PRODUCED BY 品川女子学院
高等部校長

生徒の語る未来

毎年この時期は5年生全員と校長室で面談をしています。受験学年を迎える前に、1年後の進路とそこから続く(比較的近めの)未来の展望を直接聞いておきたいという目的です。多くの生徒が「今のところは」と前置きしながらもしっかり考えを伝えてくれます。大学入学以降に多少なりとも変化があるとは思いますが、今、生き生きとビジョンを語ってくれている生徒が、卒業後どのような道を辿っていくのかが本当に楽しみです。 そしてそんな卒業生が社会人になり、母校の生徒の役に立ちたいと特別講座を実施してくれることが増えてきました。今週月曜日にはある信託銀行に就職した生徒が、銀行ならではツールや情報を駆使して金融に関するワークショップを行ってくれました。教室が満席になるほどの人気で、本校教員と綿密な準備をして(生徒会役員でしたので在校中からこういうことに慣れていたと思います)家庭科の金融教育と重複しないよう実践的な内容で実施してくれました。写真は、在校中の起業体験で企画・販売した商品を紹介しているところ。このプログラムなども経験し、経済学部へ進み、金融業界へ就職した卒業生ですから、比較的まっすぐな道を進んでいるように見えますが、高校2年の頃はどのように語っていたのでしょう?もしかすると全く違う未来だったかもしれません。

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白ばら日記

中学入試を前に~チェックリスト~

よーく見ると、桜が一輪、寒空に頑張って咲いています。みんなの夢の花が開きますようにと思わず写真を撮りました。 入試が始まり、 受験生のみなさんもご家族も落ち着かない日々だと思います。お子さんをサポートする親御さんに少しでも気持ちの余裕を持っていただけるように、毎年、入試直前チェックリストをシェアさせていただいています。(著書『伸びる子の育て方』の巻末に掲載したものです)最終確認のヒントとして、安心の一助にしていただければ幸いです。 □ 持ち物は学校ごとにチェック表で確認。書類は取り違えないように学校ごとにファイルしておく。 □ 体調不良に備え、マスクの替え、鼻血対応のティッシュ、エチケット袋等も持っておく。 □ 着る物は着やすくて温度調節ができるものを。(保護者室が寒い場合もあるので、親御さんも備えて) □ 前日は消化のいい物を早めに食べて寝る。(寝られなくてもそれが普通。身体を休めるだけでも大丈夫) □ 移動時間はもう一度シミュレーション。土日はダイヤや到着ホームが違うことも。万が一に備えて他の路線があれば見ておく。 □ 受験校の電話番号は控えておく。もしものときはまず連絡を。 □ テストの後、結果は聞かない。結果で叱らない。(本人が一番感じています)ただ、理社の時事問題はその年の傾向があるのでチェックした方がいいことも。そのとき、ケアレスに気づいても、「次はどうしたらいい?うん。それなら次は大丈夫」とよいイメージに変えてあげて。ただし、それもあまり疲れているようなら終わったことには触れずに、リラックスさせることを優先に。 □ 一つ一つの入試結果が思い通りにならない日があっても、お子さんとは”終わった後の楽しいことをシミュレーション”「最終日は好きなものを食べようね」などと明るい絵が見えるように。 □ 学校によって過去問の傾向が違うときは、次の学校への切り替えを(句読点の数え方が違うことも。慌てて時間切れにならないようにどこからやるか時間配分のシミュレーションなどもしておく。満点は取らなくていい、合格点をとればいいので) □ 併願パターンに合わせて合格後の手続きまでを事前に一覧に。学校は期限には厳密。気が抜けてうっかり締め切りに間に合わないようなことがないように。 □ 受験番号は他人に言わない。受験校の同じ親しい友人との行動もどこまで一緒にするか事前に考えておく。(合否が別れたときが辛いので) □ 第二志望以降は数字をつけない。それぞれの学校のどこが好きかを話題にして楽しみに。 □ 不合格になった学校を否定しない。(あきらめたころ繰り上げがくる学校もありますし、手に入らなかったものを否定する概念をいれないように) □ 合格した学校に「あなたを認めてくれた」という言葉を使わない。(選んで受けてくれた受験生を認めていない学校はありません。合否は本人のとった点数の結果です。逆の場合に否定された気持ちになってしまいます) □ 万が一の場合を考え、親類縁者、人手を確保しておく。親が気持ちの余裕を持つため手の抜けるところは抜けるよう、自分でなくてもできること、他の人に手伝ってもらえることがあれば頼んでおく。(一段落してからでも大人同士のフォローはできます) □ 何かあっても親は慌てた顔をしないで深呼吸。お子さんが落ち着いて受験できることを最優先に。 □ 自分自身の精神状態を安定させるため、入試期間中の息抜きの時間や場所(お茶の時間、好きなスイーツ、部屋に飾る花、待っている間に読む楽しい本、愚痴を言える人等々)も確保しておく。(お母さんを子どもが慰める場面を何度も見ました) □ 兄弟姉妹のケアを疎かにしない。(「お姉ちゃんは受験だから仕方ない」が通用しない年齢もあります) □ 未来を犠牲にしない。(中学受験はとても大変で大きな出来事ですが、お子さんの長い人生から見たら前半の一通過点です。未来を見たとき受験より大切な価値観は見失わないように) □ 学校選びは人の評判の「良い悪い」より、自分に「合う合わない」が大事。複数の学校に合格して迷ったら、他人の評価や動く数字でなく価値観を優先して。最後は子ども自身に決めさせる。(入学後、思い通りにならないことは必ずあります。そのとき、乗り越えられる子は自分で選んできた子です。自己決定がお子さんを成長させます。)受験期間中、お父さん、お母さんの一番の仕事は、「笑顔でいること」です。 40数年、この世界にいてしみじみ思うことは3つです。 「受験のその後の人生は長い」 「入学することになった学校がその子にとって一番いい学校」 「結果がどうあれ、受験勉強の過程で得た財産は消えない」 試験が終わったら、どうか笑顔で、これまで頑張ったお子さんとご自分自身をねぎらってあげてください。受験生の皆さんが、落ち着いてこれまで努力した実力を発揮できるよう祈っています。

