緊張と温かさと賑わいと
品川女子学院の土曜日は、いつも様々な活動で活気に満ちています。今日も朝から夕方まで、生徒たちの学びと卒業生の温かい絆を感じる一日となりました。
午前中は、4年生によるCBL(Challenge Based Learning)の最終発表に顔を出しました。今日のクラスはどの班も本当に身近な問題点が出発点となっており、その解決策にも生徒たちならではのユニークな視点が光っていました。少し緊張しながらの発表で、テーマの展開が非常に上手くいった班もあれば、少し苦戦している班も。しかし、このCBLで培う力は、今後、大学や社会人になってから関わるであろうプロジェクトの確かな礎となります。
そして午後からは、6年生保護者の皆様を対象とした進学説明会へ。この学年は、コロナ禍という特別な時期に入学してきた生徒たちです。今日の会が本校での最後の大きな保護者の集まりとなりました。会場に入った途端、保護者の皆様の間に流れるとても温かい雰囲気に包まれ、大変話しやすい時間でした。いよいよ受験本番、納得できる進路が切り開けることを祈るばかりです。
その帰りに校舎の廊下を歩いていると、コーヒーの良い香りがします。そういえば昨日、廊下に普段はあまり見かけない看板が出ていたのを思い出しました。生徒が運営する特別講座の一環のカフェです。時間に余裕があれば立ち寄ってみたかったのですが、今日は叶いませんでした。生徒たちの「やってみたい」という気持ちが形になる、そんな校内の風景もまた品女らしさです。

そして今日のハイライトは、28歳ホームカミングデーです。私が一つ上の世代の学年主任だった卒業生たちが、大人になった姿で帰ってきました。当時の担任団も駆けつけ、会場は再会を喜ぶ楽しそうな声で溢れていました。雰囲気はずいぶん大人の女性ですが、一度話し始めると、まるで在校中そのままの明るさです。各クラスでのホームルームも大いに盛り上がっていたようです。
CBLに説明会、そしてホームカミングデーと、多くの人の笑顔と成長に触れられた1日でした。