PRODUCED BY 品川女子学院
白ばら日記

日本文化の授業を行う理由

「秋は月が綺麗、と誰かが教えてあげないと子供はそれに気づかない」本校で茶道を教えていただいている遠州流のお家元がおっしゃった言葉が心に残っています。

初夏だったら何でしょうか?

日本には四季があり、自然を愛でる文化がある。それに気づくことで日々目に入るものが変わり、暮らし方も変化する。世界の中で働く未来、自分の生まれ育った国の文化をほこりを持って語れる人になってほしい。

生徒の将来が少しでも豊かになるように、そんなきっかけをと思い、本校では日本文化の授業を実施しています。

1年生は小笠原流ご宗家の礼法講演、2年生は着物の文化の講演を聴くことになっています。

テキストには『女の子が幸せになる授業』(小学館)を使っています。これは、茶道のお家元、礼法のご宗家をはじめ、ご指導くださる方々と私の対談も盛り込んだ貴重な一冊です。大人にとっても今更聞けないマナーや文化的背景を知るものになるはずです。ご家族も是非、手に取っていただければと思います。

これは昨年度の茶道の授業の様子です。コロナ禍で実習が難しくなる中、感染対策の工夫をして、なんとか生徒の学びを止めないように続けています。

◆第1回
・挨拶の仕方
・畳の歩き方
・床の間の拝見の仕方
・お茶の飲み方

◆第2回
・和菓子について
・第1回で学んだことの実践
 生徒の楽しみにしているお菓子は和三盆糖

◆第3回
・箸の扱い方
・第1回で学んだことの実践
 この日のお菓子はうさぎ饅頭

◆第4回
・まず自国の文化を知るべき
 →「日本」という国を誇りを持って語れること
・型・所作の奥には人を思いやる心がある
・茶道を通して、心のあり方を学んでいる 
・第1回で学んだことの実践

 最終日のお菓子は、学校の花、薔薇の練り切り

*東京大学からお知らせ
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