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図書室日記

図書委員会広報班より

図書委員会広報班生徒による本の紹介です。   『木曜日にはココアを』  青山美智子:著/宝島社 川沿いの桜並木が終わるあたりにある、オーナーからお店を任された青年がひとりで切り盛りする小さなカフェ。 そこには決まった曜日に決まった席に座りホットココアを注文する女性客。 お店や彼女、そして、シドニーへと繋がっていく_____。 人知れず頑張っている人たちを応援する、一杯のココアから始まる読むと心が温まる12色の物語が綴られています。 ぜひ読んでみてください! 図書委員会広報班2年

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中等部校長

1年生スピーチコンテスト(20250129)

1位になった方のスピーチは、聴衆をよく意識した、朗らかなもので、素晴らしかったと思います。 全体に、和やかな雰囲気でした。 (終了後、スピーカー全員で記念撮影)

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中等部校長

生け花2回目(20250128)

今日から生徒の皆さんも実際にお花に触れます。 花と向き合って、その花の一番綺麗なところを見つけてください、と先生はおっしゃいます。 生徒の皆さんがじっと花を見つめている様子を見るのは、いいものですね。 (それぞれに花と向き合う人々の図)  

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図書室日記

図書室のなかまたち

図書室の仲間たちをご紹介します。 以前は毎日、生徒たちを癒やしていました。 感染症の流行により感染対策で一度しまっていたのですが、この度またお目見えしました。 こんなところに大きな犬が!うめ吉です。 うさこ、本を読んでいるの? こんなところでかくれんぼかな? 寝そべって気持ちがいい~。 引越で空いた空間で一休み 引越し前に図書室が賑やかになっています。 図書室 名小路

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高等部校長

暖かい国へ

昨日、オーストラリアへ留学する生徒たちが冬出発組の先陣を切って旅立っていきました。今朝現地に着いて、そろそろホストファミリーと初めての夕食をとっている頃でしょうか。 空港にはご家族や友だちが見送りに来ているので楽しそうですが、話してみるとやはり不安を口にする生徒もいます。私からは、留学の最初は「帰りたい」と思う期間があるかもしれないが、あっという間に「帰りたくない」に180度変わるので安心して下さいと伝えました。これから3か月、どんな経験をして戻ってくるでしょう。今から帰国後の感想を聞くのが楽しみでなりません。 ご家族、友人を含めて全員で記念撮影。厚着をしていない3人が留学する生徒です。

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中等部校長

夜景(20250127)

トップページが入試対応版になりましたが、通常通り地味に更新を続けております。 生徒下校後、窓から外を見ましたら、そこここと綺麗にライトアップされているのに気づきました。 原美術館の跡地に、大きな建物ができたようです。

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中等部校長

PTA役員会(20250125)

6つの学年のクラス委員の保護者の皆様が、総勢百数十名お集まりくださいました。 1年間、いろいろなイベントで活躍してくださいました。 あとまだ2ヶ月ありますが、ありがとうございました。感謝申し上げます。

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