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高等部校長

本当に反省してる?(28歳ホームカミングデー/64期生)

先週の土曜日もホームカミングデー。今回は1年遅れの64期生です。私が担任をしていた世代の卒業生ですので、ほぼ全員を知っています。例によって理事長から順番に話しをしていきますが、やはり苦楽をともにしてきた学年主任の話しは盛り上がります。特に中等部時代の学年主任は苦労した思い出ばかりを語っていましたが、卒業生の方は怒られたことも懐かしそうに笑っていました。

今回はテレビの番組制作会社の方が取材に来ており、多くのスタッフがカメラを回していましたが、品女の生徒はこういうことに慣れているのと、自分たちの昔話に夢中になっていてあまり気にする様子はありませんでした。今後どのような番組になるのかはわかりませんが、放送される頃にまたお伝えします。

全体会の後は、6年時のクラス単位でホームルームでした。私はA組の担任でしたので、そこで1人ずつ近況の報告と品女の思い出などを語ってもらいました。卒業後約10年経っていてマスクをしているとはいえ、私は全員の顔と名前がわかりましたし、喋るとなお一層当時の記憶が甦ります。受験学年でしたので、よく面談をして泣いたり笑ったりした顔を見ていました。

最後は全クラスが廊下に出て、写真撮影とマスクをしての校歌の斉唱。いよいよそこで終わりかなと思ったのですが、校歌の後には「キセキ」を歌いはじめました。この曲は、合唱祭終了後に、勝手にほぼ学年全員が舞台に上がって歌っていまい、後の学年集会で強く反省を促した記憶があります。しかしこれを最後に選ぶとは、この人たちはあまり反省をしていないようです。

第1体育館の全体会では、教員の挨拶に続いて64期生に関するクイズがありました。この会は元生徒会役員が仕切ってくれていたのですが、特にこの企画では問題の数や難易度がうまく調整されていて、全員で楽しい時間を共有しました。卒業生が連れてきた子供たちは何だかよくわからないはずですが、とりあえず手を挙げてくれています。

2022.11.21 [高等部校長]