第18回 高校生模擬裁判選手権・お知らせ
夏休み中も、生徒たちは講習、部活、そして様々なプロジェクトで動き回っています。
先日は、ダンスの大会で全国へ進み、主催者の方からご連絡いただきました。
第18回高校生模擬裁判選手権に参加した生徒から「お世話になった皆様に感謝の気持ちを伝えたい」と言うことで寄せられた報告文を紹介します。
以下。
この大会は、模擬裁判を通じて、
・事実を的確に把握し、多角的な視点で考える力
・事実に基づき論理的に意見を構成する力
・意見をわかりやすく他者に伝える力
を育成することを目的としています。
■東京大会(予選)
東京地方裁判所にて開催され、18校が参加しました。金賞を受賞した2校のみが関東大会へと進むことができます。
■関東大会(本戦)
大会は実際の法廷を使用し、被告人役や証人役を弁護士の方が務めるなど、本格的な裁判形式で行われました。各校が弁護側・検察側の両方を担当し、午前・午後に2試合の対戦します。
<報告>
事前には弁護士や検事の先生方とともに尋問や弁論を準備し、当日は裁判官・検事・弁護士・大学教授などを審査員に迎えて緊張感のある審査が行われました。午後の対戦に使用した「104号法廷」は、かつて麻原彰晃の初公判が行われた歴史ある法廷でもあり、特別な経験となりました。
<結果>
6月7日 東京大会(予選)
本校は金賞を受賞し、東京都代表として関東大会へ進出しました。
8月2日 関東大会(本戦)
関東大会では、6年藤榮さんが活躍し、審査員特別賞をいただきました。
支援してくださった弁護士の中塚正記先生、川村勇太先生、服部幸太郎先生、検事の方、4名の先生方が、平日、休日問わず、相談に乗ってくださりました。それぞれの先生方の事務所にお邪魔させていただいたり、来校していただいたりして、検討を重ねました。また、支援検事が担当されている裁判もいくつか傍聴させていただき、検察庁にもお邪魔させていただくなど、滅多に経験できないことをたくさん経験させていただきました。
毎週どこかしらの先生の事務所に伺って検討しました。感謝の気持ちでいっぱいです。私たちが悔いなくこの大会を終えられたのは、支援してくださった弁護士の先生方と検事のおかげです。
今回の模擬裁判選手権を通じて、生徒たちは事実を見極め、論理を組み立て、他者に伝える力を大きく育むことができました。これは、現在2年生で行っているディベートの授業とも通ずるものです。大会の成果にとどまらず、今後の学びや人生に活かされていくことでしょう。
4人の弁護士・検事の先生方には日々のお仕事に加えてご指導を賜り、生徒たちにとってかけがえのない学びとなりました。生徒たちには、恵まれた環境で受けた御恩を社会にお返しする人に育ってほしいと思います。
2024年には、日本人として初めて国際刑事裁判所(ICC)の所長に赤根智子(あかね ともこ)氏が就任されました。戦争犯罪や人道に対する罪などを扱う国際裁判の場で、日本人が中心的役割を担っていることは、私たちにとって大きな励みとなります。
模擬裁判で培った「事実を見極め、論理的に考え、わかりやすく伝える力」は、国内にとどまらず国際社会でも必要とされる力であることを改めて感じます。
ぜひ来年も、後輩たちには模擬裁判に挑戦し、さらなる成長を遂げてほしいと思います。
*私の所属している会議エンジン01で、9月5日(金)~7(日)まで、石川県・加賀温泉で様々なパネルディスカッションを行います。
私は以下に参加します。以前、新潟で実施したとき、卒業生に声をかけられてびっくり!地方赴任中の保護者のが参加してくださったこともあり、もし、ご都合がつく方がいらしたら是非。
9月6日(土)私以外のパネルメンバーをご紹介
1時限 10:00~11:15 「AIで広告を作ろう!①講義編」久保明彦様/眞下伸友様
2時限 11:45~13:00 「戦後80年、メディアが伝えない 日本の危機」秋尾沙戸子様/小山泰生様/森本 敏様
4時限 15:45~17:00 「外国人の労働者とのより良い共生を考える」安田洋祐様 /ロドリグ マイヨール様/エナンディオ D.アンジャヤ様
詳細、申し込みは以下です。
■ イベント公式HP(加賀市)
https://kaga-city.jp/enjin01_k aga-onsen/program/program_6