PRODUCED BY 品川女子学院
高等部校長

それぞれの前向き

昨日も総合学習を見てきました。年度の最初ということもあるのでしょうが、みんな前向きで良い雰囲気です。

4年生は、起業体験の取締役を決めているクラスが多かったですが、中にはすでにスライドを使ってプレゼンテーションをしているクラスも。取締役を決める投票の直前の決意表明では、「これまで文化祭ではあまり良い思い出はないけれど、このまま卒業したくないので今回はマネージャーとして頑張ろうと思います。」というようなことを言った生徒がいました。まだ高校1年です。これまで何があったのかは知りませんが、心機一転再挑戦しようという姿勢がうかがえました。

5年生はCBL(意味は中等部校長日記参照)の活動でした。まず個人のリフレクション・シートを作成し、グループ活動の中でのこれまでの自分の役割や得意分野、そして逆に苦手だと思われる分野を洗い出していきました。この作業をしているとき、どのクラスも真剣です。これから班に分かれて活動していくことになりますが、まず自分を知ることは重要です。そして、何かをグループや組織で成し遂げていこうとするときの道筋を体験することは、今後大学生、社会人になったときに必ず有利に働いてきます。品女では特に役職を持たなかった生徒が、大学生になると自然とチームの推進役になっていることがあります。自分でやらなくても、周りが行っている姿、手順を覚えているのでそうなりやすいのです。今やっている過程を、少しずつ意識しながら進めていって下さい。

6年生は先週に続いて着付けの練習。具体的な内容は秘密です。少しだけ見てきた踊りの写真も曲名も載せません。今年は保護者の方に見ていただくことができないので、ヒントぐらいはとも思いましたが、DVDや写真を楽しみにしてください。本当に忙しそうですが、必死な表情の中にも、1つのものを作り上げている充実感を感じます。リーダーを中心に1週間でここまで仕上げたのは凄いです。昨年の6年生にも、この忙しさと必死さと充実感を味合わせてあげたかったなと思いながら、華やかな衣装で踊っている姿を見させてもらいました。こんなに忙しいのも火曜日まで、頑張れ6年生。

写真部生徒撮影。今年は花が早いようで、1年生の教室、演習室前に少しずつ咲き始めました。昨年は誰にも見てもらえなかったバラ、ここで見られるのも来年までです。

2021.4.22 [高等部校長]