のブログで紹介した昭和38年の白薔薇新聞の「瑣事」をテーマに以下のような話をしました。 芥川龍之介は「侏儒の言葉」の中で「瑣事」と題して次のように述べている。 「人生を幸福にするためには、日常の瑣事を愛さなければならぬ……しかし瑣事を愛するものは瑣事のために苦しまなければならぬ。」 皆さんも、親御さんや先輩から言われる細かい注意で、いちいちうるさいな~、そんな小さなことどうでもいいんじゃない?と思うようなこともあるのではないか。食事はよく噛む、 顔を合わせたら挨拶をする、人の話は顔を見て聞くとか。長く生きていると、その意味が見えてくることがある。 例えばゴミ。 冬休みに以前から好きで興味を持っている企業が運営する長崎のスタジアムシティーを見学した。案内をしてくれた役員の女性は、この運営会社が今の6分の1くらいの社員数の時、合同会社説明で説明者の目が一番輝いていたという理由で就職したが、人が何倍になっても、創業当時から大事にしてきた「ゴミを拾う、挨拶をする」といった行動の意味を一人一人が考えて自ら動くことで心がつながっているそうだ。 また、大相撲の秋場所優勝の大の里の稽古を見に行ったとき、師匠に、強い力士の特徴は?と聞いたら「土俵のゴミを拾える力士」と。対戦相手のちょっとした変化にも気づく、練習の場を大切にする感覚が必要だからと。 駅伝優勝の青山学院、どうやって強くなっていったか?と聞いたら食堂のスリッパを揃えるところから始めたと。チームが強くなるためには、食事管理をしてくれる人など様々な人の世話になる。自分の行動が次の人にどう影響するか、次工程を思いやる想像力が必要。 ディズニーランドではゴミ拾いを徹底する、カンガルーのトラックは車体磨きをすることで、事故率が下がる。ニューヨークの割れ窓理論しかり。 小さなことを大切に続けることは大きな手間がかかる。小さなことは大きなことにつながっていく。 これまでの100年を支えてくれた人たちが大切にしてきた、小さな、取るに足らない、一見些細に見える、「瑣事」の意味を考えながら、みんなと一緒に新世紀の学校を作っていきたい。 *美術科の塩崎より、教科イチ押し見学会の報告がありましたので紹介します。 品川女子学院 教科イチ押し見学会 森美術館.pdf (941.02KB) 始業式の表彰です。 <中等部表彰> 【ECC部】第15回全国中学生英語ディベート大会Best Defense SpeakerExcellent Debater Prize 【作画部】 日本骨髄バンク 理事長感謝状 <高等部表彰> 【ECC 部】 第20 回全国高校生英語ディベート大会 ベストサポーター賞  Make Friends Special Award  【CBL】 「はじめようフェアトレード〜その"買い物"が社会を変える〜」「動物の命を繋ぐために〜保護動物との向き合い方〜」 【作画部】 日本骨髄バンク 理事長感謝状  【チェンバーオーケストラ部・吹奏楽部】第32回 全国高等学校選抜オーケストラフェスタ

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今年もあとわずか

今年、創立 100年の節目にご縁を感じることがありました。それは、西園寺公望展でのことです。 本邦初公開の第二教育勅語草案( フランスに10年留学し、自由主義思想やフランス文化に触れ、国際協調の基盤を作った公が、教育勅語が排外的ナショナリズムに利用されていることを憂慮して 作ったもの。実際には公開されず)が展示されると聞き、見に行きました。 そこには女子教育を盛んにして、女性の地位を高めることの必要性が説かれていました。他の資料にも女性が立憲政治に関心を持つことの必要性が書かれて いました。 創立者漆雅子は西園寺公が関わった日本女子大に通っており、また、その父の漆昌巌は立憲政友会に所属していて、西園寺公が内閣を成立させた原敬と親しかったので、公と面識はあるに違いなく、本校の創立の理念にはこの影響もあったのかなぁと思いを巡らせました。 写真は、学校から見える御殿山。原敬の邸宅があったそのすぐ裏の庭園です。御殿山は今も北品川の紅葉と桜の名所です。 漆昌巌は、原敬から、長寿の祝いの会の幹事を頼まれたとき、「お祝い事は一時、その費用を教育に使えばその効果は未来に続く」というようなことを言って、地域の公教育に使ってしまったという逸話が残っています。 旧校舎3号館ベランダの白ばら 一学年、一学年、この学校の灯をつないでくれた卒業生の集う行事は、100年の歴史を感じる日でもあります。 年明けには、20歳を祝う卒業生の会も行われます。工事期間を過ごした子たちですので、新しい校舎で晴れやかなひと時を過ごしてほしいと思っています。 11月8日には、28歳ホームカミングデーが開催されました。28projectの集大成として開催する卒業後10年目のイベントです。 卒業生に伝えたいことはすべて『働き女子が輝くために28歳までに身につけたいこと』に込めましたが、その年その年の思い出があります。この子たちはコロナ禍で様々な制約があり、その困難を乗り越える工夫をしていた学年です。 ひとつ前のブログで昭和の白ばら新聞を紹介しましたが、100年の間には本当にいろいろなことがありました。(もちろん、聞いた話もありますが)これまで2万人をこえる卒業生を送り出してきましたが、まだまだ、女性活躍の土台作りのため、私たちが果たさなければならない役割は大きいと再認識する一年でした。 二学期終業式の部活表彰です。学習、行事、部活、そして起業体験やCBLなどの課題解決活動、そして個人の研究と品女生はマルチタスクで大忙しです。 今年もあとわずか。皆様が、穏やかな新年を迎えられますように。 <中等部表彰> 【ECC 部】・第 15 回全国中学生英語ディベート大会Best Defense SpeakerExcellent Debater Prize 【軽音楽部】・パワードリーム MUSIC FESTA 2025夢さん橋 大賞 【書道部】・第 41 回高円宮杯日本武道館書写書道大展覧会特選金賞銀賞銅賞 ・第 24 回岐阜女子大学全国書道展優秀賞秀作賞努力賞 ・第 23 回和洋女子大学競書大会金賞銀賞 <高等部表彰> 【ECC 部】・第 5 回高校生英語ディベート南関東ブロック大会Excellent Debater Prize  ・第 28 回東京都高校生英語ディベートコンテスト個人1位 ・第 28 回東京都高校生英語ディベートコンテスト 1位  ・The 7th Inter-prefectual Tournament Make Friends Cup 6位【書道部】・第 41 回高円宮杯日本武道館書写書道大展覧会大会奨励賞 特選金賞  ・第 24 回岐阜女子大学全国書道展奨励賞 優秀賞 秀作賞 努力賞  ・第 38 回東京都高等学校文化連盟書道展奨励賞 【バレーボール部】・東京都学校体育連盟主催 令和7年度新人選手権予選大会2位  【弓道部】・全日本弓道連盟昇段審査初段 

