PRODUCED BY 品川女子学院
白ばら日記

品女新世紀の幕開け

初日の出です。本校の新世紀101年めの幕開けです。

始業式では、12月19日のブログで紹介した昭和38年の白薔薇新聞の「瑣事」をテーマに以下のような話をしました。

芥川龍之介は「侏儒の言葉」の中で「瑣事」と題して次のように述べている。

「人生を幸福にするためには、日常の瑣事を愛さなければならぬ……しかし瑣事を愛するものは瑣事のために苦しまなければならぬ。」

皆さんも、親御さんや先輩から言われる細かい注意で、いちいちうるさいな~、そんな小さなことどうでもいいんじゃない?と思うようなこともあるのではないか。食事はよく噛む、 顔を合わせたら挨拶をする、人の話は顔を見て聞くとか。長く生きていると、その意味が見えてくることがある。

例えばゴミ。

冬休みに以前から好きで興味を持っている企業が運営する長崎のスタジアムシティーを見学した。案内をしてくれた役員の女性は、この運営会社が今の6分の1くらいの社員数の時、合同会社説明で説明者の目が一番輝いていたという理由で就職したが、人が何倍になっても、創業当時から大事にしてきた「ゴミを拾う、挨拶をする」といった行動の意味を一人一人が考えて自ら動くことで心がつながっているそうだ。

また、大相撲の秋場所優勝の大の里の稽古を見に行ったとき、師匠に、強い力士の特徴は?と聞いたら「土俵のゴミを拾える力士」と。対戦相手のちょっとした変化にも気づく、練習の場を大切にする感覚が必要だからと。

駅伝優勝の青山学院、どうやって強くなっていったか?と聞いたら食堂のスリッパを揃えるところから始めたと。チームが強くなるためには、食事管理をしてくれる人など様々な人の世話になる。自分の行動が次の人にどう影響するか、次工程を思いやる想像力が必要。

ディズニーランドではゴミ拾いを徹底する、カンガルーのトラックは車体磨きをすることで、事故率が下がる。ニューヨークの割れ窓理論しかり。

小さなことを大切に続けることは大きな手間がかかる。小さなことは大きなことにつながっていく。

これまでの100年を支えてくれた人たちが大切にしてきた、小さな、取るに足らない、一見些細に見える、「瑣事」の意味を考えながら、みんなと一緒に新世紀の学校を作っていきたい。


*美術科の塩崎より、教科イチ押し見学会の報告がありましたので紹介します。

始業式の表彰です。

<中等部表彰>

【ECC部】
第15回全国中学生英語ディベート大会
Best Defense Speaker
Excellent Debater Prize

【作画部】 日本骨髄バンク 理事長感謝状

<高等部表彰>

【ECC 部】
第20 回全国高校生英語ディベート大会
ベストサポーター賞 
Make Friends Special Award 

【CBL】
「はじめようフェアトレード〜その"買い物"が社会を変える〜」
「動物の命を繋ぐために〜保護動物との向き合い方〜」

【作画部】
日本骨髄バンク 理事長感謝状 

【チェンバーオーケストラ部・吹奏楽部】
第32回 全国高等学校選抜オーケストラフェスタ