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白ばら新聞

しばらく更新を控えておりましたブログを本日より再開します。皆様にご心配をおかけし申し訳ありませんでした。これからも生徒第一、スピード重視、オープンな姿勢を大切に、学校運営をしてまいります。 ここに、昭和38年1月19日発行の『白ばら新聞』があります。当時の校長だった漆光の「増改築をおえて」を要約してご紹介します。 ・・・考えてみれば中々楽な道ではなかった。5年前に第1期校舎の落成式が行われた際、本校が幸にも戦火を免れたために却って他校に比して校舎整備の点で立ち遅れた点を指摘された方があったが、私もそう感じていた。しかし、本校はこれで良かったと思う。外容の美観は遅れても、数育の場として内容の充実が優先するからである。今誇りをもっていえることは100年の大計を考えながら、同時に現在の生徒の学習に著しく犠牲を強いなかった点である。つまり目標を高く掲げながら現実に目をそらすことは極力避けるように心がけて来たことである。  こうした本校にとっては大事業といえることを、とにもかくにもやり通すことは多くの人々の援助なしでは到底出来るものではない。実は自分の力のみで成し得たと信じていることでも、子細に考えていくと多くの人の援助の御陰がなかったら到底果し得なかったであろうことが解るものだ。理想は高く大きな夢を持つことは結構である。しかし私は目前の現実に対しては如何にさ細なことでも勇気をもって誠実に処理していくことがさらに肝要であると思うのである。人に迷惑をかけつづけながら成功した人もあるかも知れない。しかし私はそのような人を高く評価しない。一見してとるにたらぬように見える日常茶飯事でも私達は大切に誠実に取扱うべきである。  芥川龍之介はその著「侏儒の言葉」の中で「瑣事」と題して次のように述べている。「人生を幸福にするためには、日常の瑣事を愛さなければならぬ……しかし瑣事を愛するものは瑣事のために苦しまなければならぬ」     私達の日常生活を幸福にするためには誠に日々の瑣事を大切にしなければならない。たとえば日々の夕の食卓、これはもはや重大なこととはいえない。しかし、私達の生活を豊かなうるおいのあるものとするためにはこれ程大きな意義を持つものも少ない。同時に、このような日常茶飯の出来事も常に楽しいものとするためには、私達の平生の心がけが如何に大きく関係してくるかは誰しも肯定せざるを得ないであろう。  本校の教育方針に「円満な社会常識の養成」ということが述べてある。常識のある人は人に迷惑をかけない。誰にもこれは自明の理である。しかし常識は常に一定の場所に停滞してはならない。私達は年と共にさらに高度の常識を具えなければならない。故に私達は絶えざる勉強が要請されるのである。かつてあなた方に話したことであるが、文豪森鴎外が「人間生まれながらの顔を持って死ぬのは恥だ。」といったのもつまりは同じことをいっているのではなかろうか。  素晴らしい校舎が出来て私はうれしい。あなた方も同じく喜んでいることであろう。しかし問題はこれからだ。理想はあくまで高く、しかし目前の現実はさ細なことでも大切に、誠実に処理して、そして一歩一歩私達は自己を高めていくように努めなければならない。  このように私は考え、そして本校の生徒諸君は、過去において卒業生諸君がそうであったように、一人残らず良識をもって、そのような方向に邁進されることを切に期待してやまない。   私が子供の頃、今の校舎の土地の中には何軒もの民家がありました。祖父は私の手を引き、一軒一軒訪ねては、土地を譲ってほしいとお願いして回りました。創立100年となった今年、15年の建築期間を経て竣工した校舎を見上げ、あの時、なぜ祖父が私を連れて歩いたのか、わかるような気がします。 私の使命は、みんなの力で100年守ってきた学校を次の100年へと繋いでいくことだと思っています。

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